三重県鳥羽の「ミキモト真珠島」は真珠の総合テーマパーク

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三重県鳥羽の「ミキモト真珠島」は真珠の総合テーマパーク

三重県鳥羽の「ミキモト真珠島」は真珠の総合テーマパーク

更新日:2019/01/08 11:11

Yuma A.のプロフィール写真 Yuma A. 観光学修士、インバウンド観光推進施設代表

三重県鳥羽市と言えば、日本最大の水族館「鳥羽水族館」で有名ですが、その隣に世界に誇れる施設があるのを皆さんご存知でしょうか?それが御木本幸吉氏が世界で初めて真珠の養殖に成功した場所「ミキモト真珠島」です。真珠の世界的ブランドであるあのミキモトが運営するパールの殿堂がここにあります。老若男女誰でも楽しめる真珠の総合テーマパークとして設計されてますので、鳥羽に来たら外せないスポットといえるでしょう。

ミキモト真珠島とは何か?

ミキモト真珠島とは何か?

写真:Yuma A.

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今でこそ、女性の首元を飾るパールネックレスは宝石としてはメジャーになりましたが、それも真珠を養殖する技術が開発されたおかげです。

では、誰がその養殖技術を開発したのか、というと実は日本人。ジュエリーMIKIMOTO(ミキモト)の創始者である御木本幸吉氏その人です。

彼が世界で初めて真珠の養殖に成功したのが、鳥羽から橋を渡って入る「ミキモト真珠島」(旧名は相島)なのです。

ミキモト真珠島とは何か?

写真:Yuma A.

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この島一つがまるごと真珠のテーマパークになっており、主だった4つの施設を見学していくことになります。

一つは世界のパールを集めた「真珠博物館」、二つ目が隣接するジュエリーショップ「パールプラザ」、三つ目が当時の海女の活躍を再現した実演見学をする「海女スタンド」、そして最後が御木本幸吉氏の功績を追う「御木本幸吉記念館」です。

このうち「海女スタンド」のみ実演時間が決まっているので、入場(入島!?)したタイミングによっていつ見るのか、ご自身で調整することになります。

まずは海女の実演から

まずは海女の実演から

写真:Yuma A.

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真珠の養殖は、アコヤ貝を手に入れるところから始まります。御木本氏が真珠の養殖に成功したのは明治時代の1893年。そのころは海女が人力でアコヤ貝を集めていました。その当時の風景を実演して見せてくれるのが「海女スタンド」。

伝統的な白い磯着で海に潜り、次々とアカヤ貝を海中から採取していくプロの技を見せてくれます。

まずは海女の実演から

写真:Yuma A.

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実演中はスピーカーによる説明が入りますが、海女の呼吸音にも注目してください。海中で息をこらえた分、海上は呼吸を整える必要があります。この時の独特の呼吸音が「いそぶえ」と呼ばれる笛に良く似た音。非常に苦しい仕事のため「磯嘆き」とも呼ばれるこの音を聞いていると、往時の海女の献身的な仕事ぶりにアタマがさがる想いになりますね。

この海女の実演は一日8〜9回ほど行われます。実演前には案内放送がながれますので、適宜海女スタンドに行くことで見学することができます。

目を奪われる真珠博物館

目を奪われる真珠博物館

写真:Yuma A.

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真珠博物館では採取したアコヤ貝に真珠をどうやって養殖させるのか、といった技術的な説明だけでなく、実際に真珠をパールネックレスにするための工程なども解説されています。

アコヤ貝が養殖で真珠を作り出す確率は45%程度。しかもそのうち製品として成り立つ良質な真珠は28%程度となっており、養殖だからといって大量生産ができるようなものではない、ということもこの真珠博物館で学べます。

パールのネックレスになるのは選ばれし真珠というわけです。

目を奪われる真珠博物館

写真:Yuma A.

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そして、この真珠博物館の目玉はなんといってもミキモトパールを使った作品ですね。養殖に成功した当初は天然モノとは違う、などと難癖をつけられた御木本氏ですが、国際展覧会や万国博覧会に真珠作品を出展することで、その品質に遜色がないことを証明してきたわけですね。

写真は大正15年のフィラデルフィア万国博覧会に出展した御木本五重塔。真珠玉数12,760個の大作です!目がくらみますね!

目を奪われる真珠博物館

写真:Yuma A.

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さらに青真珠でひび割れまでも表現した作品「自由の鐘」は昭和14年にニューヨークの万国博覧会に出品したもの(ちなみに奥に見えるのは真珠で覆った地球儀)。

こうした活動によりアメリカでは完全にブランドとして評価され、御木本氏も発明王エジソンにその養殖技術の開発を讃えられるなど世界のミキモトとして認知されていくようになったわけです。

このほかにも世界各国から収集した御木本氏の真珠コレクションが展示されていますので、じっくりと楽しみましょう。

ショップ&レストランも併設されてます。

ショップ&レストランも併設されてます。

写真:Yuma A.

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真珠博物館を見て、パールジュエリーが欲しくなったら!?併設されているパールプラザで購入できます。ここだけでしか入手できない真珠島オリジナルジュエリーもあるので、お財布に余裕があるならぜひどうぞ。

ショップ&レストランも併設されてます。

写真:Yuma A.

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またパールプラザの2階にはレストランがあるので、食事時に入場しても島を一旦出る必要はありません。ちなみにこのレストランの名前、変わった名前だと思いませんか?

御木本幸吉記念館も忘れずに!

御木本幸吉記念館も忘れずに!

写真:Yuma A.

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レストランの名前の謎は「御木本幸吉記念館」に行けば分かります。世界で初めて真珠の養殖に成功した御木本幸吉氏は1858年、江戸時代の生まれ。生家は鳥羽のうどん屋でした。このうどん屋の屋号「阿波幸」をあのレストランは使っていたのですね。

ちなみにこのうどん屋は記念館の中に復元された展示物で、暖簾をくぐると御木本氏の生い立ちと功績がわかるよう展示が続きます。

御木本幸吉記念館も忘れずに!

写真:Yuma A.

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展示の中でも感動的なのが、この真珠島で初めて養殖に成功した時のエピソード。真珠と言えば志摩の英虞湾が有名ですが、当時は英虞湾の養殖実験用のアコヤ貝が赤潮で全滅するという憂き目にあいます。

失意のどん底の中で、保険として別途養殖実験をしていた相島(現、ミキモト真珠島)を訪れた際に妻が開けたアコヤ貝にはなんと真珠が!これが世界で初めて真珠の養殖に成功した1893年の出来事です。災い転じて福と成す!

それから12年後にはついに現在の真円真珠の養殖技術を完成させ、御木本氏は「世界中の女性の首を真珠でしめてごらんいれます」と明治天皇に申し上げるにいたります。

パールのネックレスというものが庶民の手に届くようになったのは、御木本幸吉氏の情熱の賜物というわけですね!

御木本幸吉記念館も忘れずに!

写真:Yuma A.

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ミキモト真珠島の入場料は1500円。それ以外はかかりません。海女スタンドや博物館などの入場料は全てこれに含まれています。

注意が必要なのは駐車場の位置。伊勢方面から来るのか、志摩方面から来るのかで、駐車場の場所が変わりますので、留意してください。

なお鳥羽水族館や鳥羽駅からも歩いてアクセスできますので、気軽に訪れてみてくださいね。

それでは気をつけていってらっしゃいませ〜

ミキモト真珠島の基本情報

住所:三重県鳥羽市鳥羽1-7-1
電話番号:0599-25-2028
アクセス:JR近鉄鳥羽駅から徒歩5分

2019年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/11/02 訪問

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