更新日:2019/02/14 11:05
写真:bow
地図を見る京都市の中心部、河原町や四条といった繁華街にもアクセスのよい、閑静な住宅街にあるホテル「ENSO ANGO TOMI I」。ここではまずスタイリッシュなフロントが出迎えてくれるのですが、その背後の壁には何やら印象的なアートが飾られています。
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地図を見るそのアートを近くに寄って、よく見ると・・・。なんとこれはダンボール!実はこれはダンボールアートのパイオニアであり、カリスマであるアーティスト日比野克彦氏の作品なのです。
「ひとりひとりの屋根」と題されたこの作品はフロントカウンターやペンダント照明のデザインに呼応した壁掛けの半立体アート。ダンボール部分は、地元京都の青果市場で探し出した京野菜のダンボールを裁断したもので、緑のダンボールから芽が出てきたような表現が特徴的。ここは入口からアートが出迎えてくれるホテルなのです。
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地図を見る「ENSO ANGO TOMI I」の室内装飾は日比野克彦氏が手掛けており、このホテルは日比野ギャラリー、日比野ワールドといっても過言ではない存在。
ちなみにこの「ENSO ANGO TOMI I」は「食」と「交流」をテーマにしたホテルであり、ゲスト用のキッチンやプロ仕様のカウンターキッチンを備えたラウンジが併設されています。そんなホテルに呼応するように、日比野克彦氏も「食」をテーマにしたオリジナルアートでホテル内を埋め尽くしたのです。
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地図を見る日比野克彦氏のファンにとってはたまらないであろうこのホテル。各所に配置されたダンボールアートをご紹介していきましょう。まずはこの「ENSO ANGO TOMI I」の特徴的な施設のひとつ、ゲストキッチン。ここでは自炊ができる設備が整っており、テラス席などを使って食事を楽しむこともできるのです。
天井には内田繁デザインによるボヘミアングラスのシャンデリアが。そしてそのシャンデリアに呼応するべく、壁面に配置されているのが・・・
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地図を見る京野菜・九条ねぎのダンボールのインパクトがすごい「絶対というものがない中での不自由さのわくわく感」とタイトルがつけられた作品。筆者も思わず初見で思わず声が出てしまったほどの存在感を放つこの作品は、もともと箱だったダンボールから湧き出るようにはみ出したねぎの生命力を感じる作品。
また根とも髭とも捉えられるカーブは天井にある内田繁デザインのシャンデリアと呼応していて、その場の見えない空気と対話しながら制作する日比野氏ならではの作品なのです。
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地図を見るそしてさらに圧倒的なのがラウンジの壁面を大胆に使った「ここに来た人たちへ、ここに来た食べ物たちより。」と題された作品。「京都の食」をテーマに、京都の食材の残像でもある京野菜などのダンボールを使用し、日比野・京都・食の関係を再編成し、壁面に構成したもの。リキテックスで多彩なペイントが施されたこの作品はこの場で3日間かけて制作されたそうで、自由でライブ感あふれるユニークな作品なのです。
さらにはフロントからエレベーターホールに至る通路にも作品が展示されており、ホテルの1Fフロアはまるで日比野克彦ギャラリー!
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地図を見る「ENSO ANGO TOMI I」の客室数は全部で29。そのそれぞれに異なったダンボールアートが配置されています。これらの作品もやはり、京野菜などのダンボールの断片にリキテックスで着採された平面作品。サイズはコンパクトながらも、そこからは放たれるオーラは紛れもなく日比野克彦氏の作品で、存在感抜群です。
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地図を見る各部屋の作品は実にバラエティに富んでおり、図録が欲しくなる人もいるのではないかと思えるほど。そんな「ENSO ANGO TOMI I」は日比野克彦氏のダンボールアートが常設展示されている日本で唯一の存在といってもいいでしょう。自分の部屋でどんな作品と出会えるかはお楽しみといったところですね。
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地図を見る写真:bow
地図を見る「ENSO ANGO TOMI I」は京都初となる分散型ホテル「ENSO ANGO(エンソウアンゴ)」全5棟のうちのひとつ。「ENSO ANGO」はそれぞれが異なるクリエイターたちによる個性的なアートとデザインに溢れたホテル群なのです。「分散型」と言っても京都駅からタクシーで10分の距離に全ての棟があり、アクセスの良さも抜群。
もちろんホテルとしての基本性能は折り紙付き。ホテル名も「禅」の用語から取られているだけあり、いたずらに贅を凝らしたホテルではなくシンプルでスタイリッシュ、そんなホテルなのです。
動画:bow
地図を見るこちらでは動画でおすすめルームの「スーペリアキング」をご紹介。「ENSO ANGO」では唯一となる庭付きで、シンプルながらも快適さが滲み出る室内は京都ステイを有意義な時間にしてくれること間違いなし。
※こちらの動画は画面を動かすことが可能なので、部屋の中を360度見渡すことができます。
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地図を見る「ENSO ANGO TOMI I」は大通りに面しているわけではなく、住宅街の中にあり、生活感に溢れた環境はまるで京都に住んでいるように過ごせます。ホテルにはゲストキッチンがありますから、近くのスーパーや路面店で食材探しを楽しむのも一興。思わぬ食材と出会えるかもしれません。
撮影協力・やおやたいよう
住所:京都府京都市下京区寺町仏光寺西入ル中之町555
電話番号:075-754-8912
アクセス:「ENSO ANGO TOMI I」から徒歩3分
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地図を見る「ENSO ANGO」では各棟の施設は相互利用が可能。他の棟に宿泊していてもゲストキッチンを使うことはできるのは嬉しいポイント。京都に長期滞在になる方は食材探しから調理まで、一日くらいは暮らすように過ごす体験もしてみてはいかがでしょうか?それが叶うホテルが「ENSO ANGO」なのです。
国内だけにとどまらず個展・グループ展を開催、さらには舞台美術やパブリックアートなど、多くの分野で活躍するアーティスト日比野克彦氏。そのルーツでもあるダンボールアートを存分に堪能しながら宿泊できるホテルこそが「ENSO ANGO TOMI I」。ファンにとって一度は泊まってみたいホテルであることは間違いないでしょう。
もちろんファンの方だけでなく、多くの方にオススメしたいスタイリッシュなホテルです!四条にも河原町にも近く、京都を深く楽しむのには絶好のロケーションにも位置しています。ぜひ観光のベースにしてみてください!
【この記事は ENSO ANGO とのタイアップです】
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