写真:野水 綾乃
地図を見る「八戸ブックセンター」があるのは八戸市の中心街と呼ばれるエリア。東北新幹線の八戸駅からはバスで約25分、またはJR八戸線本八戸駅から徒歩10分ほど。デパートなどの大型店をはじめ、八戸名物の横丁や飲食店が集まる賑やかな場所にあります。
どうして市営の本屋さん「八戸ブックセンター」ができたかというと、もともと本が好きで、本に育てられたと考えていた八戸市長が、豊かな本との出会いの場を提供したいと、本屋さんの開設など本に関する取り組みを公約に掲げたのがきっかけでした。
写真:野水 綾乃
地図を見る本棚は「かんがえる」「こころ」といったやさしい言葉でテーマづくりがされています。たとえば「かんがえる」の棚には哲学や道徳にまつわる本、「みわたす」には星や宇宙の本、「みつめる」には人体や生物の本といったように、普通の本屋さんではあまり扱わないジャンルの本も並んでいて、思いもしなかった一冊との出合いがあるかもしれません。
横丁の多い八戸にちなんだものなど、八戸や本のまちをテーマにした本棚もありますので、街めぐりのヒントを探しに訪れるのもおすすめです。並んでいる本はすべて自由に閲覧でき、もちろん気に入れば購入も可能です。
提供元:八戸ブックセンター
https://8book.jp/八戸ブックセンターの特徴が、店内のあちこちに設けられた読書席のおもしろさ。たとえばこちらは青森県産松材の本棚に囲まれた「本の塔」という空間。ひとり分の椅子ほどの広さしかないその空間に座ると、本だけしかない世界に迷い込んでしまったような気分に。この本棚には「どう生きるか」をテーマにした本が並んでいます。
写真:野水 綾乃
地図を見るこちらはハンモックに座って本が読めるコーナー。近くの棚には「愛するということ」や「命のおわり」をテーマにした本が並んでいます。揺れるハンモックに身をまかせながら、そんな人生について考える本を読んでみるのも普段とは違う感じ方ができるかもしれません。
写真:野水 綾乃
地図を見るこちらは八戸市生まれの芥川賞作家・三浦哲郎が生前使用していた文机のレプリカと、愛用の小物を展示したコーナー。こちらも読書席として利用できます。
写真:野水 綾乃
地図を見る店内ではドリンクの販売もしています。弘前の老舗コーヒー専門店のコーヒー、青森ごぼう茶、八戸の地サイダーなど、青森にゆかりのあるものばかり。奥入瀬の源流水で仕込む奥入瀬ビールや下北ワインなどのアルコールも揃っています。
写真:野水 綾乃
地図を見るコーヒーは注文ごとにドリップしてくれるのもうれしいもの。お気に入りの場所と本を見つけて、しばし時間を過ごしてみましょう。旅の途中にホッとひと息付くのもいいですね。
写真:野水 綾乃
地図を見る八戸ブックセンターのコンセプトに、本を読む人だけでなく、本を書く人を増やすというのがあります。そのコンセプトを形にしたスペースが、この「カンヅメブース」。文字通り、缶詰になって書くことに集中できる部屋です。利用には市民作家登録が必要で、小説やエッセイ、詩、短歌など、誰かに作品を読んでもらいたいという思いがある人なら誰でも(市民でなくても)オーケー。予約をすれば何時間でも無料で利用できます。
小さなお子さんが絵本を描きたいからと利用したこともあったそうです。旅の途中に感じたことを書き記しておきたい、そんなときにも思いきってカンヅメになってみてはいかが。
写真:野水 綾乃
地図を見る八戸ブックセンターオリジナルのグッズも販売されています。シンプルにロゴをデザインしたトートバッグは人気のアイテム。新作の紺色のバッグには、本棚の見出しに使われているアイコンがデザインされています。どちらもマチ付きでたくさんものを入れることができますので、購入した本を入れるのはもちろん、旅で増えた荷物を入れるサブバッグとしても重宝しそうです。
八戸にはほかにも図書館、書店、古書店のほか、飲食店や美術館など、本に出会える場所がさまざまあります。八戸ブックセンターで発行しているフリーペーパー「ほんのわ」には、そんな市内のブックスポットがマップ付きで紹介されています。八戸ブックセンターを拠点に、本のまち八戸さんぽを楽しんでみてくださいね。
住所:青森県八戸市六日町16-2 Garden Terrace1F
電話番号:0178-20-8368
アクセス:八戸駅から八戸市中心街方面行きバスで約25分、十三日町または八戸中心街ターミナル(八日町)下車すぐ。またはJR八戸線本八戸駅から徒歩約10分
2018年11月時点の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/3/19更新)
- 広告 -