西郷隆盛と勝海舟!東京・池上線で行く歴史浪漫と食べ歩きグルメ

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西郷隆盛と勝海舟!東京・池上線で行く歴史浪漫と食べ歩きグルメ

西郷隆盛と勝海舟!東京・池上線で行く歴史浪漫と食べ歩きグルメ

更新日:2018/11/01 13:21

Naoyuki 金井のプロフィール写真 Naoyuki 金井 武蔵国ナビゲーター、歴史探索ブロガー

五反田と蒲田を結ぶ約10kmの短い路線が東急池上線。そんな地味な池上線が実は歴史浪漫あふれる路線なのをご存じでしょうか。古くは藤原家や日蓮、そして西郷隆盛と勝海舟。近年では力道山と云えば歴史好きにはたまりませんね。今回はその歴史的な地の最寄り駅池上駅と洗足池駅、そしてメディアでも再三取り上げられている食べ歩き人気商店街のある戸越銀座駅を加えて池上線の魅力をご紹介します。

古刹池上本門寺とは

古刹池上本門寺とは

写真:Naoyuki 金井

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ターミナル駅の蒲田駅から二つ目の池上駅。駅から徒歩約10分ほどで歴史浪漫の舞台の一つ池上本門寺の総門に到着。総門の先に見える96段の石段は「此経難持坂」と呼ばれ、加藤清正の寄進によるもので総門と共に大田区指定文化財です。

古刹池上本門寺とは

写真:Naoyuki 金井

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石段を上がり仁王門を抜けると堂々とした大堂が鎮座しています。1282年に身延山を出た病身の日蓮は、ここ池上の地に到着し一宇を建立して長栄山本門寺と命名します。ここで亡くなった日蓮を祀った最初の大堂が1606年に加藤清正により建立され、数回の焼失後現在の鉄筋コンクリート建てとなりました。

古刹池上本門寺とは

写真:Naoyuki 金井

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境内には重要文化財の五重塔、宝塔をはじめとした文化財や史跡などの見所がたくさんあります。更に昭和前期の世代には懐かしいヒーロー力道山の墓所もありますので、一度参拝されてみてはいかがでしょうか。

戊辰戦争のシンボル

戊辰戦争のシンボル

写真:Naoyuki 金井

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薩長を中心とした新政府軍と旧幕府軍が各地で戦った日本の内戦が戊辰戦争。その戦争のクライマックスとも云える江戸総攻撃に向けて新政府軍が本拠地としたのが池上本門寺で、新政府軍の参謀である西郷隆盛が宿舎として利用したのが本門寺の塔頭理境院です。

戊辰戦争のシンボル

写真:Naoyuki 金井

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その西郷のいる本門寺に江戸総攻撃を止めさせる会談を行うために赴いたのが旧幕府軍の代表勝海舟。両名は本門寺の奥庭「松涛園」で会見したとされています。

戊辰戦争のシンボル

写真:Naoyuki 金井

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その松涛園には会見の碑がありますが、実際の会談は後日港区三田の薩摩藩邸で行われていることから、正式会談のための下交渉の会見と云われています。

その後の正式会談で総攻撃は中止され、江戸城無血開城となった歴史的史実を見てきた美しい松涛園には入園出来ませんが、年に何回か一般公開がありますので、その機会に是非ご覧になってください。

<基本情報>
住所:東京都大田区池上1-1-1
電話番号:03-3752-2331
アクセス:東急池上線「池上駅」下車徒歩10分

洗足池とは

洗足池とは

写真:Naoyuki 金井

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池上駅から六つ目の駅が洗足池駅。もう一つの歴史浪漫の舞台である駅の面前ある洗足池は湧水池で、かつて4箇所あった湧水が源泉でした。現在は清水窪弁財天の涌水しか残っておりませんが、豊富な水量が浸透管を用いて洗足池に流れています。

洗足池とは

写真:Naoyuki 金井

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古くからこの地は千束と呼ばれ、その名を残す「千束八幡神社」が池の畔に鎮座しています。関東に派遣された京の藤原忠方が八幡神を氏神として860年に勧請し、この地に残り池上姓を名乗ったといわれている由緒ある神社です。

洗足池とは

写真:Naoyuki 金井

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千束八幡神社の反対側の池畔には鎌倉時代に創建された御松庵がありました。日蓮が身延山から池上本門寺に向かう途中休憩した庵です。

その時日蓮の法衣を掛けた松が、御松庵の後身となった妙福寺に「袈裟かけの松」として伝承されています。因みにこのとき日蓮が池の水で手足を洗ったことから「洗足池」と呼ばれたという説もあります。

日蓮と勝海舟の奇妙な符号

日蓮と勝海舟の奇妙な符号

写真:Naoyuki 金井

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旧幕府軍の勝海舟は、本門寺での西郷隆盛との会見に向かう途中日蓮同様洗足池で休息します。その時勝はこの地をいたく気に入り、明治になってから千束軒という別邸を建て移住したのです。

西郷も千束軒に何度も訪れて歓談したほどの仲となり、西郷が西南の役で倒れた後に勝が自費で建立した「西郷隆盛留魂碑」が畔の洗足池公園に残されています。

日蓮と勝海舟の奇妙な符号

写真:Naoyuki 金井

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その碑の隣には勝海舟夫妻の墓があります。勝海舟の臨終の一言は「コレデオシマイ」で、意志により千束軒の近くに葬られました。

しかし、残された勝の妻民子さんは「コレデオシマイ」とはいかず、「散々浮気に悩まされた夫と同じ墓はイヤ!」と遺言を残し青山墓地に葬られたのですが、昭和20年にこの地に改葬されました。偉人の体面を気にしたのかもしれませんが、民子さんの心中やいかに。

日蓮と勝海舟の奇妙な符号

写真:Naoyuki 金井

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公私にわたり話題を残す勝ですが、平成31(2019)年夏にはここ洗足池に「大田区立勝海舟記念館」がオープン予定です。是非、勝海舟と洗足池の歴史に触れに来訪してみてください。

<基本情報>
住所:東京都大田区南千束2-14-5
電話番号:03-3720-4441(洗足風致協会)
アクセス:東急池上線洗足池駅から徒歩で2分

「○○銀座」の第一号

「○○銀座」の第一号

写真:Naoyuki 金井

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池上駅と洗足池駅で歴史浪漫を満喫したら、今度は洗足池駅から四つ目の戸越銀座駅で満腹にしましょう。日本全国「○○銀座」は多いですがその第一号で、全長約1.3kmにわたる関東有数の長さの商店街です。

「○○銀座」の第一号

写真:Naoyuki 金井

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約400店ある商店街ですから紹介するのは難しいですが、絶対に外せないのはコロッケ。何と云っても商店街の知名度を上げるきっかけとなったグルメですから。

そのなかでオーソドックスなコロッケで行列をなしているのが「かたばみ精肉店」。品川区よりしながわみやげに認定されている「戸越銀座コロッケ」はさっくりクリーミー。アツアツのコロッケは何よりのご馳走なのです。

<基本情報>
住所:東京都品川区豊町1丁目7-1 ウッドヴィレッヂ戸越1F
電話番号:03-3782-7324
アクセス:東急池上線「戸越銀座駅」より徒歩15分

「○○銀座」の第一号

写真:Naoyuki 金井

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もう一つメディアでも頻繁に取り上げられているが「後藤蒲鉾店」。おでん三品+お酒セットで500円も惹かれますが、人気No.1は「おでんコロッケ」。

おでんの具材とポテトをあえ、おでん出汁で味付けた逸品で人気の理由も頷ける美味さです。
まだまだ美味しいものは沢山ありますので、是非、ゆっくり食べ歩きを楽しんで下さい。

<基本情報>
住所:東京都品川区戸越2-6-8
電話番号:03-3781-5686
アクセス:東急池上線「戸越銀座駅」より徒歩8分

池上線の魅力

大正11年池上本門寺の参詣客の輸送を目的に池上電気鉄道により蒲田−池上間が開業しました。昭和3年には五反田までの全線開通となりましたが、昭和9年に目黒蒲田電鉄(東京急行電鉄の前身)に吸収合併され現在に至ります。

昭和51年に池上線を舞台にしたフォークソング「池上線」が大ヒットしてその名を全国に轟かせ、平成19年には池上線開通80周年の一環として特別列車「名曲池上線号」が運行されました。
歴史浪漫とグルメに溢れた池上線に乗りにきませんか。

2018年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/10/21 訪問

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