京都・知恩院の秋のライトアップは見逃せない!

京都・知恩院の秋のライトアップは見逃せない!

更新日:2018/11/15 11:46

美里 茉奈のプロフィール写真 美里 茉奈 禁煙旅行推進ライター、素敵カフェ・レストラン発掘人
秋の京都といえば紅葉と夜のライトアップ。普段は入ることができない寺社仏閣の夜の境内で、昼間とは異なる美しさを楽しむことができますよね。
今回は、いま何かと話題になっている「知恩院」のライトアップをお届けいたします。2018年からライトアップもバージョンアップしてより楽しめるように。ライトアップ期間のみ限定の「御朱印」も忘れずに手に入れてくださいね。

知恩院ライトアップについて

知恩院ライトアップについて

写真:美里 茉奈

地図を見る

京都・東山に位置する知恩院は、鎌倉時代に浄土宗の開祖である法然上人が入寂された遺跡に建つという由緒ある寺院です。江戸時代には、徳川家康公が浄土宗を信仰したことから、京都の菩提所と定められ現在の形に整えられました。
写真の「三門(さんもん)」は徳川秀忠公が建立した日本最大級の木造二重門で、国宝に指定されています。その高さ24メートル、横幅50メートル、約7万枚の屋根瓦が使われているという壮麗な佇まいは圧巻です。

知恩院ライトアップについて

写真:美里 茉奈

地図を見る

知恩院では毎年春と秋に特別夜間拝観を行っており、春は桜・秋は紅葉と共に美しくライトアップされた境内を楽しむことができます。
写真は三門から境内に入る際の「男坂」です。男坂はライトアップはしますが、急な階段のため、上り下りは「女坂」の方からしてください。女坂を登り切ったところに、朱印所と御影堂(現在工事中)があります。

知恩院ライトアップについて

写真:美里 茉奈

地図を見る

こちらの写真はライトアップされた宝佛殿。2018年秋の知恩院ライトアップにおける観覧場所は三門楼上、友禅苑、女坂、宝佛殿の4ケ所です。なかでも見どころの「三門」と「友禅苑」についてピックアップして次項から解説いたします。

知恩院ライトアップ見どころスポットその1「三門」

知恩院ライトアップ見どころスポットその1「三門」

提供元:浄土宗総本山知恩院

http://www.chion-in.or.jp/地図を見る

まず、一番の見どころは2年ぶりのライトアップとなる「三門」です。三つの門は、「空門(くうもん)」「無相門(むそうもん)」「無願門(むがんもん)」という、悟りに通ずる三つの解脱の境地を表わす門(三解脱門:さんげだつもん)を意味しており、ライトアップされて暗闇に浮かび上がる様はとても荘厳で華麗。

知恩院ライトアップ見どころスポットその1「三門」

提供元:浄土宗総本山知恩院

http://www.chion-in.or.jp/

そして、ただ照らすだけのライトアップだけじゃありません。三門の柱にはありがたくも「南無阿弥陀仏」の文字が浮かび上がります。

知恩院ライトアップ見どころスポットその1「三門」

提供元:浄土宗総本山知恩院

http://www.chion-in.or.jp/

さらに、今回は特別公開の三門楼上に登って、ひときわ高い場所から京都市内の夜景を堪能することもできます。楼上の内部は仏堂となっていて、重要文化財に指定されている宝冠釈迦牟尼仏像や十六羅漢像が安置されているほか、天井や柱、壁などには極楽浄土の世界が極彩色で色鮮やかに描かれています。

通常は楼上内部と楼上から眺める景色共に撮影禁止ですが、ライトアップ期間は特別に景色の撮影のみ可能となりました。この機会にぜひ三門楼上からの京都市内の夜景をカメラに収めてみてはいかがでしょうか。

知恩院ライトアップ見どころスポットその2「友禅苑」

知恩院ライトアップ見どころスポットその2「友禅苑」

提供元:浄土宗総本山知恩院

http://www.chion-in.or.jp/地図を見る

ライトアップのもう一つの見どころは「友禅苑」友禅染の始祖である宮崎友禅氏の生誕300年を記念して、昭和29年に改修造園された庭園です。普段は友禅苑に入るためには拝観料が別に必要ですが、ライトアップ期間中は共通の拝観料でそのまま入ることができます。高村光雲作の「聖観音菩薩像」が立つ池の周りが、特におすすめの撮影スポットです。

知恩院ライトアップ見どころスポットその2「友禅苑」

写真:美里 茉奈

地図を見る

また、庭園内の枯山水は美しくブルーにライトアップされ、川のせせらぎを感じられるような構成になっています。幻想的な風景が楽しめますよ。境内の女坂を登るところの小川もブルーにライトアップされている箇所がありますので、そちらも必見です。

知恩院ライトアップ見どころスポットその2「友禅苑」

写真:美里 茉奈

地図を見る

参道を照らす道しるべともなる灯篭には全て「浄土宗総本山 知恩院」の文字が。よく見ると、場所によってライトの形が違ったりします。

ライトアップ限定御朱印や気になるイベント、お土産も

ライトアップ限定御朱印や気になるイベント、お土産も

写真:美里 茉奈

地図を見る

秋のライトアップでぜひ手に入れたいのが、限定御朱印「阿弥陀如来」です。左上の「夜間 特別拝観」の文字がプレミア感を感じさせてくれますね。朱印所は男坂・女坂を登ったところにありますので、忘れずに立ち寄りましょう。

ライトアップ限定御朱印や気になるイベント、お土産も

提供元:浄土宗総本山知恩院

http://www.chion-in.or.jp/highlight/building/sanmo…

また、2018年秋のライトアップ期間中は宝佛殿にて「聞いてみよう!お坊さんのはなし」と題し、み仏の教えに親しみを持っていただく体験イベントも開催。お話の後には、お坊さんと皆さまで一緒に木魚を打ちながら「南無阿弥陀仏」とお念仏を唱えるという普段できない体験もできちゃいます。

ライトアップ限定御朱印や気になるイベント、お土産も

写真:美里 茉奈

地図を見る

三門前にある知恩院の宿坊「和順会館」では、ショップ「沙羅の木」にて、以下の知恩院オリジナル限定お土産をはじめとした京みやげや雑貨を販売しています。
・知恩院の七不思議(「忘れ傘」をイメージしたこしあん最中)
・知恩院 三笠(知恩院三門の焼印を押し、京都ならではの 生八ッ橋をはさんだどら焼き)
・知恩院 玉子せんべい
・知恩院胡麻どうふ

ライトアップ期間中は営業時間が延長されますので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

知恩院・2018秋のライトアップの基本情報

開催期間:2018年11月2日(金)〜12月2日(日) 
開催時間:17:30〜21:30(受付は21:00まで)
住所:京都市東山区林下町400
電話番号:075-541-5142
アクセス:JR京都駅から市バス206系統で「知恩院前」下車 徒歩5分

2018年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/10/30 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -