写真:Saito Junso
地図を見るアユタヤへの列車の起点は、バンコクの「フアランポーン駅」になります。タクシーやバス、そして地下鉄の駅もあるので旅行者にはアクセスしやすい場所です。
正面入り口から入った突き当りにチケット売り場があります。英語も通じますが「アユタヤ」と伝えれば簡単にチケットを買うことができます。アユタヤまでの所要時間はおおよそ1時間半から2時間程度ですが、日帰りで楽しもうとすればできるだけ午前中の早い時間に来るのがおすすめです。通過列車も含めアユタヤに停車する本数は多いので、切符が買えないことはほぼないでしょう。
発車時刻前に列車に乗り込みます。席は基本自由席ですので好きな席に座りましょう。事前におやつなどを買っておくのもお勧めです。さあ出発です。
写真:Saito Junso
地図を見るバンコク近郊を走る列車は多くが三等車両で、自由席でありそしてエアコンなどもありません。走行中は窓が大きく開かれ風が入り、車内では天井などに付けられた扇風機がカタカタと回っています。
そんなアユタヤまでの移動の間に車内でお勧めしたいのが、ずばり「ぼおっと車窓を眺める」です。高層ビルが立ち並ぶ大都市バンコクも、駅を出てしばらく走ると長閑な田舎の風景へと変わります。郊外で生活を営む人々、田畑で汗を流す人、寝る人、ノラ犬など目まぐるしく変わる車窓からの景色は見ていても飽きることはありません。
またほとんどが各駅停車であり駅ごとに弁当やお菓子を売りに来るおばさんが乗車してきますので、軽食を楽しみながら移動するのもいいですね。2時間程度の列車旅ですが、きっと退屈はしないかと思います。
写真:Saito Junso
地図を見るアユタヤ駅に着いたら早速観光の準備をします。アユタヤ遺跡と言っても広い街中に寺院などの見どころが点在しているので、レンタルサイクルやトゥクトゥクを利用するのがお勧めです。トゥクトゥクは時間で貸し切りにして行きたい寺院などを最初に確認しておくとトラブルを避けられます。
また帰りの列車の切符もここアユタヤ駅で購入できます。バンコクのフアランポーン駅同様、チケット窓口で購入します。
写真:Saito Junso
地図を見るまず最初にご紹介するのがアユタヤでは必ず紹介される寺院「ワット・プラ・マハタート」です。アユタヤ王朝時代にビルマ軍の攻撃によりたくさんの寺院や仏像が破壊されました。その仏頭が木の根に取り込まれて今日に至るこの寺院跡はアユタヤでも最も有名な場所でしょう。とても神秘さを感じます。
ちなみに見学の際には自身の頭が仏頭よりも高くなってはいけないので、腰を屈めるなどして注意しましょう。
写真:Saito Junso
地図を見る同じくアユタヤで必見の寺院が「ワット・プラ・シー・サンペット」です。寺院の重要度ならばバンコクのワットプラケオに相当する、アユタヤ最大規模を誇る王室守護寺院です。
しかし残念ながらここも他の寺院同様、ビルマ軍によって多くが破壊されており、3基の塔はセイロン様式のチェディでそれぞれに王の遺骨が納められている重要な場所です。
写真:Saito Junso
地図を見る最後にご紹介するお勧め寺院は「ワット・チャイワッタナーラム」。当時の王がカンボジアとの戦の勝利を記念して建てた寺院でクメール式が用いられています。クメール様式の美しく均整の取れた仏塔が立ち並ぶのが特徴で、アユタヤの中でもその美しさで称えられています。
場所が少し郊外にあるので、レンタルサイクル等で行く場合は車などに気を付けていきましょう。
写真:Saito Junso
地図を見るアユタヤでは観光客でも象乗り体験ができる人気の場所があります。「アユタヤエレファントキャンプ」では象に乗ってアユタヤの街を散策できます。
コースは15分ほどと短めですが、予想よりもずっと高い象の背中から見る古都の景色は一味違った景色でしょう。アユタヤ王朝を意識した象の装飾なども気分を盛り立ててくれます。子象への餌やりや記念写真も撮れますので、小さな子供連れの家族にもぴったり。おすすめの場所です。
今回はアユタヤまで列車に乗って訪れる方法を紹介しました。すべてを自分で決めて行動するのでツアー等に比べるとハードルは上がりますが、日本の電車とは全く違ったタイの列車に乗ったりとその充実感はきっと旅の良い思い出となるでしょう。
バンコクから日帰りで行くこともできますし、アユタヤにはまだまだ紹介しきれないほどたくさんの遺跡・寺院があります。マイナーな寺院を尋ねてみるのも面白いですね。是非タイを訪れたら列車でアユタヤに行ってみましょう。
2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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