写真:LUI
地図を見る阪急電車の松尾大社駅から歩いてすぐの松尾大社。大きな鳥居をくぐって境内に向かい、楼門を抜けると、境内を流れる一ノ井川のほとりに咲き乱れる黄色の山吹の花が出迎えてくれます。
松尾大社の山吹のお勧めポイントは境内に植えられた約3000株の山吹の花と石灯篭、蔵、石橋、水車、神社建築といった組み合わせが楽しめるところで、山吹の時期にはその美しさを写真に収めようと多くの観光客が訪れます。
山吹の見ごろは例年4月中旬から5月上旬です。
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地図を見る松尾大社には一重、八重の山吹とともに白ヤマブキも咲いています。
山吹といえば黄金色に近い色の花を咲かせ、山吹色という言葉もあるぐらいですが、白ヤマブキもあたりに咲き乱れる黄金色の山吹と同様に、その素朴で美しい白の花を咲かせて見る者を楽しませてくれます。
白ヤマブキは境内の上古の庭周辺で見ることができます。
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地図を見る昭和の名作庭家の重森三玲(フランスの画家ミレーにちなんで改名された名前です)。
東福寺の方丈庭園といった名作を残してきた彼の代表作であると同時に遺作である庭園を松尾大社では楽しむことができます。
松尾大社には4つの彼の設計による庭園があります。
写真は蓬莱の庭です。蓬莱神仙の世界を石組と護岸技術を活用し池中の神仙島で表現した池泉庭園です。
また、松尾大社の磐座にちなんだ上古の庭や奈良、平安期の曲水式庭園をイメージした曲水の庭を楽しむことができます。
別途拝観料必要。詳しくは、記事下部の[MEMO]から松尾大社HPを参照ください。
写真:LUI
地図を見る松尾大社は醸造の神様として知られています。
その由来は、松尾大社の創建者、秦氏の一族に酒造りの技能者が多くいたことからで、室町時代末期頃から「酒造第一祖神」として崇拝されるようになりました。
また、境内にある亀の井という霊泉の水を酒の元水として造り水に混和して用いると酒が腐りにくくなるという言い伝えがあります。
毎年、醸造祈願の上卯祭(11月)、醸造完了感謝の中酉祭(4月)が行われ、蔵元関係者が多く訪れます。その信仰の厚さは神輿庫の酒樽の多さからも伺えます。
境内には入場無料のお酒の資料館もあり、酒造りの道具などが展示されています。
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地図を見る松尾大社の境内を周ると他の神社と違うと感じるところがあります。境内のいたるところに亀の像などが置かれているのです。
その理由は松尾の神様が太古、山城丹波の国を拓くため保津川を遡られる時、急流は鯉、緩やかな流れは亀の背に乗って進んだと伝えられ、以来亀と鯉は神のお使いとして崇められていることに起因します。
手水舎や亀の井など境内のいたるところにいる亀探しも松尾大社の楽しみ方の一つです。
松尾大社は、山吹の時期には華麗に咲く山吹の花がとても美しく、ぜひ足を運びたい京都の名所の一つです。
嵐山からも近く、嵐山観光とセットにして楽しむことができますし、ちょうどゴールデンウィークのころに咲いている花というのがうれしいです。
ガイドブックにあまり載っていない京都の名所、魅力たっぷりの松尾大社に一度訪れてみてはいかがでしょうか!?
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この記事を書いたナビゲーター
LUI
関西在住の社会人です。社会人でも中身の濃い旅行がしたい!という自分の素直な気持ちに従い遊びも仕事も両立させるスタイルで旅行をしています。旅のメインは写真撮影、温泉、グルメ。おもなエリアは関西周辺です。
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(2025/1/17更新)
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