かつて「阿波(あわ)」と呼ばれた徳島県は、食べものの「粟」が語源ともいわれ今も昔も変わらず食の宝庫。海から水揚げされる魚介類、川魚、ジビエ、豊富にとれる柑橘類など数えきれず、本気で美味しいものを食べるなら徳島県は最高の場所。
そんな徳島県の庶民派グルメと言えば“徳島ラーメン”で知られる地元の中華そば。茶色いスープ、豚バラ肉や生卵のトッピングで知られていますが、実は「茶系」「黄系」「白系」の3系統あり、どれもスープの味は濃く、やや甘みがあるのが特徴です。
写真:旅人間
地図を見る黄系の徳島ラーメンの代表格「支那そば 三八 黒崎店」は、開店するとスグに満席になる地元の人気店。大きな窓からは明かりが入り、清潔感ある店内は広くテーブル席も余裕をもって座れるので実に快適です。従業員さんの接客もテキパキしていて気持ちの良く、地元民が太鼓判を押す名店の一つなのです。
写真:旅人間
地図を見る支那そば 三八と言えば、店名にもなっている「支那そば」が圧倒的人気です。トロリとした黄金スープにストレートの細麺。まろやかな口当たりは小さな子供から年配の方まで男女問わず親しまれ、徳島県に4店舗あります。
そんな「支那そば 三八」の鳴門市にある黒崎店では、この店オリジナル限定のメニューが実に独創的。それは伝統工芸のラーメン鉢で食べるという、今までにない新感覚な徳島ラーメン。特に女性に好評で「こんなラーメン初めて」と言う人が続出中なのです。
提供元:有限会社 三八
http://www.e-sampa.net/徳島県の吉野川流域は藍染の染料となる藍の産地として知られ、江戸時代には日本最大の藍作産地となりました。その深く鮮やかな色合いは「JAPAN BLUE」として現在は世界に知られています。この藍染の染液を作る際、藍染の世界では「藍を建てる」と呼ばれる土中で発酵させる重要な工程があり、その時に使用するのが藍甕です。
そんな藍甕の形をイメージしたラーメン鉢を徳島県の伝統工芸「大谷焼」で特注し、徳島県のすだちを贅沢に使用した究極のご当地ラーメン!それが新感覚な徳島ラーメンと呼ばれる「藍甕(あいがめ)ラーメン」です。支那そば 三八 黒崎店限定の一品。
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地図を見る大谷焼は1780年から現在に続く歴史を持ち、水甕や藍甕と言った大甕で時代を歩んで来ました。この大甕を作る際、作業台の下に助手が寝ころびロクロを回す姿は有名で、これを焼き上げる登り窯は日本一の大きさと評されています。
そんな徳島県を代表する大谷焼の藍甕を再現した器、そして試行錯誤を経て、徹底的に徳島の味にこだわったのが、生産量全国1位を誇る徳島産のすだちです。従来の豚骨鶏ガラを使用したトロリとしたコクのある黄金スープにすだち果汁を加え、更に輪切りのすだちを浮かべる徹底ぶり。案の定、藍甕ラーメンが到着すると、サッパリした香りが立ち上がります。
写真:旅人間
地図を見る輪切りのすだちだけでなく、スープにもすだち果汁の入った「藍甕ラーメン」は、とにかく一口目が衝撃的。食べた瞬間に、すだちの味がストレートにドン!とやって来る。アツアツのスープにすだちの味は思わず「何コレ?」と呟いてしまう美味しさ。
見た目は小さく見える藍甕の器は意外と大きく、細麺で1.5玉入り。トロリとした黄金スープが特徴の三八の支那そばに徳島産すだちを贅沢なほど加えたことで、濃厚でもサッパリとした味が斬新です。徳島に来たら一度は食べておきたい究極の徳島ラーメンと言えるでしょう。
写真:旅人間
地図を見る住所:徳島県鳴門市撫養町黒崎松島157
電話番号:088-685-7680
営業時間:11:00〜22:00(金・土・日・祝は23:30まで)
定休日:火曜、毎月1回月曜
2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/18更新)
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