子育&眼病治癒に御利益あり!東京・中野「新井薬師」

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子育&眼病治癒に御利益あり!東京・中野「新井薬師」

子育&眼病治癒に御利益あり!東京・中野「新井薬師」

更新日:2018/11/28 19:21

井伊 たびをのプロフィール写真 井伊 たびを 社寺ナビゲーター、狛犬愛好家

東京中野の「新井薬師」は、初詣客で賑わう寺院として有名。春にはさくらの名所として人気があり、「新東京百景」のひとつに数えられている。御本尊は秘仏であり、寅年のみの御開帳であるが、毎月8のつく日に開催される「八の市」という縁日には、大勢の参拝客で賑わう。「武相四大薬師」のひとつでもあり、子育や眼病治癒に、御利益がある。本堂にいる「木製狛犬」は、狛犬愛好家にもあまり知られていないが必見である。

「新井薬師」は新東京百景のひとつ

「新井薬師」は新東京百景のひとつ

写真:井伊 たびを

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東京都中野区にある「梅照院(ばいしょういん)」は、「新井薬師(あらいやくし)」として親しまれている、真言宗豊山派の寺院である。正式名称は新井山梅照院薬王寺(あらいさんばいしょういんやくおうじ)で、桜の名所として「新東京百景」のひとつに数えられている。

当寺院を訪れるには、西武新宿線「新井薬師前駅」南口から歩いて5分が便利だ。風情ある駅前の商店街を、南西方面へ真っ直ぐ進み、「新井薬師門前交差点」を右折すれば、目の前に写真の山門を見つけることができる。

「新井薬師」は新東京百景のひとつ

写真:井伊 たびを

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当寺院の御本尊は、薬師如来(表側)と如意輪観音(裏側)の二仏一体で、高さ一寸六分(約5.5p)のご尊像であり、秘仏扱いのため御開帳は寅年に限られている。

新田義貞の家臣による開山とされ、鎌倉時代に活躍した武将・新田家ゆかりの守護仏であったとも伝えられている。

「新井薬師」は新東京百景のひとつ

写真:井伊 たびを

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蓮の華を模した器から手水が迸る手水舎。その裏手には、当寺の井戸水(白龍権現水)が一般に開放され、飲料水として多くの人々が汲みに訪れている。

ちなみに「新井」という地名は、当地で新たに井戸を掘ったことに由来している。また当寺は、高尾山薬王院、日向薬師、峰の薬師とともに“武相四大薬師”に数えられている。

「目の薬師」や「子育て薬師」として信仰されている

「目の薬師」や「子育て薬師」として信仰されている

写真:井伊 たびを

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寺伝によると、鎌倉末期、相模国(神奈川県)から行春(ぎょうしゅん)という沙門(僧)が、この地を訪れ、清水の湧き出るこの地こそ、真言密教の修行道場にふさわしいと感じて草庵を開いた。

ところが、この草庵は、徳川初期ごろには廃寺同然に荒れ果ててしまっていた。あるころから、その庭に植わる梅の古木が、夜毎に光るという現象が起こるようになった。

やがて、1925年(天正14年)3月21日に、その梅の木を調べてみると、“薬師如来”が現れていたという。これを機に「薬師堂」を建立したのが、「梅照院」のはじまりとされている。

「目の薬師」や「子育て薬師」として信仰されている

写真:井伊 たびを

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その不思議な出来事とともに出現した薬師如来は、二代将軍秀忠公の第五子・和子の方(東福門院)が、患った悪質な眼病を祈願して快癒したことから「目の薬師」とされている。

また、“第五世玄鏡”が如来の啓示によって、秀れた小児薬を調整したことから「子育て薬師」としても、今日まで篤く信仰されている。

当寺では、毎月8のつく日に「八の市」という縁日が開催されている。ここ新井薬師や巣鴨のように、毎月定期的に縁日が開催されるのは、現在都内では数ヵ所しかない

「木製狛犬」と「十二神将」

「木製狛犬」と「十二神将」

写真:井伊 たびを

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御本殿には、立派な木製狛犬が護りを固めている。さらに、左右の壁には、「十二神将(じゅうにしんしょう)」が薬師如来を護っている。

ちなみに、十二神將とは、各々が七千もの「眷属神(けんぞくしん)」という将兵を随える大将であり、薬師如来を中央として十二の方位に陣を張り、いつ何時攻め入るか分からない魔障たちから守り続けている神々である。

「木製狛犬」と「十二神将」

写真:井伊 たびを

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十二神將は、総勢八万四千という大軍を、率いなければならぬ程の厳しい戦があり、常に命を懸けて薬師如来と、信仰する人々を守護する頼もしい存在である。

凛々しい身なりではあるが、その本当の姿は、薬師如来の願いを無事に成就させたいと心から願う十二体の仏がお姿を変えたもの。十二神將として影となって助けている。しかもこの仏たちは、大日如来や阿弥陀如来をはじめとする、私たちにとっても馴染みの深い仏様たちなのである。

「木製狛犬」と「十二神将」

写真:井伊 たびを

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御本堂の屋根に逆さに立つ狛犬もお見逃しなく!

「不動堂」と「ねがい地蔵さん」

「不動堂」と「ねがい地蔵さん」

写真:井伊 たびを

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山門をくぐり、境内に入ってすぐ右手に「不動堂」がある。

「不動堂」と「ねがい地蔵さん」

写真:井伊 たびを

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「不動堂」の傍らにいらっしゃる「ねがい地蔵尊」。こちらのお地蔵さんの御身体にひしゃくで水をかけ、治して頂きたい部位をたわしや、スポンジで擦って、その治癒を祈念すれば、その御利益があるとされている。

「不動堂」と「ねがい地蔵さん」

写真:井伊 たびを

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「ねがい地蔵さん」の前には、念願成就を祈念して、お守りの「ねがい地蔵」が、並んでいるのがほほえましく、心が和む風景である。

新井薬師の基本情報

住所:東京都中野区新井5丁目3−5
電話番号:03-3386-1355
アクセス:西武新宿線「新井薬師前駅」南口から歩いて5分

2018年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/10/21 訪問

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