写真:風祭 哲哉
地図を見る都心からのアクセス良好といわれる山梨の甲府盆地。中央道の甲府昭和ICまでは約120〜130キロの距離ですが、休日の中央道は渋滞に左右されますので、車の場合はお昼前後の到着を目途に計画を立てるのが現実的です。
一方、JR中央本線の特急なら甲府まで都心から1時間半ちょっとですので、確実に予定をこなしたいのであれば列車利用もおすすめ。ただし、現地では公共交通機関の不便な場所もありますので、下車後にレンタカーを借りたほうがいいでしょう。
写真:風祭 哲哉
地図を見るまず最初の訪問は、戦国時代きっての名将、武田信玄公を祭神として祀っている武田神社。甲斐の国・山梨といえばなんといっても武田信玄。甲府市街の北の高台にあるこの武田神社は、かつて武田家の館であった躑躅ヶ崎館跡に建てられ、現在でも甲斐の国の総鎮護として祟敬を集めています。
写真:風祭 哲哉
地図を見る稀代の戦国武将であった武田信玄を祀るこの神社の御利益はスバリ「勝運」。勝負事の祈願ももちろんですが、「自分自身に勝ち」そして「人生において勝利を手にする」というご利益を願って参拝するとよいとされています。
境内には宝物殿や名水・姫の井戸、三葉の松などの見どころも多数ありますが、なによりもあれほど巨大だった武田家が、天を仰ぐような城郭を築くわけでもなく、領民の負担の少ない質素な館に住んでいたことに改めて領主としての偉大さを感じることができます。
写真:風祭 哲哉
地図を見る甲府市内をさらに北に進むと国の特別名勝で「日本一の渓谷美」ともいわる昇仙峡があります。 自然がつくりだした全長5キロにわたる花崗岩の断崖や奇岩の中を、荒川の豊かな水が流れる昇仙峡は甲府を代表する景勝地です。
写真:風祭 哲哉
地図を見る昇仙峡には渓谷に沿って遊歩道が整備されていますので、ぜひ散策してみましょう。
健脚向けには全長6キロのトレッキングコースもありますが、おすすめは県営駐車場をスタートし、昇仙峡を代表するビュースポット、覚円峰、石門を通り、仙娥滝へと至るコース。片道約2.4キロですが、昇仙峡のハイライトを効率よく見ることができます。
写真:風祭 哲哉
地図を見る遊歩道の終点近くにある仙娥滝は、花崗岩の岩肌を削りながら落下する落差30メートルの滝。激しい水しぶきにより滝つぼから虹がかかっていることも多く、人気のスポットとなっています。
仙娥滝の上に土産店や食堂が並んでいて、さらにその上には「昇仙峡影絵の森美術館」があり、影絵作家、藤城清治氏の作品や山下清氏の作品を楽しむことができます。
提供元:やまなし観光推進機構
http://www.yamanashi-kankou.jp/index.html甲府周辺には甲府湯村温泉、石和温泉などの温泉街がありますので、宿泊はやっぱり温泉がおすすめ。ただし泊食分離にして、夜は甲府の街で地元のグルメを楽しみたい、ということであれば甲府市内のホテルも選択肢に入ります。
提供元:ほったらかし温泉
http://www.hottarakashi-onsen.com/どこに泊まっても、ぜひおすすめしたいのが、山梨市の高台にある「ほったらかし温泉」。今では絶景温泉としてすっかり有名になりましたが、やはりここで富士山を望む日の出風呂は一度は体験しておきたいもの。
写真:風祭 哲哉
地図を見るほったらかし温泉は甲府から30分、石和から20分と多少離れていますが、天気がよく、富士山の眺望が期待できそうなら朝食前にわざわざ宿を抜け出してでも来る価値があります。
ここには「あっちの湯」と「こっちの湯」の2つの温泉があり、「あっちの湯」は早朝から夜まで営業しているので日の出風呂のほか夜景風呂を楽しむこともできます。
もちろんホテルチェックアウト後、日中に訪問することもできます。日中の訪問の場合、どちらかのお風呂を選んで入浴することになりますが、主な違いは「広さ(「あっちの湯」のほうが「こっちの湯」の2倍)」「泉質」「富士山の眺望角度」の3つですので、ご自身のお好みに応じてお選びください。
<ほったらかし温泉 基本情報>
住所:山梨県山梨市矢坪1669-18
電話番号:0553-23-1526
アクセス:中央道「勝沼IC」又は「一宮・御坂IC」から約25分/JR山梨市駅からタクシー10分
営業時間:「あっちの湯」日の出1時間前〜22時(最終受付21時30分)、「こっちの湯」10時30分〜17時(最終受付16時)※土日祝日は22時まで
写真:風祭 哲哉
地図を見る石和温泉と同じ笛吹市にあるのが、山梨を代表するお菓子メーカー桔梗屋の本社工場。最近は桔梗信玄餅をはじめとするお菓子の詰め放題で話題ですが、実はそのほかにもお得で楽しいイベントが盛り沢山のお菓子のテーマパークなのです。
220円でお菓子の詰め放題ができるイベントは毎日9時半から開催ですが、これに参加するのは至難の技。整理券が配布される日もあるほどで休日は早朝から行列ができ、平日でも並ばずに詰め放題をすることは難しいため、参戦するのであれば相当な覚悟でのぞんでください(笑)
でも、万一争奪戦に敗れたとしても、気落ちする必要はありませんよ。
写真:風祭 哲哉
地図を見るまずは「社員特価販売1/2」。賞味期限が近いものや多少変形している商品がお得な価格で買えるアウトレットは毎日9時から営業しています。桔梗信玄餅以外の商品もたくさん並んでいますが、こちらも人気商品は早めに売り切れるのでご注意ください。
写真:風祭 哲哉
地図を見る続いて工場見学に行きましょう。特に注目してほしいのは桔梗信玄餅が製造ラインに乗って次々と流れてくる中、ひとつひとつ「人の手」によって包装されていくシーン。1つを結ぶのにかかる時間、平均4秒といわれる手際の良さは必見です。また工場見学のあとには、桔梗信玄餅の包装体験もできるので、ぜひチャレンジしてみてください。
その他、工場にはオリジナル商品が揃う直営ショップやカフェ、自社農園の野菜を販売する「グリーンアウトレット1/2」、桔梗屋オリジナルのお弁当を激安価格で購入できるコンビニまでありますので、山梨土産はここで揃えてしまいましょう!
提供元:やまなし観光推進機構
http://www.yamanashi-kankou.jp/index.html甲府盆地の味覚といえば旬のフルーツ。特に初夏から秋にかけての桃やブドウは有名です。こうしたフルーツの旬の時期なら、甲府から勝沼にかけて、甲府盆地のほぼ全域で味覚狩りを楽しむことができます。
旬の季節以外や、もう少し大人の楽しみ方をご希望の方はワイナリーめぐりはいかがですか?
甲州ワインの産地、甲府盆地にはメルシャンやサントリーといった大手から、地元の職人によるこだわりのワイナリーまで数多くのワイナリーありますが、徹底的にワインにこだわるならグレイスワイン(中央葡萄酒)、家族などで体験を楽しむなら生ワインのボトル詰めやオリジナルラベル作りができるロリアンワイン(白百合醸造)がおすすめです。
写真:風祭 哲哉
地図を見る山梨に行ったら郷土料理「ほうとう」も一度は味わいたいですね。県内にはたくさんの有名店がありますので、昼食としていかがでしょうか?
1日目、昇仙峡であれば絶景の覚円峰をのぞむ「金渓館」、甲府市内なら「小作」、2日目ワイナリーめぐりの前後であれば勝沼の「皆吉」「ほうとう処 いしはら」などが有名です。
首都圏からアクセスのいい山梨・甲府盆地。見どころもたくさんありますが、今回は昇仙峡や武田神社、味覚狩りやワイナリーめぐりといった昔からの定番コースに加え、桔梗屋やほったらかし温泉など、話題の人気スポットも入れたコースをご案内しました。
歴史・自然・温泉・土産・食、すべての要素がバランスよく入っているため春夏秋冬どの季節に行っても楽しめるプランですが、首都圏に近いためシーズン中の週末は大変混雑します。可能であれば少し前後にずらせて訪れるといいかもしれませんね。
2018年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2023/12/10更新)
- 広告 -