写真:いしい ひい
地図を見るグッゲンハイム美術館は、マンハッタンのアッパー・イーストサイドに位置する近現代美術の美術館。著名建築家フランク・ロイド・ライト氏が設計した斬新な建物は、ミュージアム・マイルと呼ばれる博物館街の中でも独特な存在感を放っています。まるでカタツムリの殻みたいですね!
写真:いしい ひい
地図を見る館内に入ると、中央部に巨大な吹き抜けがあり、緩やかならせんのループをゆったりと歩きながら、絵画や彫刻などのアートを楽しめるようになっています。下から順に進んでいってもよし、エレベーターで最上階まで上がってから降りていくのもよし。
美術館そのものの構造が実に個性的なので、作品はそれを装飾する手段のようにも見えます。
写真:いしい ひい
地図を見るフランク・ロイド・ライト氏は、美術館の設計に当たって、ひとつの絵画を様々な視点から見られるようにしたいと考えました。開放的な空間に掛けられた作品は、正面から眺めるだけでなく、例えばひとつ上の階から見下ろすことも出来ます。違うアングルからアートを眺めると、きっと新しい表情が見えてくることでしょう。
写真:いしい ひい
地図を見るアート鑑賞の合間にふと周囲に目をやると、いくつもの展示部屋に仕切られた一般的な美術館とは異なる、建物の構造美に気づくはず。まるで観客が絵画と一体になり、美術館というひとつのアートに参加しているかのようです。
かつてグッゲンハイム美術館では写真撮影が禁止されていたのですが、現在はポリシーが変わり撮影が許可されています。この美術館ならではのアングルを考えて、ステキな写真を撮ってみてくださいね!
写真:いしい ひい
地図を見るグッゲンハイム美術館の生みの親は、鉱山会社で巨額の富を築いたソロモン・グッゲンハイム氏。1920年代からモダンアートを精力的に収集し、1943年に美術館の建設を開始、1959年に完成させました。19世紀の印象派、20世紀のシュルレアリスムやキュビスムを代表するコレクションが展示されています。
ピカソ、シャガール、ゴーギャン、カンディンスキーなど、有名アーティストの傑作をゆっくりと鑑賞しましょう。
写真:いしい ひい
地図を見る随時企画される特別展も魅力です。2018年秋からは、ヒルマ・アフ・クリントというスウェーデン女性画家の貴重な展示が行われています(2019年4月23日まで)。
自分の直感に従い、頭で理解するよりも気持ちに導かれるように描いたという抽象画は、宗教や宇宙観の影響も受け、どこかスピリチュアルで、優しい色合いや曲線が印象的です。
写真:いしい ひい
地図を見る美術館のらせん構造には、ギフトショップも組み込まれています。絵画集や絵葉書、オーナメントやマグカップなど、ミュージアムらしいセンスの良いものがいろいろ見つかりますよ。
写真:いしい ひい
地図を見る3階には軽食のとれるカフェ「Cafe 3」があります。こちらも白を基調にしたシックなインテリア。セントラルパークを見晴らすガラス張りの席で、ゆっくりコーヒータイムを楽しみましょう。
1階にも、ギフトショップとレストラン「ザ・ライト」が併設されています。
住所:1071 5th Ave, New York, NY
(地下鉄の最寄り駅は、4、5、6番線の86th Street)
営業時間:10:00〜17:45(木曜休館、土曜日は19:45まで)
2018年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
いしい ひい
2008年、夫の転職にともなって始まった、アメリカ生活。最初はニューヨーク、続いてヒューストン、サンノゼ、シアトルと、西へ西へと移動して、2017年からニュージャージー州に住んでいます。転勤族はけっこ…
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(2025/2/12更新)
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