厳美渓は、渓谷周辺をぐるっと周って45分程度の散策路を歩いて楽しむスポット。その中心となるのがクルマも渡れる天工(てんぐ)橋付近です。まずはここをめがけて行くのが良いでしょう。
それにしても川面が青い!
天工橋からは、磐井川の急流によって削られた岩肌が特徴の渓谷を一望できます。奥に東屋が見えますね。あそこからの眺めもいいんです!早速いってみましょう。
東屋に着くとより渓谷に近づけましたね。このようにかなり渓谷の淵までいけるよう散策路が整備されており、間近に渓谷美を楽しめるようになっています。
ただ前述の東屋付近は人も多いので、人の写ってない厳美渓の写真の撮るのは難しいかもしれません。渓谷に目がいきがちですが、右上に「たらい(籠!?)」が飛んでますね!これが天工橋付近の東屋が人気を集める理由です。
これが厳美渓名物の空飛ぶだんご、こと「かっこうだんご」。川沿いに店を構える郭公屋と繋がっており、店に行かずともたらいに料金を入れて木板を叩くと対岸からお団子とお茶を入れて送り届けてくれる画期的なサービスが大人気(3本セットで400円)です。
厳美渓を間近に見ながら団子を楽しめるという趣向を凝らしたサービスですね。
上述の東屋は天工橋から見て西側にありますが、東側にも散策路は広がっています。橋の左右どちらからも川沿いに道がありますので、奥に見えるつり橋(御覧場橋)まで歩いてみましょう。
道の途中にも渓谷を覗けたり、降りて近くまで寄れるデッキがあったりと渓谷美を眺めることのできるスポットが満載です。西側に比べ人も少なく、地元の人が犬を散歩させていたりする、比較的静かな散策路になっています。
つり橋まで歩くと対岸に渡ることができ、往復で違う風景を楽しみながら元来た場所に戻ることができます。つり橋は結構ゆれますのでカメラを落とさないようご注意を!
厳美渓周辺の道路は細く観光客も多いので、クルマで訪れる際は気をつけてください。また駐車場は、天工橋付近を基点にする場合は写真のサハラガラスパークの無料駐車場が便利です。(天空橋を挟んだ対岸にある厳美渓レストハウスにも駐車場がありますが、そちらは有料)
一ノ関駅からバスでアクセスした場合も、この建物付近に到着します。なお写真正面のガラスの小道は世界各国のガラス製品を無料で展示しているので、ぜひ見ておきたいたころ。またガラス製品の販売だけでなく、奥にカフェなどもありここで休憩も可能です。
逆につり橋のほうを基点に周遊したい場合は、市営の自然休養村管理センター駐車場が便利です。トイレやレストランを付設した休憩所もあります。
なお散策路は非常に良く整備されており、普段靴のままでOKです。道迷いもありません。大渓谷を老若男女だれでも楽しめ、しかも無料スポットですからぜひ気軽に訪れてみてください。
<厳美渓の基本情報>
住所:岩手県一関市厳美町滝ノ上地内
電話番号:0191-23-2350(一関観光協会)
アクセス:JR一関駅から岩手県交通バスで約20分、厳美渓バス停下車
またはJR平泉駅から県道31号をクルマで15分
厳美渓と奥州藤原氏に関する史跡で有名な平泉は目と鼻の先。厳美渓から平泉方面に向かうなら道中にある「達谷窟毘沙門堂」に立ち寄るのも良いでしょう。
こちらは、坂上田村麻呂に由来する1200年の歴史をもつお堂で岩壁を支えるようにして建つ懸崖造りが特徴。厳美渓とクルマで5分と離れていない場所にありますので、お参りしていきましょう。拝観料は1名300円です。
<達谷窟毘沙門道の基本情報>
住所:岩手県平泉町平泉北沢16
電話番号:0191-46-4931
アクセス:JR平泉駅から県道31号をクルマで10分
上述の通り厳美渓は通年オープンの散策自由なスポットです。いつ訪れても良いのですが、唯一注意が必要なのが「かっこうだんご」の営業時期。12〜2月の冬季期間は休業するので、お団子目当ての方はご留意のほど。
それでは気をつけていってらっしゃいませ〜。
2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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