京都の紅葉名所・嵐山「宝厳院」“秋の特別拝観”はおすすめ

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京都の紅葉名所・嵐山「宝厳院」“秋の特別拝観”はおすすめ

京都の紅葉名所・嵐山「宝厳院」“秋の特別拝観”はおすすめ

更新日:2018/11/08 09:49

沢木 慎太郎のプロフィール写真 沢木 慎太郎 放送局ディレクター、紀行小説家

“秋の特別拝観”で絶対におすすめの紅葉名所が、京都・嵐山の「宝厳院(ほうごんいん)」。世界遺産・天龍寺の塔頭(たっちゅう)です。「獅子吼の庭」(ししくのにわ)と呼ばれる庭園は紅葉が美しく、心が癒されるスポット。2018年の“秋の特別拝観”は10月6日〜12月9日まで。夜間特別拝観(ライトアップ、11/9〜12/2)も行われます。宝厳院の紅葉の見ごろや紅葉時期、おすすめスポットをご紹介します。

宝厳院・秋の特別拝観&夜間特別拝観(紅葉のライトアップ)

宝厳院・秋の特別拝観&夜間特別拝観(紅葉のライトアップ)

写真:沢木 慎太郎

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京都・嵐山。世界遺産の天龍寺など由緒ある寺院や神社があり、日本を代表する人気の観光スポットです。桜や紅葉の名所でもあり、竹林の小径や嵯峨野トロッコ列車など、ファミリーやカップル、女子旅にもおすすめの景勝地です。嵯峨野散策コースの中心となる渡月橋付近(写真)では土産店が多く、食べ歩きも楽しむことができます。

宝厳院・秋の特別拝観&夜間特別拝観(紅葉のライトアップ)

写真:沢木 慎太郎

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渡月橋から徒歩約5分の場所にあるのが「宝厳院」。世界遺産・天龍寺の塔頭(たっちゅう)の一つです。嵐山を借景とした庭園「獅子吼の庭」(ししくのにわ)で知られています。紅葉の時期には、約3000本の紅葉が赤や黄色に染まり、格別の美しさ。「嵐山駅」(阪急・嵐電)や「嵯峨嵐山駅」(JR)に近く、アクセスがたいへん便利なのもおすすめ。

宝厳院・秋の特別拝観&夜間特別拝観(紅葉のライトアップ)

写真:沢木 慎太郎

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「宝厳院」はいつでも拝観できるお寺ではなく、一般公開となるのは春と秋の年2回だけ。春の特別拝観(3月中旬〜6月下旬)では青紅葉を、秋の特別拝観(10月初旬〜12月上旬)では真っ赤な紅葉を楽しむことができます。

「宝厳院」の紅葉時期・見ごろは例年11月下旬から12月上旬。しかし、10月から色づき始め、青から赤へと移り変わるグラデーションも美しい。秋の夜間特別拝観(紅葉のライトアップ)も行われ、昼間と違った風情を楽しむことができます。

京都・嵐山の紅葉名所!宝厳院の「獅子吼の庭」

京都・嵐山の紅葉名所!宝厳院の「獅子吼の庭」

写真:沢木 慎太郎

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「宝厳院」は、時代劇のロケ地にも使われるので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?鎌倉仏教のひとつ、臨済宗天龍寺派・大本山天龍寺の塔頭寺院が「宝厳院」です。

室町時代の1461年、守護大名の細川頼之が聖仲永光禅師(天龍寺三世法孫) を開山に迎えたことが始まり。ご本尊は、十一面観音菩薩。脇仏には、足利尊氏が信仰したとされる地蔵菩薩像が祀られ、西国三十三ヶ所めぐりに匹敵するパワースポットでもあります。

京都・嵐山の紅葉名所!宝厳院の「獅子吼の庭」

写真:沢木 慎太郎

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宝厳院の最大の見どころは「獅子吼の庭」。紅葉の色彩の豊かさ。せせらぎの音。風の匂い。鳥の声。美しい日本庭園は五感に働きかけ、心が休まります。

京都・嵐山の紅葉名所!宝厳院の「獅子吼の庭」

写真:沢木 慎太郎

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「獅子吼の庭」は、江戸時代の京都観光ガイドともいえる『都林泉名勝図会』でも紹介されており、古くから日本人にとっての安らぎの場所。

「獅子吼(ししく)」とは、“ライオンがほえて、百獣を恐れさせる”ことから、釈尊(ブッダ)が大衆に恐れることなく説法する様子をたとえたものです。

仏の言葉は、風となり、紅葉の色や小鳥のさえずり、さまざまな自然の美しさとなって、現れたり消えたりします。静寂と美しさ。仏の精神性が感じられるのが「獅子吼の庭」の魅力です。

宝厳院「獅子吼の庭」を彩る不思議なパワーストーン

宝厳院「獅子吼の庭」を彩る不思議なパワーストーン

写真:沢木 慎太郎

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「獅子吼の庭」は、戦国時代の臨済宗の禅僧、策彦周良(さくげんしゅうりょう)によって作られた借景回遊式庭園。そこには人間界の苦しみや救い、釈迦如来のもとに説法を拝聴しに行く姿や厳しい修行の様子が、「苦海」や「三尊石」「獣石」「瀧門瀑」といった石や岩で表現されています。

宝厳院「獅子吼の庭」を彩る不思議なパワーストーン

写真:沢木 慎太郎

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「獅子吼の庭」では、碧岩や響岩といった名前の巨石が見られます。これらは、約2億年前の海底に堆積した微生物やプランクトンの塊。硬度が高く、パワーストーンのマニアがパワーを授かりに拝観することも。

宝厳院「獅子吼の庭」を彩る不思議なパワーストーン

写真:沢木 慎太郎

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ひときわ大きな巨岩が「獅子岩」。獅子の横顔に似ていることから名づけられました。この付近は紅葉や苔庭が美しいスポット。

宝厳院の建物と紅葉のコラボも見どころ

宝厳院の建物と紅葉のコラボも見どころ

写真:沢木 慎太郎

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宝厳院では、「獅子吼の庭」を取り囲むように、「本堂」や「書院」をはじめ、茶室の「無畏庵(むいあん)」や「青嶂軒(せいしょうけん)」、「無礙光堂(むげこうどう)」といった建物が並び、モミジとのコラボが美しい。写真の建物は無礙光堂。赤く染まった紅葉と、青紅葉が折り重なるグラデーションも風情があります。

宝厳院の建物と紅葉のコラボも見どころ

写真:沢木 慎太郎

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円窓が見られる茶室の「青嶂軒」。赤い紅葉との対比も風情があります。

宝厳院の建物と紅葉のコラボも見どころ

写真:沢木 慎太郎

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こちらも茶室の「青嶂軒」ですが、かやぶき屋根を彩る紅葉の美しさも格別です。

白壁、竹垣、紅葉のトンネルも必見!宝厳院で日本の秋を感じる旅

白壁、竹垣、紅葉のトンネルも必見!宝厳院で日本の秋を感じる旅

写真:沢木 慎太郎

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「獅子吼の庭」と参道の間には白壁が連なり、紅葉の赤と白壁のコントラストも鮮やか。

白壁、竹垣、紅葉のトンネルも必見!宝厳院で日本の秋を感じる旅

写真:沢木 慎太郎

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瓦屋根や竹垣を背景にした紅葉も美しい。“日本の秋”が感じられます。

白壁、竹垣、紅葉のトンネルも必見!宝厳院で日本の秋を感じる旅

写真:沢木 慎太郎

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最後のご紹介は、参道の紅葉のトンネル。真っ赤に染まる紅葉。やさしいオレンジ色や黄色。青みがかった紅葉。さまざまな色彩が混ざりあい、互いに譲りあいながらも自分の色を打ち消すことなく、澄んだ独自の美しさ、輝きがあります。

宝厳院は、京都の随一の紅葉名所。門前には嵐山羅漢が祀られ、明るい秋の美しさの中で優しい微笑を浮かべています。

なお、京都の紅葉スポットについては別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方は関連MEMOに貼り付けたリンクからのぞいてみて下さい。

宝厳院(ほうごんいん)の基本情報

住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
電話番号:075-861-0091
アクセス:嵐電「嵐山駅」から徒歩約3分、阪急「嵐山駅」から徒歩約10分、JR「嵯峨嵐山駅」から徒歩約10分/JR京都駅から市バス28番「嵐山天龍寺前駅」、JR京都駅から京都バス72号・73番「京福嵐山駅前」
天龍寺駐車場:営業時間は8時30分〜17時30分(10月21日〜3月20日は17時まで)/駐車台数は約120台/駐車料金は普通車1回1000円

<2018年 宝厳院「獅子吼の庭」秋の特別拝観>
拝観期間:10月6日(土)〜12月9日(日)
拝観時間:9時〜17時(受付終了は本堂が16時30分、庭園が16時45分) 
拝観料(庭園):大人500円(宝厳院本堂は別途500円)
宝厳院本堂も同時特別公開、拝観料は別途500円必要です。

<2018年 宝厳院 秋の夜間特別拝観(紅葉のライトアップ)>
拝観期間:11月9日(金)〜12月2日(日)
拝観時間:17時30分〜20時30分(受付終了は本堂が20時、庭園が20時15分)
拝観料:大人600円(宝厳院本堂は別途500円)

2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/11/21 訪問

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