木蝋で栄えた愛媛県内子町のおすすめ観光スポット5選

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木蝋で栄えた愛媛県内子町のおすすめ観光スポット5選

木蝋で栄えた愛媛県内子町のおすすめ観光スポット5選

更新日:2019/04/09 16:07

肥後 球磨門のプロフィール写真 肥後 球磨門

愛媛県の南西部にある内子町は松山市から40qほど離れた場所の小さな町です。その町は、江戸後期から明治にかけて櫨(はぜ)の実から作った木蝋(もくろう)の生産地で、かつては国内最大規模を誇っていました。木蝋で財を築いた屋敷が立ち並ぶ街並みや木蝋を紹介する資料館、さらに日本のビール王の邸宅や内子町民の思いが伝わる芝居小屋など、内子町のおススメ観光スポットを5か所厳選して紹介します。

ゆっくりと散策して癒される「八日市護国地区」の町並み

ゆっくりと散策して癒される「八日市護国地区」の町並み

写真:肥後 球磨門

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愛媛県の中心部松山市から南西に40qほど離れた場所にある内子町は、江戸時代後期から明治時代にかけて木蝋の生産によって栄えた町です。木蝋とは櫨の実からとった油脂を原料にした蝋です。

木蝋の商売で財を成した豪商の家がおよそ600メートルにわたって建ち並ぶのが、重要伝統的建造物群保存地区に指定された八日市護国地区で、江戸時代にタイムスリップしたような雰囲気が漂う不思議な空間です。

ゆっくりと散策して癒される「八日市護国地区」の町並み

写真:肥後 球磨門

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町並みを散策すると浅黄色の土壁が目につきます。この壁は地元で採れる土で塗られたもので、漆喰塗りの白い壁とのコントラストが温かく味わいある風景をつくり出しています。

ゆっくりと散策して癒される「八日市護国地区」の町並み

写真:肥後 球磨門

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町並み保存は住民の協力がないとできません。それを物語っている建物も多く見られます。例えば床屋(理容店)さん。一般的な理容店はガラス越しに店内が見えるような作りですが、ここは普通の民家。シンボルのサインポールも目立たないような作りになっています。店名も「床屋」。

一軒一軒の家に風情があり、家並み全体がさらに懐かしく癒されるような空間になっているので、ゆっくりと散策することをおススメします。そこここに面白い発見があるかも。

<八日市護国地区の基本情報>
住所:内子町城廻211番地
電話番号:0893-44-5212(八日市・護国町並保存センター)
アクセス:JR内子駅から徒歩20分

豪商の暮らしぶりがわかる「木蠟資料館 上芳我邸」

豪商の暮らしぶりがわかる「木蠟資料館 上芳我邸」

写真:肥後 球磨門

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八日市護国地区の最大の見所といえば、国内最大規模の製蠟業者だった芳我家の邸宅です。芳我家は、本芳我邸や上芳我邸などいくつかの建物が残っていますが、邸内の見学や木蝋の製造工程などを見ることができるのが上芳我邸です。

江戸時代末の木蠟生産の最盛期に建てられた屋敷で、主屋や土蔵など重要文化財に指定された10棟の建物が現存し、中を見学することができます。

豪商の暮らしぶりがわかる「木蠟資料館 上芳我邸」

写真:肥後 球磨門

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当時は20〜30人が働いていたといわれる豪商の生活ぶりを垣間見ることができる空間のひとつが、30坪の台所です。ここで忙しく立ち働いていて、毎日の食事を作っていた使用人たちの姿が目に浮かぶようです。

豪商の暮らしぶりがわかる「木蠟資料館 上芳我邸」

写真:肥後 球磨門

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母屋の裏には国内屈指の木蝋資料館があります。収蔵庫に保管されている1,444点もの重要有形民俗文化財に指定された生蝋道具の一部が展示室で見ることができます。道具などの他に、木蝋の製造工程が12分の1の模型で表され、生産についても詳しく知ることができるので、少し時間を取って入館することをおススメします。

母屋や資料館の見学は有料ですが、生蝋に使われた道具などが残る「釜場」や庭などは自由に立ち入ることができ、木蝋で作った和ろうそくを販売するショップやカフェもあるので立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

<木蠟資料館 上芳我邸の基本情報>
住所:愛媛県喜多郡内子町内子2696
電話番号:0893-44-2771
アクセス:JR内子駅から徒歩18分

内子弁で話す人形がリアル「商いと暮らし博物館」

内子弁で話す人形がリアル「商いと暮らし博物館」

写真:肥後 球磨門

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町並み保存地区を過ぎて、伊予銀行がある交差点を右方向に進むと「いらっしゃい。寄っていきませんか」と元気な声が聞こえてきます。大正時代の薬屋の店頭の様子を再現した「商いと暮らし博物館」です。薬局の店舗と家屋を再現し、棚には珍しい当時の薬や雑貨などの商品が並んでいます。

内子弁で話す人形がリアル「商いと暮らし博物館」

写真:肥後 球磨門

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館内に入ると、当時の食事風景や炊事の様子などを等身大の人形をつかって表現し、近寄ると「内子弁」の会話が飛び込んできてすごくリアル。仲間に入れてもらいたいような気分になりますよ。

内子弁で話す人形がリアル「商いと暮らし博物館」

写真:肥後 球磨門

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歴史民俗資料館が併設され、 当時の内子の町並みの模型、地域の歴史や風俗、郷土の人物などがパネルなどで紹介されています。内子の商家の暮らしぶりや歴史、そして風俗などを学べるおススメの施設です。

<商いと暮らし博物館の基本情報>
住所:愛媛県喜多郡内子町内子1938
電話番号:0893-44-5220
アクセス:JR内子駅から徒歩10分

日本のビール王の邸宅「文化交流ヴィラ高橋邸」

日本のビール王の邸宅「文化交流ヴィラ高橋邸」

写真:肥後 球磨門

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内子のメインストリートから外れた場所にあるのが、「文化交流ヴィラ高橋邸」です。この家はビールを日本の大衆文化に育て上げた高橋龍太郎の生家です。

日本のビール王の邸宅「文化交流ヴィラ高橋邸」

写真:肥後 球磨門

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母屋はカフェとして開放されています。レトロな趣の中でいただく薫り高いコーヒー。贅沢な時間を過ごしてはいかがでしょうか。

日本のビール王の邸宅「文化交流ヴィラ高橋邸」

写真:肥後 球磨門

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カフェを利用しなくても室内は自由に見学できます。室内にはアサヒビールから寄贈されたポスターなどが展示され、興味をひかれます。同じ敷地内にある二階建ての家は1日1組限定の宿泊施設になっているので、ビール王の家に宿泊して内子を満喫してみるのもいいのではないでしょうか。

<文化交流ヴィラ高橋邸の基本情報>
住所:愛媛県喜多郡内子町内子2403
電話番号:0893-44-2354
アクセス:JR内子駅から徒歩15分

大正期の内子町民の思いが伝わる「内子座」

大正期の内子町民の思いが伝わる「内子座」

写真:肥後 球磨門

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内子町に現役の芝居小屋があります。大正5年(1916年)に大正天皇の即位を祝い創建された内子座で、木造二階建ての瓦葺き入母屋作り、純和風様式の本格的な芝居小屋として建設されました。

大正期の内子町民の思いが伝わる「内子座」

写真:肥後 球磨門

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回り舞台や花道、桝席、楽屋だけでなく、地下にある「すっぽん」と呼ばれるせり上がり舞台装置や奈落など、当時の建築技術を駆使した構造も見学できます。

大正期の内子町民の思いが伝わる「内子座」

写真:肥後 球磨門

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一般の方も申し込めば利用でき、ここで披露宴を行った新郎新婦は回り舞台でダンスを披露したという話もあります。舞台で一曲歌い芸能人になった気分になるのも楽しいかも。
歌舞伎や落語などの公演がある場合は見学ができないので事前にホームページなどで確認することをおススメします。

<内子座の基本情報>
住所:愛媛県喜多郡内子町内子2102
電話番号:0893-44-2840
アクセス:JR内子駅から徒歩8分

小さい町なのに見どころ満載の内子町

内子町は小さいながら盛りだくさんの観光スポットが存在する町です。木蝋で栄えた豪商の邸宅や資料館が残る町並み、昔の商家の暮らしがわかる博物館、内子座のような文化財、そしてビール王の家カフェ。江戸から明治、大正、昭和と引き継がれてきた町並みに足を運んで癒しのひと時を楽しんではいかがでしょうか。

2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/10/12 訪問

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