写真:いしい ひい
地図を見る歴史の授業でもおなじみの「1776年アメリカ独立」は、ペンシルベニア州フィラデルフィアで宣言されました。当時は北米で最大の都市であり、18世紀末には首都としての役割も果たし、まさにアメリカ史を語る上で外せない街なのです。
歴史探訪の始まりは、インディペンダンス・ビジターセンター(Independence Visitor Center)から!観光客に常に最新情報を提供している館内には、米国独立の歴史が簡潔に紹介されているコーナーがあり、観光スポットをまとめたビデオ上映も随時行われていて、旅行前の予習にぴったり。お土産屋さん、カフェ、そしてお手洗いなどの設備も充実しています。
そして、独立記念館(Independence Hall)の時間指定の入場券(無料)をもらえるのも、このビジターセンターです。
独立記念館は、北米13植民地の代表者が集まって大陸会議を開き、米国独立宣言と憲法の両方が議論され署名された場所。その歴史的価値から世界遺産にも登録されています。まさに米国誕生の地であり、フィラデルフィアに来たら是非訪れたい場所です。
写真:いしい ひい
地図を見る独立記念館の向かいにあるガラス張りの建物の中には、自由の鐘(Liberty Bell)が安置されています。
かつて独立宣言が朗読されたとき、そして戦いの始まりを知らせるときに打ち鳴らされた歴史的な鐘。大きなひびが入ったため現在は鳴り響くことはありませんが、独立と自由のシンボルとして、アメリカ国民にこよなく愛されているのです。
<ビジターセンターの基本情報>
住所:2599 Market St, Philadelphia, PA 19106
電話番号:+1-800-537-7676
営業時間:8:30〜18:00
写真:いしい ひい
地図を見るフィラデルフィアは、見応えある美術館や博物館が集まった街でもあります。
印象派のコレクションが素晴らしいバーンズ・ファウンデーション、「考える人」の彫刻で有名なロダン・ミュージアム、さらに科学と技術をテーマに子供にも大人気のフランクリン・インスティチュートなど、どれもベンジャミンフランクリン・パークウェイ沿いにあり、歩いて移動できる便利さです。
とりわけ観光客でにぎやかなのが、フィラデルフィア美術館。アメリカ独立から100周年の1876年に創設され、全米でもトップ10の規模を誇ります。
アメリカン・アートはもちろん、ヨーロッパの古典やアジア文化の展示も充実しているので、じっくり見ようとするとまる1日かかるかも!
写真:いしい ひい
地図を見るフィラデルフィア美術館をさらに有名にしたのが、1976年の名作映画「ロッキー」。シルベスター・スタローン演じるロッキーはこの美術館の階段を駆け上がり、拳をあげてフィラデルフィアの街を見下ろしたのです。
そんな映画のワンシーンをそのまま像にしたものが美術館の階段の下にあり、ロッキーと一緒に写真と撮ろうとする人々でいつも行列!フィラデルフィア美術館は、家族そろって楽しめる場所なのです。
<フィラデルフィア美術館の基本情報>
住所:2600 Benjamin Franklin Pkwy, Philadelphia, PA 19130
電話番号:+1-215-763-8100
営業時間:10:00〜17:00(水・金は20:45まで。月曜定休)
写真:いしい ひい
地図を見るフィラデルフィアのグルメと言えば、チーズステーキ、ソフトプレツェル、そしてアイスクリーム。そんなローカルな味をすべて楽しめるのが、レディング・ターミナル・マーケットです。
古い駅舎を利用して作られた米国最古の公設市場には、80を越える店舗が集まり、いつ訪れても活気に溢れています。フレッシュな野菜やフルーツ、お肉やハムが入手できる、地元民の台所のような存在。そして観光客にとっては、朝食によしランチによしおやつにもよし、お腹がすいたら気軽に利用できるありがたい場所なんです。
キッチン用品や工芸品など、お土産にちょうどいいものも見つかりますよ。
写真:いしい ひい
地図を見る何を食べようかと迷ったら、是非フィラデルフィア発祥のB級グルメ「フィリーズチーズステーキ」をどうぞ!
薄切り肉や野菜を炒めてチーズと一緒に長いパンに挟んだサンドイッチで、肉汁したたるボリュームたっぷりの一品です。
そしておやつには是非、バセット・アイスクリーム(Bassetts Ice Cream)をお試しください。1861年創業、全米最古と言われるアイスクリーム屋さんはボリュームたっぷりで、大満足の美味しさですよ。
<レディング・ターミナル・マーケットの基本情報>
住所:51 N 12th St, Philadelphia, PA 19107
電話番号:+1-215-922-2317
営業時間:8:00〜18:00
写真:いしい ひい
地図を見る何かと全米最古が多いフィラデルフィアですが、エルフレス小径(Elfreth’s Alley)は全米最古の住宅街。わずか3ブロックほどの小さな石畳の通りに、レンガ造りの家屋がぎゅっと集まっていて、何ともかわいらしい風情です。
1720〜1830年頃に立てられた32件の家には、仕立て屋、靴職人、パン屋、鍛冶屋などの職人や労働者階級が暮らしていました。その当時の景観が大切に保存され、現在は国定歴史建造物に指定されています。
写真:いしい ひい
地図を見る季節の花や飾りつけがカラフルな街角は、インスタ映え抜群!写真撮影のため訪れる人々の姿が絶えません。
写真:いしい ひい
地図を見るミュージアムとして一般公開されている家屋では、当時の職人の作業場や寝室を見学することができます。
<エルフレス小径ミュージアムの基本情報>
住所:124-126 Elfreth’s Alley, Philadelphia, PA 19106
電話番号:+1-215-574-0560
営業時間:金土日 12:00〜17:00
フィラデルフィアはニューヨークから電車で1時間半ほどとアクセスも良く、ちょっと足を伸ばして観光するのにぴったりの穴場的な場所。歴史、芸術、グルメなど魅力いっぱい、家族連れにも人気です。歴史の授業でもおなじみの街に、是非お出かけください。
2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/7更新)
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