写真:松田 朝子
地図を見るドイツの南部にあるバイエルン州は、ドイツ16州の中でも最大の広さを持つ州です。そしてマイン川流域のフランケン地方はフランケンワインの生産地。中でもぶどうの栽培で有名なレーデルゼーは、メルヘンチックな建物が並ぶ可愛い町です。
写真:松田 朝子
地図を見るワイナリー巡りの人たちが多く立ち寄るレストランでは、四季折々の料理がテーブルを賑わせます。秋の季節限定なのは、プフィファーリンゲ(あんず茸)を用いたメニューです。
写真:松田 朝子
地図を見る秋のドイツには、日本の松茸のような季節限定のキノコがあります。それがあんず茸、プフィファーリンゲです。例えて言うなら、舞茸のヒラヒラを纏ったシメジ、といった感じでしょうか。コリコリとした食感が楽しめ、クリームベースの料理に使われることが多いようです。写真はわかりづらいですが、プフィファーリンゲのクリームスープです。
写真:松田 朝子
地図を見るレーデルゼーからマイン川に沿って車で約30分、フリッケンハウゼンは、フランケン地方でも最古のワイン町。中世からの建物が並び、童話の世界に紛れ込んだような錯覚さえ感じます。
写真:松田 朝子
地図を見るそんな中、いかにもドイツ!な木組みの建物のレストラン、Ehrbarは、2018年のミシュランガイドにも紹介されている店です。外観もさることながら、店内のインテリアも歴史を感じさせられます。そして次々と出てくるのは、どこかで食べたことのあるような、家庭料理にも似た伝統料理の数々。
写真:松田 朝子
地図を見るまずは、ドーンと骨つきの肉。アイスバインを焼いたみたいなヴィジュアルなのが、このシュヴァイネハクセ。豚スネ肉を骨つきのまま焼いてあり、パリパリの表面と、ジューシーな内側の両方を楽しめます。
写真:松田 朝子
地図を見る餃子というより、皮がパスタ素材なのでラビオリに近いこの料理は、修道院で生まれたマウルタッシェン。肉を食べてはいけない時に、どうしても肉が食べたくなった修道僧がパスタの中にひき肉を隠して作ったのが始まりと言います。水餃子のようにつるんとしていて、写真のようなクリーム系のスープはもちろん、クリアなコンソメのものや、刻んだ野菜も一緒に入っているものなど、いろいろあります。
写真:松田 朝子
地図を見るクヌーデルは肉料理の付け合わせに出てくる、ジャガイモ団子。芋っぽさがなくモチモチの食感で、主食にもなりそうです。これ単体では味は薄いので、肉にかかったソースを絡めて食べます。
写真:松田 朝子
地図を見るわっ、またしても巨大な肉の塊が来た!と叫びたくなるのがルーラーデン。でもこれは、ピクルスや玉ねぎなどを、薄切りの仔牛肉で巻いたもの。中身が野菜とわかっていても、このボリュームには圧倒されてしまいます。
写真:松田 朝子
地図を見るザクセン・アンハルト州にあるKLOSTER PFORTAは、12世紀に修道院から始まったワイナリー。どこまでも続くぶどう畑を眺めながら、レストランのテラス席でいただくランチも格別です。
写真:松田 朝子
地図を見る屋外ではお腹がホッと温まるシチュー料理も嬉しいもの。スープの中にひき肉や野菜がぎっしり入っているグヤーシュは、見かけより食べ応えがあります。パスタ類が入っているものもあり、スープといえども、これだけで軽いランチになりそうです。
写真:松田 朝子
地図を見る薄くパリパリに焼かれたクラストにサワークリームやチーズが塗られているフラムクーヘンは、ピザのようにも見えますが、食感は軽め。「フラム」とは炎という意味です。トッピングも色々あって、ハムやトマトなどが乗ったものはおつまみに、ナッツやドライフィグなどが乗ったものはスイーツにもなります。ワイン片手に、何切れでも食べられてしまいそうです。
ダイニングシーンへの関心が高まっている昨今のドイツでは、若手のシェフたちが伝統料理を現代風にアレンジしたりと、新しい流れが生まれつつあります。それに従って、食事にマッチするワインも次々と生まれています。ドイツ旅行の際は、定番のソーセージにビール以外にも、これらのドイツグルメとワインのマリアージュを、じっくり味わうことをおすすめします。
取材協力:ドイツ観光局
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(2024/3/19更新)
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