大分・豊後高田で“石造仁王を見まくる旅”が面白い

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大分・豊後高田で“石造仁王を見まくる旅”が面白い

大分・豊後高田で“石造仁王を見まくる旅”が面白い

更新日:2018/10/21 18:52

小野 浩幸のプロフィール写真 小野 浩幸 ミステリアス・スポット研究家
通常、仁王像といえば寺院の山門や仁王門の中にある木彫りの像が一般的ですが、九州では石造りの仁王像を良く見かけます。とりわけ大分県の国東半島には、300体を超える石造仁王が現存する国内最大の密集地帯です。
半島西部に位置する豊後高田市では、そんな石造仁王を見てまわる旅を推奨中。木像仏にはないユーモラスな世界をご案内します。
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石造仁王が町のシンボル!?

石造仁王が町のシンボル!?

写真:小野 浩幸

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最寄駅のJR宇佐駅から国道213号線へ車を走らせると、豊後高田市の玄関口で高さ4mもの巨大な仁王像が出迎えてくれます。製作は1996年と現代のものですが、歴史ある地元石工一門の祖先・安部雅夫氏によって造られました。日本最大級の石造仁王像です。

石造仁王が町のシンボル!?

写真:小野 浩幸

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豊後高田市役所の玄関にも石造仁王が安置されています。市民の皆さんは足を止めて眺めることもなく、何事もなかったように出入りしているのが何ともいえません。国東半島では、仁王様が玄関で仁王立ちしている姿が当たり前の光景になっているのですね。

石造仁王が町のシンボル!?

提供元:豊後高田市フォトギャラリー

http://www.city.bungotakada.oita.jp/galleries/地図を見る

豊後高田市中心部にある「昭和の町」は、昭和30年代の懐かしい商店街の町並みを再現した話題の観光地です。この中心施設ともいえる「昭和ロマン蔵」の一角に、観光案内所があります。

まずはここを訪れて「石造仁王案内図」という解説付きのドライブマップを入手しましょう。豊後高田市内に点在する石造仁王像(全64箇所、137体)が紹介されています。当然のことながら、1日や2日で全てを見てまわることは不可能ですので、写真を見た直感を大事にしながら見学するルートを考えると良いでしょう。

また、仁王は分かりやすい場所だけでなく、奥の院やさらに山奥深い場所にひっそり安置されていたりするものもありますので、解説に三ツ星で表示されている「発見難易度」を参考にすると良いでしょう。難易度3(☆☆☆)の仁王は、地元の人でも苦労するスポットですので、くれぐれも無理をしないことをお薦めします。

<豊後高田市観光案内所の基本情報>
住所:大分県豊後高田市新町989番地1
電話番号:0978-23-1800(豊後高田市観光まちづくり株式会社)
アクセス:JR宇佐駅から車で約10分

やっぱり押さえておきたい、大きくて力強い仁王達

やっぱり押さえておきたい、大きくて力強い仁王達

写真:小野 浩幸

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宇佐八幡宮の荘園として栄えた田染荘の氏神、二宮八幡社を守護する石造仁王は江戸時代後期に造られ、像高2mを超えています。地元石工集団の田染一門が製作した仁王像の代表作といえる作品でしょう。

やっぱり押さえておきたい、大きくて力強い仁王達

写真:小野 浩幸

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二番目の押し仁王は堅来八幡社の仁王。像高こそ140cmとさほど大きくないが、力強さとしなやかさを兼ね備える傑作です。石工の世界には「法橋」という国家から僧の官職として与えられる称号があり、豊後高田市内には板井家と土谷家がそれぞれ位を授かっています。堅来八幡社仁王は香々地町の法橋・板井国光氏による江戸時代後期の作品で、市の有形文化財にも指定されています。

これこそ石仏の醍醐味!キャラ性の濃い仁王達

これこそ石仏の醍醐味!キャラ性の濃い仁王達

写真:小野 浩幸

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先に紹介した仁王像達は、いずれも丸彫りと呼ばれる立体的な像で、このような板石に浮かび上がるように彫った石像を半肉彫りといいます。

彫り方はさておいてどうでしょう、この造形センス。ウルトラマンのような目に四頭身の体系。見れば見るほど味わいが滲み出てくる気がしませんか?ちなみにこの阿吽コンビは、本殿左横の敷地に目立たないように安置されています。

これこそ石仏の醍醐味!キャラ性の濃い仁王達

写真:小野 浩幸

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仁王が手にしている持ち物の中で最も多いのが「金剛杵」という法具の一種ですが、持ち方や表情によって携帯電話で会話しているかのように見えてしまう仁王がいます。地元では「もしもし仁王」と呼ばれ親しまれています。

これこそ石仏の醍醐味!キャラ性の濃い仁王達

写真:小野 浩幸

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明治時代に行われた廃仏毀釈は、神社に祀られていた仁王像にも大きな打撃を与えました。国東半島では庶民の強い信仰心から、すぐさま神社から寺院へと仁王を移すなどして大事に守られてきました。

都甲八幡社入口に立つこの仁王も、龍雲寺という曹洞宗系の境内へ移されましたが廃寺となったため、平成22年に都甲八幡社へ帰ってきました。

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豊後高田市の石像仁王について

それぞれに特徴があり趣も異なる石造仁王、いかがでしたでしょうか。大分県国東半島には隣接する国東市、宇佐市、杵築市などにも個性に満ちた石造仁王があり楽しめますが、今回ご紹介した豊後高田市のように石造仁王だけを詳細に記したパンフレットなどはありません。今回は、初めての方でもたどり着きやすい難易度1(☆)のスポットばかりを紹介しました。

2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/10/14 訪問

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