江戸時代から明治時代にかけて、木蝋(もくろう)の生産で栄えた町、愛媛県内子町。八日市・護国地区にはその頃の風景が再現されているかのような、趣のある家屋が軒を連ねます。
約600メートルにわたる町並みは、重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選定されており、土壁と白漆喰のたたずまいが、国内外問わず多くの観光客を魅了します。
町並みには電柱は見当たらず、当時のままの風景が残されています。国の重要文化財に指定されている邸宅や、建物に施されたさまざまな意匠も必見。
斜めに組まれたなまこ壁、ベンガラの出格子、むき出しの裸電球、石畳の細い路地、どれも内子ならではの特徴的な風景です。
内子の伝統的な町並みの中にある一軒宿「内子の宿 織」は、保存地区の端にあり、内子の町散策のスタートに最適なロケーション。町並みに溶け込んだたたずまいに、小さな暖簾が、宿であることを控え目にアピール。大きな看板を掲げないところが、内子の風景に似合います。
大正時代後期に造られた古民家をリノベーションした「織」は、一棟貸しのスタイル。思い思いの過ごし方ができるので、家族やグループ、外国人旅行者にもおすすめです。
お部屋は1階が、8畳の和室と洋室が二間続きになっており、和室には掘りごたつが、洋室にはダブルベッドが2台置かれ、離れに洗面と浴室があります。2階はベッドが2台置かれたお部屋のほかに、和室と3畳ほどの吹き抜け空間があり、お手洗いは各階に設置されています。
伝統的な外観ですが、中に入るとジャパニーズモダンに改装された空間に驚きます。広い土間続きの玄関に置かれた下駄、格子戸の向こうを歩く観光客の姿、宿に入ってからも旅の気分が盛り上がります。
キッチンにはIHクッキングヒーターやレンジも完備。調理器具や食器類もそろっているので自炊も可能です。
ダイニングルームは中庭が眺められる落ち着いた空間。食事のときだけでなく、お酒を飲みながら語らう空間としても利用できます。
1階の廊下からお庭を眺めながら離れに向かうと、石造りのお風呂が特徴の浴室があります。大人ふたりほどが入れる浴槽は、保温や追い炊きができる自動給湯タイプ。好きな温度のお風呂にじっくり浸かれます。
石造りの湯舟のまわりを囲むように作られたベンチ状の木板が、和の空間をうまく演出しています。
洗い場もとても広々しており、シャワーの水圧も十分です。
アメニティはフランス・アルゴテルムのシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ボディローションが、宿泊客ごとに個別に用意され、女性にも好評です。
湯舟に浸かりながら眺めることができるのがこちらの小さなお庭。お風呂の窓は網戸にすることもできますので、季節ごとの風を感じながらの湯浴みもおすすめ。虫の音を聞きながらの入浴なんて、普段はなかなかできません。
1階のお部屋は二間続き。掘りごたつのある畳のお部屋の隣に、ダブルベッドがふたつ置かれた寝室。エアコンはもちろん、作務衣風の寝間着や半纏も用意され、快適な眠りをお約束。
2階の少し小さめのお部屋にはシングルとセミダブルのベッドがひとつずつ配置。グループ旅行や2世代・3世代でのファミリー旅行にも使えます。
2階の客室からは、町並み保存地区の風景が見られます。リノベーションされた家屋ですが、ところどころに当時の建物の味わいも残り、外からの風を感じながら、町の風景を眺めるのは趣があります。
「織」の最大の特長と言ってもよいのが朝食。7:30以降のお好きな時間を指定すると、調理人ができたての朝食を「織」のキッチンで作ってくれます。季節の野菜や果物をふんだんに使った栄養バランスの考えられた朝食は、和食での提供がメインです。食後には淹れ立てのコーヒーのサービスもあります。また、連泊される方は、2日目以降の朝食を和食か洋食か選択できます。
内子の魅力を堪能するには、内子に宿泊するのがいちばん。観光客のいなくなった夜の保存地区は、裸電球が建物を照らし幻想的な風景が堪能できます。
朝早く起きて散歩すれば、誰もいない町並みも独占できます。
「内子の宿 織」は旅の思い出を増やしてくれるおすすめのお宿。友人や家族でのご旅行にぜひご利用ください。
「内子の宿 織」は、内子・八日市護国地区にある築100年以上の古民家を、リノベーションした一棟貸しの宿。グループ旅行やファミリーでの利用に最適です。日本家屋の味わいを残しつつ、ジャパニーズモダンの快適な空間が備わった心落ち着く宿で、旅の雰囲気を盛り上げてくれること間違いなしです。「内子の宿 織」で内子の魅力を存分に味わってみませんか。
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