写真:肥後 球磨門
地図を見る大洲の最大の見どころが大洲城です。江戸時代に建築された大洲城は、老朽化により明治21年(1888年)に天守閣が解体されましたが、平成16年(2004年)に往時の姿が蘇りました。大洲城を愛する地元住民の寄付等によって実現した復元作業は、江戸時代のものと考えられる天守閣の木組み模型や、明治時代の古い写真などの豊富な資料に基づいて行われました。
写真:肥後 球磨門
地図を見る各地にある模擬天守閣の階段は、上り下りしやすいように緩やかにしつらえてあることが多いですが、当時の城を忠実に再現しただけあって、垂直に近い急な階段にはビックリします。使用された木材はすべて国産材で、梁や床材には樹齢300年を超えた木曾ヒノキ、床下の基礎材には秋田産の栗の木が使用されています。
写真:肥後 球磨門
地図を見る天守閣からの眺めは雄大でイチオシです。防衛のため掘割の役目があった肱川(ひじかわ)の流れが美しい景観を作り出しています。
<大洲城の基本情報>
住所:愛媛県大洲市大洲903番地
電話番号:0893-24-1146
アクセス:JR伊予大洲駅から徒歩約25分、松山自動車道大洲ICから約10分
写真:肥後 球磨門
地図を見る大洲は「伊予の小京都」と呼ばれ、「おはなはん通り」は特にその名にふさわしい場所です。名前の由来は、昭和41年(1967年)4月から放映されたNHKの連続テレビ小説「おはなはん」で、この地がロケに使われたことから名づけられました。
江戸時代の町割と家並等が残された通りからは、庶民の生活の一端を知ることができます。北側の蔵並びは商家で、南側は武家屋敷でした。
写真:肥後 球磨門
地図を見る白壁の美しい建物に沿って、水路では鯉が泳いでいます。この通りは「おはなはん」の他に1991年に放映された「東京ラブストーリー」の一場面でも採用されました。
<おはなはん通りの基本情報>
住所:愛媛県大洲市大洲
アクセス:大洲まちの駅「あさもや」から徒歩1分
写真:肥後 球磨門
地図を見る「おはなはん通り」から歩いて数分、肱川流域に佇むのが「臥龍山荘(がりゅうさんそう)」で、母屋の「臥龍院」、茶室の「知止庵(ちしあん)」、そして肱川を眺望できる「不老庵」の3つの建築物からなっています。明治時代に大洲出身の貿易商・河内寅次郎(こうちとらじろう)が別荘として建てた傑作で、随所に匠の技や侘び・寂び、遊び心が感じられ、「和」を存分に愉しめる名建築です。
写真:肥後 球磨門
地図を見る母屋は、玄関である「迎礼(げいれい)の間」、夏の暑さを和らげる工夫がされた「清吹(せいすい)の間」、書院座敷の客間「壱是の間」、あえて素朴に、質素に仕上げられた茶室「霞月の間」などから構成されています。「霞月の間」では壁の一部がはがれているのを見ることができます。わざと剥がして利休の侘びを演出したものです。お見逃しなく。
写真:肥後 球磨門
地図を見る必見は自然木が柱になった「不老庵」です。建物の裏手に軒桁(のきげた)を支える槇(まき)の木が立っています。この木は「捨て柱」と呼ばれる柱で、地面に生えたままの木を使用しているのです。建築当時から生き続けている木、「和」の技法が垣間見える演出です。
<臥龍山荘の基本情報>
住所:愛媛県大洲市大洲411-2
電話番号:0893-24-3759
アクセス:JR伊予大洲駅から車で約5分、松山自動車道大洲ICから約10分
写真:肥後 球磨門
地図を見る臥龍山荘から歩いて数分の場所にあるのが「ポコペン横丁」で、昭和レトロ感満載のホーロー看板が壁一面に飾られています。
写真:肥後 球磨門
地図を見るこの一角にあるのが「思ひ出倉庫」です。昭和が再現されている場所で、30年代であろう一般家庭の部屋の中にちゃぶ台や掃除機、白黒テレビ、黒電話などが置かれ昭和レトロを思い切り堪能できます。
写真:肥後 球磨門
地図を見る駄菓子屋もあります。現代は5円、10円ではお菓子は買えませんが、昭和の子供たちは10円玉を握って駄菓子屋に足を運びました。そんな時代を知らない若い人も当時の子供たちの日常に思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。
<ポコペン横丁の基本情報>
住所:大洲市大洲103番地
電話番号:0893-24-2664
アクセス:大洲まちの駅「あさもや」から徒歩3分
写真:肥後 球磨門
地図を見る臥龍山荘やポコペン横丁などを訪れた後に、おはなはん通りにある郷土料理「旬」で地元の味に舌鼓を打ってはいかがでしょう。元武家屋敷だったこともあり敷居の高そうな雰囲気ですが、一人でも気軽に入れる食事処です。
写真:肥後 球磨門
地図を見るランチメニューは基本的に3種類。写真は、「鯛めし」と「いもたき」がセットになった「ふるさと御膳」です。このお店の鯛めしは、鯛の身を米に混ぜて昆布だしで炊いたもので、だしの良く効いたご飯と鯛の甘さが調和したおススメの一品です。
写真:肥後 球磨門
地図を見るいもたきは、大洲特産の夏芋と呼ばれる里芋がゴロゴロ入ったお碗で、滑らかでやわらかな食感が楽しめます。
<郷土料理 旬の基本情報>
住所:愛媛県大洲市大洲652
電話番号:0893-23-4031
アクセス:大洲まちの駅「あさもや」から徒歩1分
大洲城や城下町を巡り武家屋敷でランチをすれば、思う存分伊予の小京都を堪能できるのではないでしょうか。ポコペン横丁の隣には、明治時代の銀行跡「おおず赤煉瓦館」があり、工芸品や特産品の販売や休憩スペースとして利用ができるので、町歩きの途中に立ち寄ることをおススメします。
2019年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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