18歳未満入館不可!の春画・妖怪画展が京都・細見美術館で開催中!

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18歳未満入館不可!の春画・妖怪画展が京都・細見美術館で開催中!

18歳未満入館不可!の春画・妖怪画展が京都・細見美術館で開催中!

更新日:2018/10/26 09:17

SHIZUKOのプロフィール写真 SHIZUKO 舞台演出者

現代のように、いつでも・どこでも情報が行き交う近代社会以前の前近代社会では、裏と表、あの世とこの世などの境目があいまいでした。それゆえ、見えるもののみならず見えないものも、浮世絵や絵巻として視覚化されてきました。人の性を描く「春画」や異形や奇怪を描く「妖怪画」。秘密にしておきたい人間の心に住む「畏れ」や「思い」が溢れる日文研所蔵の150点のコレクションを細見美術館でご覧いただけますので、ぜひ!

爆笑注意!「わらい」と「こわい」は表裏一体

爆笑注意!「わらい」と「こわい」は表裏一体

写真:SHIZUKO

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京都・岡崎にある細見美術館で『日文研コレクション 描かれた「わらい」と「こわい」展―春画・妖怪画の世界―』と題した展覧会が開催されています。会期は2018年10月16日火曜日〜12月9日日曜日。今までタブー視され、一般公開されることが少なかった浮世絵の数々の公開です。

今回の展覧会は、4期にわたる展示期間が設定されていて、各期によって展示作品が変わりますので、何度行っても新しい発見があることでしょう。

<細見美術館基の基本情報>
住所:京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
電話:075-752-5555
アクセス:地下鉄東西線「東山駅」2番出口より北へ徒歩約10分
市バス 31・32・201・202・203・206系統「東山二条・岡崎公園口」下車 東へ徒歩 約3分

爆笑注意!「わらい」と「こわい」は表裏一体

写真:SHIZUKO

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「妖怪ウォッチ」や「ゲゲゲの鬼太郎」は、現代でも大人気。近年、妖怪が再評価されていますが、前近代社会では、妖怪は現代よりももっと身近に人間のそばで生きていました。

逆にいえば、妖怪の中に人間の悲しみや欲望が生きています。畏れや欲は、視覚化すると妖怪になり「妖怪画」として描かれたといえます。なので、妖怪もお見合いをしたり、恋愛をしたり、結婚もすれば、浮気もするという姿が描かれています。

爆笑注意!「わらい」と「こわい」は表裏一体

写真:SHIZUKO

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一方、人の性を描く「春画」には、人間の性の交わりを描くだけでなく、人間が生まれ、生き、死んでいく様を描いたものや、やけに誇張された性器を神格化したもの、擬人化したものもあり、笑いを誘うものが多いのも特徴です。実際にご覧になると、えー!うそー!なんで!と声が出そうになったり、大笑いしたくなる展示物も多いので、お静かに観覧されますようお願いいたします。

世界初公開作品が登場

世界初公開作品が登場

写真:SHIZUKO

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「豆男もの」というジャンルが浮世草子・浮世絵にあります。薬によって体が小さくなった男女が、あちこちの寝室を覗き、色道修行するという本です。

今回展示されている「俳諧女夫(はいかいめおと)まねへもん」は、残存数が少なく、所在が分かっているものはわずか8図だけ。今回はそのうちの4図が公開され、うち2図は世界初公開となります。

世界初公開作品が登場

写真:SHIZUKO

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小さくなった人間は、もはや妖怪の域にいるともいえ、「わらい」と「こわい」はすでに共存しています。

豆女が見物している男女には、漫画の吹き出し同様の言葉が書かれていますが、それはとてもプライベートな瞬間の言葉で、描かれている人の社会的な立場などを想像すると、そのギャップに笑いが起きるのでしょう。

世界初公開作品が登場

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時に、妖怪は猛々しい勇者によって退治される対象としても描かれてきました。

地震を起こす大鯰を退治。あるいは社会風刺として権力あるものを妖怪に見立て、退治するという絵もあります。退治する勇者を強く見せるために、妖怪は大きく、おどろおどろしく描かれたりもします。また、今回は「妖怪春画絵巻」も初公開されています。

日文研コレクションの魅力

日文研コレクションの魅力

写真:SHIZUKO

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日文研の正式名称は「大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国際日本文化研究センター」という、とても長い名前。京都嵐山・桂の地に研究センターがあります。日本文化に関する国際的・学術的総合研究を行っています。例えば、外国語で書かれた日本研究の図書を集めたり、海外の研究者と共同研究などが中心の活動です。

今回の展示会では、活動の一環である「春画復刻プロジェクト」の様子も見ることができます。

日文研コレクションの魅力

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かつては芸術的な価値観からはアンダーグラウンドととらえられていた春画や妖怪画も、日文研では積極的に収集していて、貴重なデータベースが出来上がっています。

海外では宗教的理由から性器が描かれた絵画はほとんど存在しません。江戸時代に多く書かれた春画は、現代の男性目線のポルノとは違い、男女ともに性を楽しみ、あっけらかんとおおらか。性=生を謳歌しているといえます。特に2013年に大英博物館で開催された「春画展」は、大反響を呼び、入場制限がかかるほどの人気ぶり。それまで日本で春画だけを公開することはなかったため、日本での巡回展は子どもへの配慮という理由で難航。2015年に初めて東京・永青文庫で本格的な春画展が開催され、翌年、細見美術館でも「春画展」が開かれました。

今回公開されているものを含め、数多くの春画や妖怪画は、日本画のみならず、日本文化を語るうえで、とても貴重なコレクション。それらが日文研に多数存在するのは、とても有り難いことなのです。

細見美術館のある岡崎を散歩

細見美術館のある岡崎を散歩

写真:SHIZUKO

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細見美術館のある岡崎界隈は、京都市美術館(現在閉館中。2019年にリニューアルオープン予定)や京都市動物園もある総合公園・岡崎公園や平安神宮、ロームシアター京都、京都市勧業館みやこめっせ、京都国立近代美術館などの文化・交流施設が集中している場所。どこに散歩に行くか迷うほど。

細見美術館のある岡崎を散歩

写真:SHIZUKO

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まずは、大きな朱塗りの鳥居と応天門が印象的な「平安神宮」はいかがでしょう。

一歩足を踏み入れれば、回廊で結ばれた各建物の美しさとその規模の大きさに圧倒されるはず。秋なら正装をして七五三に訪れるご家族も多く、日本を代表する色彩があります。東・中・西・南の四つの庭からなる「平安神宮神苑」は、季節ごとの花が素晴らしい日本を代表する庭なので、一見の価値があります。

<平安神宮の基本情報>
住所:京都府京都市左京区岡崎西天王町97
電話:075-761-0221
アクセス:地下鉄東西線「東山駅」1番出口より徒歩約10分 市バス5、46、32系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」「岡崎公園 ロームシアター京都・みやこメッセ前」下車徒歩5分

細見美術館のある岡崎を散歩

写真:SHIZUKO

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京都最大級のイベント会場である「京都市勧業館みやこめっせ」。

地下に「京都伝統産業ふれあい館」があります。無料で入れるのに、その展示物の多さ、グレード、興味深さが半端じゃありません。週末を中心に職人実演といって、清水焼や組みひも、京象嵌や和ろうそくなどを目の前で職人さんが制作過程を実演(スケジュールはホームページでお確かめください)しています。インバウンドにも大人気ですが、日本人も自国の文化を知るいい機会となりますので、ぜひ。

<京都市勧業館みやこめっせの基本情報>
住所:京都府京都市左京区岡崎成勝寺町9番地の1
電話:075-762-2630
アクセス:地下鉄東西線「東山駅」1番出口より徒歩約8分 市バス32、46系統、京都岡崎ループ「岡崎公園 ロームシアター京都・みやこめっせ前」下車すぐ

お勧めランチはココ

お勧めランチはココ

写真:SHIZUKO

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京都に出掛けると京料理やおばんざい、湯豆腐など食べてみたいものがたくさん。どちらかというと奥に長い間口の狭い京町屋で食べることも多いもの。敷居の高さがたまに瑕です。

お勧めするのは「京都モダンテラス」。

ロームシアター京都のパークプラザにある開放感抜群のお店です。店内は高い天上と周りを取り囲む窓が印象的。1階にある蔦屋書店で買った本を、ここでゆっくり読んでいる人も。

お勧めランチはココ

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店内も素敵ですが、お天気が良ければ、ぜひ、テラス席を利用しましょう。長いベンチにおかれたクッションがおしゃれ。グループでゆったりできる席は、リゾート感満載。

お勧めランチはココ

写真:SHIZUKO

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テラス席と店内のメニューは少し違うので、お店の方に確認してください。ひとりでゆっくり、仲間や家族とワイワイ。犬も同伴できるので、犬好きの方にもお勧めです。

<京都モダンテラスの基本情報>
住所:京都府京都市左京区岡崎最勝寺町13 ロームシアター京都パークプラザ2階
電話:075-754-0234
アクセス:地下鉄東西線「東山駅」1番出口より徒歩約10分 市バス32、46系統、京都岡崎ループ「岡崎公園 ロームシアター京都 · みやこめっせ前」下車すぐ
営業時間:8:00〜23:00

春画・妖怪画の世界

普段見ることのない春画や妖怪画。タブー視されてきたものだけに、見てみたい人も多いでしょう。現代とは価値観が違った時代の人々のおおらかさに思わず微笑みが。ひとりで行くもよし。みんなでワイワイと楽しむもよし。あまり広くない美術館ですので、会期後半、週末は混雑も予想されます。興味のある方はお早めに!

2018年10月の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/10/15 訪問

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