化石と絶景の島! 鹿児島最北端「獅子島」で地球の歴史と自然を感じる

化石と絶景の島! 鹿児島最北端「獅子島」で地球の歴史と自然を感じる

更新日:2018/10/31 11:27

いづやんのプロフィール写真 いづやん 島旅フォトライター
鹿児島県の最北に位置する離島「獅子島」。雲仙天草国立公園に属するこの島には、薩摩松島とも呼ばれる多島美を堪能できる絶景ポイントや、甘夏を始めとする柑橘の恵みが彩る島の様子、そしてなんと言っても化石の島としての見どころがあります。
静かな鹿児島最北の島で、地球の遥かな歴史の一端を感じてみませんか。

昨今の状況により、施設等の営業日や営業時間などに変更が生じている場合があります。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。また、Go To トラベルキャンペーンについては全国で一時停止となっています。お出かけの際はしっかりと新型コロナウイルスの感染予防および拡大防止対策をして行動しましょう。(トラベルjp)

首長竜も発見された化石の島

首長竜も発見された化石の島

写真:いづやん

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獅子島へは同じ長島町の島、諸浦島の諸浦港からフェリーロザリオかフェリー海竜に乗ってアクセスします。この船には車を乗せることも可能なので、島内の見どころを求めて移動することを考えると、車と一緒に島に渡るのもありです。

20分ほど船に揺られるとたどり着く獅子島の玄関口の片側港(かたそばこう)。フェリー乗り場のすぐ目の前で早速、体長6.6メートルもある「サツマウツノミヤリュウ」とアンモナイトのモニュメントがお出迎えです。

首長竜も発見された化石の島

提供元:長島町

https://www.town.nagashima.lg.jp/shishijima/

なぜ離島にこんな立派な首長竜のモニュメントが? と思うでしょう。実はここ獅子島は日本有数の化石の産地なのです。

獅子島は1億年ほど前の白亜紀をメインに、数千年前の古第三紀までの地層で島が覆われており、あちこちでそれが露出しています。どの地層からも化石がたくさん見つかっており、トリゴニアと呼ばれる二枚貝や、貨幣石と呼ばれる有孔虫の仲間の他、人気のアンモナイト、さらには先ほどのモニュメントにもなった首長竜「サツマウツノミヤリュウ」の一部が発見されています。まさに化石王国と言ってもよいでしょう。

島のあちこちで化石を観察することが可能ですが、島中央部に位置する七郎山頂上付近や、島の東側の湯ノ口から柏栗の間の海岸沿いが比較的簡単に観察できるポイントとなっています。

首長竜も発見された化石の島

提供元:長島町

https://www.town.nagashima.lg.jp/shishijima/

なお、化石観察は、ハンマーで岩を叩いたり、持ち帰りは禁止されています。ルールを守って観察しましょう。

湯ノ口から柏栗の間、榎実河内の海岸には「獅子島化石パーク」が整備され、化石について情報が展示があり、化石発掘体験ができます。体験コーナーで見つけた化石は、1つだけ持ち帰りが可能です。ぜひ自分の目で化石を探して、旅の思い出にするのもよいでしょう。

<基本情報>
住所:鹿児島県出水郡長島町獅子島
アクセス:鹿児島県出水郡長島町の諸浦島の諸浦港からフェリーロザリオでおよそ20分。片側港から車で20分ほど
または、熊本県の水俣港から旅客船ししじまで30分、幣串港から自転車で20分

天草灘を一望できる黒崎空中展望台

化石の島を堪能した後は島らしい風景を楽しむために、島の西側、黒崎空中展望台に足を運んでみましょう。片側港から車で10分ほどの場所にあります。

途中、柑橘の島らしく、山の斜面に植えられた甘夏の木と海のコントラストを楽しめる風景も見られます。

天草灘を一望できる黒崎空中展望台

写真:いづやん

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黒崎空中展望台は、その名の通り、海の上に浮かんでいる空中回廊のような道の先にある展望台です。そこに立てば、向こうに見えるのは天草灘の海、行き交う船、天草の島々。遠くに雲仙普賢岳を望むこともできます。

天草灘を一望できる黒崎空中展望台

写真:いづやん

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展望台は屋根もあり座るところもあるので、お弁当を食べるにはもってこい。実に気持ちが良くておすすめです。パノラマの海と島々を眺めながら食べるお昼、いつも以上に美味しく感じられること請け合いです。

<基本情報>
住所:鹿児島県出水郡長島町獅子島
アクセス:鹿児島県出水郡長島町の諸浦島の諸浦港からフェリーロザリオでおよそ20分。片側港から車で15分ほど
または、熊本県の水俣港から旅客船ししじまで30分、幣串港から自転車で1時間

天草灘を一望できる黒崎空中展望台

写真:いづやん

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鹿児島県最北のお店、獅子島屋

鹿児島県最北のお店、獅子島屋

写真:いづやん

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黒崎空中展望台でお弁当を食べたくても、「こんな島にお弁当が売っているところがあるのか」って? 実は、あります!

島の玄関口、片側港の本当に目の前に、その名も「獅子島屋」という和モダンなお店があり、そこでお弁当だけでなく、島の特産品を色々買うことできます。

鹿児島県最北のお店、獅子島屋

写真:いづやん

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店内には、獅子島で採れた野菜や果物、新鮮な魚、加工品、獅子島グッズなどが置かれていて目移りするほど。特に、島で採れる甘夏を使ったゼリーやジュースは絶品です!

その甘夏スイーツを楽しめるカフェとしても利用できるのが、このお店の素敵なところ。店内にも席はありますが、陽気がよければぜひ店外のテラス席で港の景色を眺めながら味わうと、より美味しく感じられることでしょう。

<基本情報>
住所:鹿児島県出水郡長島町獅子島
アクセス:鹿児島県出水郡長島町の諸浦島の諸浦港からフェリーロザリオでおよそ20分。片側港すぐ
または、熊本県の水俣港から旅客船ししじまで30分、幣串港から自転車で20分

鹿児島最北の島は小さいながらも見どころたくさん

鹿児島最北の島、獅子島。人口800人ほどの島ですが、化石を始め見どころは色々あることが伝わったでしょうか。
今回ご紹介したほかにも、予約すれば島に4軒ある民宿での海の幸を味わえる昼食、「うまかもんランチ」や「島のごちそうランチ」、釣り体験クルーズなど、もっとディープに島を体験することができる懐の深さを持っています。
車で20分で渡れる気軽さとは裏腹に、しっかり島の魅力が凝縮された獅子島、ぜひ訪れてみてください。

2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/07/10 訪問

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