クライミング参拝でつかめ良縁!小豆島の秘寺「奥之院 笠ヶ瀧」

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クライミング参拝でつかめ良縁!小豆島の秘寺「奥之院 笠ヶ瀧」

クライミング参拝でつかめ良縁!小豆島の秘寺「奥之院 笠ヶ瀧」

更新日:2018/10/18 17:46

林 ぶんこのプロフィール写真 林 ぶんこ 四国の山道探検家、0850ライダー

香川県の小豆島にある「奥之院 笠ヶ瀧」は厳しい霊場が多い島の中でも、特に難所の山岳寺院として知られています。断崖絶壁にある本殿へは、鎖伝いに急勾配の岩場を登り、暗い洞窟の中をくぐり抜けて行かなければなりません。

しかし厳しい試練の後にたどり着けるお寺だからこそ、いただけるご利益は大。良縁結びなど願いが叶うと評判の銀の願掛指輪を求めて、近頃は若い女性も訪れる人気スポットとなっています。

断崖絶壁に建てられた山岳寺院「奥之院 笠ヶ瀧」

断崖絶壁に建てられた山岳寺院「奥之院 笠ヶ瀧」

写真:林 ぶんこ

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香川県の小豆島の土庄町にある、小豆島霊場第72番礼所 瀧湖寺(りょうこうじ)「奥之院 笠ヶ瀧(おくのいんかさがたき)」は、難所が多いとされる小豆島の霊場の中でも一番の難所の山岳寺院と言われています。

写真奥に見える、噴火でできた高さ313mの集塊山(しゅうかいざん)の断崖絶壁の山の中にあり、角田光代さんの小説「八日目の蝉」に登場したお寺としても知られています。

断崖絶壁に建てられた山岳寺院「奥之院 笠ヶ瀧」

写真:林 ぶんこ

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だいたい今から100年ほど前に建立されたのではないかといわれている「奥之院 笠ヶ瀧」。詳細が不明なのは、昭和49年に本坊の瀧湖寺が全焼する火事が発生し、その時に笠ヶ瀧に関する資料が全て焼失てしまったためです。

行者が修行を行う場所「奥之院」

行者が修行を行う場所「奥之院」

写真:林 ぶんこ

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笠ヶ瀧寺と呼ばれていますが、正式名称は小豆島霊場第72番礼所 瀧湖寺「奥之院 笠ヶ瀧」。弘法大師、空海が開創した小豆島霊場のうちのひとつ、瀧湖寺の奥之院という位置付けでした。奥之院とは修行をする行場のこと。つまり元々は、行者が修行をつむ場所だったところです。

精神、体の鍛錬を行う行の場「奥之院」。だから、こんなに急傾斜で足場が悪く、鎖場と呼ばれる鎖を伝って登って行かなければならないほどの難しい登りのある霊場となっているんですね。

かなり険しい参道なので、安全のため参拝時間は、日の高いうちの8:00〜14:00までの6時間と決められています。

行者が修行を行う場所「奥之院」

写真:林 ぶんこ

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お参りの仕方は、まず参道入り口にあるこの金色の鐘を鳴らして、山頂のご本尊、不動明王に「今からお参りさせていただきます。よろしくお願い致します!」とご挨拶をしてから登ります。

行者が修行を行う場所「奥之院」

写真:林 ぶんこ

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写真のように鎖を使わずに、ボルダリングっぽく登れば、かなり難しいコースになります。が、普通はそんな無駄なことはせずに、鎖を使い足場を確保して登ります。そうすれば、実はそれほど難しい登りではありません。

聞くところによると、今までにお参りされた方の最高年齢は96歳。90代でお参りされる方は毎年10人くらいはいらっしゃって、小豆島霊場巡りのお遍路さんの平均年齢は80歳前後の方が多いのだそう。

「60歳前のお若い方が弱音をあげている場合ではないのです」とはご住職。ご住職もスタッフの方も毎日、この参道を登り降りして通勤されています。

※スニーカーやジーンズなど、動きやすい服装で登りましょう。

行者を守るご本尊は不動明王

行者を守るご本尊は不動明王

写真:林 ぶんこ

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元々は行者の安全を護るためにお祀りされていた不動明王が、そのまま笠ヶ瀧寺のご本尊となっています。参拝者の安全を護ってくださいますので、必ずご挨拶をいたしましょう。

行者を守るご本尊は不動明王

写真:林 ぶんこ

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2つの鎖場の間にいるのは優しい表情の子育て地蔵さま。

道はここだけ!牛もへばる急勾配

道はここだけ!牛もへばる急勾配

写真:林 ぶんこ

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子育て地蔵を過ぎるといよいよ後半部分、いろはうたの「よ」から始まる2つ目の鎖場が現れます。他の道を探そうにも本殿につながる道はここだけ。重機も入ることが出来ない急勾配のため、笠が瀧の建設は全て人力。石や瓦など、境内にあるもの全ては人力で運びこまれています。

しかし、勾配は相変わらずキツくても、中央には鉄で出来た頑丈な支えがあるので、こちらも実は見た目ほど登るのは大変ではありません。

ちなみに、山頂にそびえ立つ仏塔の大石は、牛に手伝わせて麓から運んだとのこと。ですが、あまりに登りがキツすぎて途中で牛が動かなくなってしまったんだとか。

道はここだけ!牛もへばる急勾配

写真:林 ぶんこ

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そして第2の鎖場をすぎると、極楽橋と呼ばれる橋を渡り、本殿につながる洞窟に出る岩山周りとなります。

本殿の屋根が見えるこの岩山は、行者が厳しい荒行を行っていた本格的な行場。一般の人は立ち入ることが出来ない垂直登山のそのコースには、四国88ヶ所霊場にお祀りされている各ご本尊の石仏たちが設置されています。

道はここだけ!牛もへばる急勾配

写真:林 ぶんこ

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ここからが本殿に通じる洞窟の入り口。この洞窟の左には、具合の悪いところをさすればそこを治していただける、ありがたい「なで仏」さま、中央に「幸せくぐり」または「縁結びのくぐり岩」と呼ばれる、六角形の木枠が入ったくぐり岩があります。

このくぐり岩は産道の意味があり、ここをくぐり抜けることで「滅罪招善(めつざいしょうぜん)」のご利益があるとされ、幸せになる、よいご縁に結ばれると、笠ヶ瀧一番の人気スポットになっています

そして「幸せくぐり」を過ぎれば、いよいよ笠ヶ瀧本殿へ。本殿からは瀬戸内の海を一望できる素晴らしい眺めを楽しめますが、残念ながら撮影不可のため、ここから先の写真はありません。

ご利益大と評判の願掛指輪

ご利益大と評判の願掛指輪

写真:林 ぶんこ

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本殿にたどり着いたら、絶対にゲットして帰りたいのが後利益大との評判高い銀の指輪。
はめる指によってあらゆる願いが叶うといわれている、大人気の願掛指輪です。

ご利益大と評判の願掛指輪

写真:林 ぶんこ

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指輪の種類は、特に縁結びにご利益があるとされる純銀製と洋銀製の2種類。サイズも各号揃っています。

右手の親指にはめれば不眠や心の安静に効果があり、人差し指は学業や進歩栄達、中指は忍耐を得る、薬指は厄除け、小指は健康運のご利益があるといわれています。左手の親指は入学・入社運、人差し指は勝負運、中指は良縁(恋愛縁だけでなく仕事縁、対人縁などあらゆる縁)、薬指は商売運、小指は開運を得ることができるのだそう。

「純銀の指輪を左手中指にはめて帰る女性が一番多くて、ご祈祷をされていく方も結構いらっしゃいますよ」とご住職。なお、願いが叶えば指輪は返しに来ることになっています。本堂の外陣にはお役目を果たした指輪が山と積まれていましたので、ご利益をいただけること、期待が持てますね。

※「奥之院 笠ケ瀧」は神聖な寺院であり霊場です。祈りを捧げる厳粛な場所であるということを忘れずにマナーを守ってお参りしましょう。

小豆島霊場第72番礼所 瀧湖寺「奥之院 笠ヶ瀧」の基本情報

住所:香川県小豆郡土庄町笠滝乙56
電話番号:0879-62-1017   
入山時間:8:00〜14:00
アクセス:土庄港より車で約20分。オリーブバス福田線・小馬越下車徒歩約40分

2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/11/05 訪問

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