白馬ジャンプ競技場は、1998年に開催された第18回冬季オリンピック長野大会のジャンプとノルディック複合ジャンプの競技会場として使われた施設です。日本で唯一ノーマルヒル、ラージヒル用のジャンプ台が2つ並んでいるジャンプ競技場で、今でも数多くのジャンパーが練習をしたり、国際大会などの各種大会の会場になっています。オールシーズンスキージャンプが可能な競技場で、競技予定日以外はリフトに乗ってスタート地点に設けられた観覧ステージから選手と同じ目線が体感できます!6月頃からはサマージャンプの練習が始まり、選手の練習風景を見学することもできます!
●長野県白馬ジャンプ競技場
住所/長野県北安曇郡白馬村八方
●リフト往復料金/大人460円、小中学生280円
●駐車場/130台
ジャンプ台の上に行くにはまずリフトに乗り、2本のジャンプ台の真ん中に立つスタートタワーという建物に向かいます。リフト乗り場にはジャンプ台に使われている芝や、スタート地点と同じ傾斜に座る体験ができる展示もあり、スキージャンプを身近に感じることができます。その他、リフト乗場の前には選手が実際に使用したスキーとウェアが展示してあり、実際にスキーを履くこともできるので記念撮影するのにオススメです!
リフトは片道4分で84mをのぼって行きます。結構な傾斜を一気にのぼるのでドキドキしますが、上に行くにつれ町や山の風景が見渡せてワクワクもしてきます。乗ってすぐ左側にラージヒルの最長飛距離記録の目印板(137m)が見えてくるのでここにも注目です。この記録は長野オリンピック ラージヒル団体戦で、原田雅彦選手と岡部孝信選手が記録したものです。
オリンピック100個目の金メダルにちなんでゴールド色のリフトも運行しています。乗れたらいい事があるかもしれません!
リフトを降りると目の前にスタートタワーが見えてきます。スタートタワーは4階建てですが高さは約60mあり、15階建てビルとほぼ同じくらいの高さです!各階へはエレベーターや階段で行く事ができます。エレベーターは見学の方以外にも選手の方々もスタート地点まで行くのに利用するので、スキー板を立てて入れられるようにとても天井が高い設計になっているところにも注目です。
4階からラージヒルスタート地点、2階からノーマルヒルスタート地点へ行く事ができます。4階の窓からは白馬の展望が楽しめます。長野オリンピックのジャンプ競技のパネルや長野オリンピック金メダリスト4選手の足形レリーフなども展示してあり、当時の様子を色々知る事ができ楽しめます。
また、足腰が丈夫な方は階段を使って行ってみましょう。壁面には長野オリンピックとパラリンピックの色々な種類のポスターが展示されており、こんなにも多くの種類があったのかと驚かされます。
いよいよ各階のスタートタワーからラージヒル、ノーマルヒルの観覧ステージへ行きましょう!観覧ステージへはスタートタワーから続く渡り廊下と階段を通って向かうのですが、この廊下や階段の足下は網目のメッシュ状になっている場所もあり、そこから下の様子がすけて見えるようになっています。高所恐怖症の方は足下を見すぎないようにご注意です!ノーマルヒルは全長318m、ラージヒルは全長385m。ラージヒルの観覧ステージの高さは約140mで、東京タワーの大展望台の1階(145m)と同じぐらいだそうです!
観覧ステージに行って実際に上からジャンプ台を見てみると、よくここから滑り出すことができるなあ。。。とジャンプ台の角度と高さに驚かされ、選手の方々のすごさを実感することができます!観覧ステージからは白馬村や戸隠などの山が見渡せ、町並はジオラマのように小さく見え、ジャンプ台だけでなく展望台としても楽しめます。私が観覧ステージに見学に行ったとき、丁度選手の方が滑りだして行くところを見ることができました!上からジャンプを見る機会はなかなかないのですごく良い経験になりました!リフトの下にはその日の練習をしている選手の名前の掲示もされているのでそこにも注目です。
ジャンプ台を見た後の帰りのリフトでは、乗車中にジャンプ体験ができる仕掛けがあります!足下に注目しながら乗ってみてぜひ体感してみてください。ジャンプ台の周りには聖火台や100個目の金メダル獲得を記念したモニュメントもあるので、見学の最後にぜひ立ち寄ってみてください。
ジャンプ台の見学、普段では感じられない高さや眺望をぜひ楽しんでみてください!
今回訪れたのは夏の時期ですが、紅葉の時期や冬の時期に行ってみるとまた全然違った景色が楽しめます。一度来たことのある方も違う時期にまた訪れてみるのもいいかもしれませんね。
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(2025/1/22更新)
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