更新日:2019/02/14 11:06
「テラダモケイ」をご存知でしょうか?建築家でデザイナーでもある寺田尚樹氏が、多くのクリエイターたちとコラボしている福永紙工と手掛けているブランドです。
寺田氏が建築模型の作成時に必要とされる「添景」、つまり建築物を引き立てるための加えられた物や人物などの細かなパーツに着目した所から生まれたのが「テラダモケイ」なのです。
写真:bow
地図を見るその特徴としては、すべてプレカットされていて切り離すだけで組み立てることができるという手軽さ。しかしながら「テラダモケイ」は忠実に1/100スケールでディフォルメされたれっきとした模型。プラモデルのように組み立てる必要はありませんが、パーツをいかに配置するかというところに楽しさがあります。同じパーツでもそこから創り出されるセカイは人それぞれ、パターンは無限大!
そんな世界観が注目され、人気漫画「SLUM DUNK」や絵本「ウォーリーをさがせ!」などとのコラボでも話題を集めました。
写真:bow
地図を見るそして2018年10月、京都では初となる分散型ホテル「ENSO ANGO」がオープン。それぞれ異なるクリエイターたちにより室内装飾や家具などが手掛けられた5棟のホテル群が「ENSO ANGO」で、そのうちのひとつ「ENSO ANGO YAMATO I」を寺田尚樹氏が手掛けたのです。
写真:bow
地図を見る「ENSO ANGO」各棟のエントランス前にはそれぞれのクリエイターたちによる手水鉢が置かれていますが、「ENSO ANGO YAMATO I」の手水鉢はまるでテラダモケイ!台座の部分もカットしたくなるような形状をしており、平らな柄杓もファンが見れば思わずニヤリとしてしまいそうですね。
写真:bow
地図を見るそしてフロントの背面にはテラダモケイの「ENSO ANGO」オリジナルバージョンがズラリと並んでいます。これらは全て客室に配置されているもの。まずはフロントでズラリと並んだ添景セットとご対面となります。
写真:bow
地図を見る「ENSO ANGO YAMATO I」各部屋にはモケイが設置されています。ベッドサイドの各スイッチ類やコンセントなどが配置された部分にモケイ専用のディスプレイスペースが!その位置がまた絶妙でまさにモケイと共に眠り、モケイと共に目覚めるといったところでしょうか。
提供元:Satoshi Asakawa
地図を見る各部屋に配置されたオリジナルのモケイは京都の春夏秋冬をテーマにデザインされていて、どれに当たるかは当日までのお楽しみ。そして模範解答的に配置されたモケイからは、そこにいる人たちのドラマなどいろんな想像が膨らんでいくのです。
提供元:Satoshi Asakawa
地図を見る「ENSO ANGO」オリジナルのテラダモケイは近い将来ホテルで購入が可能になるそう。ここでしか手に入りませんので、気に入った方はぜひ手に入れてみては?そしてお部屋の模範解答を参考に自分なりのセカイを表現してみてください。ミニカーや鉄道模型を使って遊んでいたあの頃の記憶が蘇ってくるかも・・・。
動画:bow
「ENSO ANGO YAMATO I」は5棟の中でもっとも小さな棟。それゆえに室内はコンパクトなのですが、限られた広さの中にバンクベッドを配置するなど室内は機能的にまとめられています。ちなみにベッドは英国王室御用達のスランバーランド製。こだわりも随所にみられます。
※こちらの動画は画面を動かすことが可能なので、部屋の中を360度見渡すことができます。
写真:bow
地図を見るホテル名の「ENSO ANGO」は禅の用語「円相」、「安居」から取られたもの。それに象徴されるように「禅」に通じるシンプルさが印象的な室内。場所を取ってしまう大きな液晶テレビはなく、かわりにタブレットが置かれています。もちろんタブレット内のアプリからテレビを見ることはできるのですが、「もっと京都を歩いてみて!」というメッセージが込められているようにも思えますね。
写真:bow
地図を見る「ENSO ANGO YAMATO I」はとにかくロケーションが最高。南座(京都四條南座)や祇園の八坂神社などが徒歩5分圏内、駅へのアクセスも抜群でどこへ行くのも便利!まさに行動派な方にはもってこいのホテルといえるでしょう。またすぐそばを流れる鴨川も京都らしい情景のひとつ。ぼーっと川べりで物思いにふけるのもなかなか素敵な体験ですよ。
写真:bow
地図を見るそしてとくにオススメしたいのが1Fにあるバー。こちらは「ENSO ANGO YAMATO I」以外の棟に宿泊している方も含め、外来の利用も可能なバー。祇園界隈は会員制バーも多数あり、旅行者にとってはやや敷居が高いイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。そんな中、こちらのバーでは気軽に立ち寄ってお酒を楽しむことができるので、ある意味貴重な存在といえます。ここで飲めば「夜の祇園で飲んできたよ」と、ちょっとした自慢話もできるかもしれませんね(笑)。
テラダモケイファンのみならず、多くの観光客にオススメしたい「ENSO ANGO YAMATO I」。地元の京都人にとっても、飲食店やホテルは祇園に近づくほど高くなるというイメージがありますが「ENSO ANGO YAMATO I」は意外にもリーズナブル!
連泊してじっくりと東山・祇園エリアをディープに、そしてアクティブに過ごす方にはもってこいのホテルといえます。知っておいて損はありません、旅の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか?
【この記事は ENSO ANGO とのタイアップです】
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