南国宮崎で良縁成就と夫婦和合を願おう!潮香る「青島神社」

南国宮崎で良縁成就と夫婦和合を願おう!潮香る「青島神社」

更新日:2018/11/22 12:48

沢原 馨のプロフィール写真 沢原 馨
南国宮崎を象徴する観光名所としてまず名が挙がるのが「青島」です。これほどの知名度を誇るのは、亜熱帯の木々が茂る景観の美しさに加えて、島に鎮座する青島神社の御利益によるところが大きいのでしょう。青島神社はこの地にまつわる伝承によって良縁成就と夫婦和合の御利益で人々の信仰を集めてきました。今では女子旅定番のパワースポット!南国ムード溢れる青島神社で、大切なパートナーとの絆を祈願しましょう!

光溢れる美しい南国の宮、「青島神社」

光溢れる美しい南国の宮、「青島神社」

写真:沢原 馨

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青島神社は、宮崎県屈指の観光名所として知られる「青島」の島内に鎮座しています。と言うより、青島の島域全体が青島神社の境内なのです。昔は神職や島奉行など、限られた人たちしか入島を許されませんでした。今は季節を問わず多くの観光客が訪れる観光地として、広くその名を知られています。

光溢れる美しい南国の宮、「青島神社」

写真:沢原 馨

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青島にはビロー樹を中心とした亜熱帯植物が繁茂し、南国ムード溢れる景観を見せています。その中に、南国の木々に抱かれるようにして青島神社の社殿が建っています。鮮やかな朱色の門や社殿が陽光を浴びて輝き、緑の木々と美しいコントラストを見せてくれます。潮風に乗って波音が届き、その景観はまるで地上に現れた龍宮であるかのよう。

光溢れる美しい南国の宮、「青島神社」

写真:沢原 馨

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参道を辿りながら振り返れば、青島を取り囲む「鬼の洗濯板」の向こうに青い海原が広がっています。南国宮崎の美しい景観を堪能しつつ、潮の香りを感じながらの青島神社参拝、気分が晴々とするひとときです。

伝承の地で山幸彦と豊玉姫命の出会いに思いを馳せよう

伝承の地で山幸彦と豊玉姫命の出会いに思いを馳せよう

写真:沢原 馨

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青島神社がいつ頃創建されたのかはよくわかっていませんが、平安時代の文書にすでに記述があるとのことで、千年以上の歴史を持つ古社であることは間違いないようです。青島神社に祀られているのは、彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)、豊玉姫命(とよたまひめのみこと)、塩筒大神(しおづつのおおかみ)という三柱の神々。彦火火出見命は「山幸彦」として知られる神です。

伝承の地で山幸彦と豊玉姫命の出会いに思いを馳せよう

写真:沢原 馨

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「海幸彦と山幸彦」のお話はご存知でしょうか。山幸彦が兄である海幸彦の釣り針を借りて漁をするものの、収穫は得られず、それどころか釣り針を失ってしまいます。失意の山幸彦は塩筒大神によって海原の宮へと導かれ、そこで豊玉姫命に出会って妻とするのです。やがて山幸彦は失った釣り針とともに地上へ帰還しますが、その時に上陸したのが青島の浜辺だったのだとか。青島はそうした伝承の地でもあるのです。

海原の宮に着いた山幸彦は、これも塩筒大神の助言で門の傍らにあった泉のほとりの木の上で待っています。やがて豊玉姫命の侍女が水を汲みに来て、侍女の差し出す器に山幸彦は自分の勾玉を入れるのです。侍女が持ち帰った器の勾玉に気付いた豊玉姫命が「外に誰かいるのか」と問います。古事記に描かれる、山幸彦と豊玉姫命の出会いの場面です。

伝承の地で山幸彦と豊玉姫命の出会いに思いを馳せよう

写真:沢原 馨

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山幸彦と豊玉姫命の出会いのきっかけになった泉が「玉の井」。青島神社参道の社務所脇に、その名も「玉の井」という井戸があります。周囲を海に囲まれ、標高も高くない場所なのに、水には塩分が含まれていないという、“御神水”の湧く井戸です。

青島神社はさまざまな願掛けの神事や占いがあるのも特徴なのですが、人形(ひとがた)の「願い符」に願い事を書いて、「玉の井」の水に流して願掛けする「海積(わたつみ)の祓」はなかなか人気のようです。「海積の祓」で願掛けすれば、山幸彦と豊玉姫命のような出会いがあるかも!?

青島最強のパワースポット「元宮」への参拝を忘れずに!

青島最強のパワースポット「元宮」への参拝を忘れずに!

写真:沢原 馨

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本殿にお参りしたら、右に延びる小径へ歩を進めましょう。亜熱帯樹林の中を辿る小径の先には「元宮」が鎮座しています。この場所が、信仰の地としての青島のそもそもの始まり。太古の時代から人々が祭祀を行った痕跡があるのです。いわば、青島で最も強力なパワースポット。忘れずに参拝していきましょう。

青島最強のパワースポット「元宮」への参拝を忘れずに!

写真:沢原 馨

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亜熱帯の木々が茂る中にぽっかりと広場があり、中央に小さな社が祀られています。鬱蒼と茂る木々の隙間から木漏れ日が落ち、社の周辺は何やら幽玄の雰囲気。神域らしい凛とした空気に満たされています。その中で、ひととき厳かな気持ちで過ごすのもいいものです。

青島最強のパワースポット「元宮」への参拝を忘れずに!

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元宮へと続く小径の入口辺りには、願掛けの絵馬の“トンネル”が設けられています。参拝に訪れた人たちが奉納した絵馬が吊されているのです。その光景はちょっとフォトジェニック。せっかくですから、願い事を書いて絵馬を奉納してはいかがですか。

縁結びから子授け、安産まで、御守りも多彩!

縁結びから子授け、安産まで、御守りも多彩!

写真:沢原 馨

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青島神社にはいろいろな種類の御守りが豊富に用意されています。一般的な厄除けや交通安全の御守りから、縁結び、子授け、安産祈願まで、さらには「全てが上手くいく へのかっぱ御守」といったポップなものも!お好みで買い求めていきましょう。

縁結びから子授け、安産まで、御守りも多彩!

写真:沢原 馨

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大切なパートナーと一緒に参拝された方は格調高い意匠の「夫婦まもり」などはいかがでしょう。良縁あって結ばれた山幸彦と豊玉姫命、その出会いを導いた塩筒大神といった神々に、末永く幸せを守っていただきましょう。

縁結びから子授け、安産まで、御守りも多彩!

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色によって縁結、金運、健康、厄除などに分けられた「猫守」はお友だちへのお土産によさそうです。各種類を買っていくと、選ぶ楽しみもありますね。

女子旅の定番となった青島神社、御利益に与りたい!

女子旅の定番となった青島神社、御利益に与りたい!

写真:沢原 馨

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宮崎が新婚旅行先として人気を集めた昭和40年代、青島神社はその伝承による御利益から、ほとんどの新婚さんがお参りに訪れました。近年では“恋愛のパワースポット”として知られるようになり、すっかり宮崎女子旅の定番スポットです。出会いを願う方から恋愛成就を願う人たちまで、若いカップルや女性のグループが数多く参拝に訪れます。神々の伝承の地で、幸せを願ってみませんか。

女子旅の定番となった青島神社、御利益に与りたい!

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もちろん恋愛だけでなく、家内安全や満願成就、さらに海辺の宮らしく航海安全などの御利益で昔から篤く信仰されてきた青島神社、どんな人でもその御利益に与ることができるでしょう。

女子旅の定番となった青島神社、御利益に与りたい!

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言うまでもなく、青島は宮崎を代表する観光地のひとつ。その周囲は奇岩として知られる「鬼の洗濯板」が取り囲んでいます。青島神社参拝と併せて観光を楽しむといいでしょう。海に囲まれて亜熱帯植物の茂る青島は夏の強い日差しが似合いますが、季節を問わず楽しめます。もちろん初詣にもお勧めです。一年の始まりを、太平洋を望む青島神社で迎えるのも素敵ですよ。

青島神社の基本情報

住所:宮崎県宮崎市青島2-13-1
電話番号:0985-65-1262
アクセス:JR日南線青島駅東口から約1km、徒歩約15分/宮崎ICから日南方面へ国道220号・県道377号を経由、約13km(約15分)、青島駅周辺の駐車場を利用

2018年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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