アメリカ中西部のモハーベ砂漠の中にあるエンターテイメントの街ラスベガス。年間4000万人もの観光客が詰めかけるのはカジノを始め、シルクドゥソレイユなどのショーやショッピングを満喫するため。そんなラスベガスの中で巨大カジノホテルが建ち並ぶのが「ストリップ通り」です。
ラスベガス・ブルーバードのフォーコーナー周辺にある大型ホテルは単なるホテルではなく、エッフェル塔や凱旋門、自由の女神など世界中の有名なオブジェを併設し、それぞれのホテルが独自のテーマを持っているのです。宿泊しなくても、記念写真を撮ったり、エッフェル塔に登ったり、無料の噴水ショーを見たりと世界中を旅した気分にさせてくれるのです。
毎年12月31日の夕方18時ごろから、ラスベガス・ブルーバード(Las Vegas Blvd.)北側のストラトスフィアタワーから南側空港付近のマンダレイベイまでの6.5kmの区間で歩行者天国が実施されます。
ラスベガスでのカウントダウンが他の都市と違って魅力的なのは、この通り全体のホテルでそれぞれのイベントが行われる点にあります。宿泊先に限らず、自分好みのテーマを持ったホテル前に行き、新年を迎えられるのです。
23時30分を過ぎると各ホテルの大スクリーンに時間が映し出され、年明けと同時にいくつかのホテルの屋上から花火が打ちあげられます。
数あるホテルの中でも花火が打ち上げられるホテルは北側から順に、トランプインターナショナルホテル、ベネチアン、シーザースパレス、プラネットハリウッド、アリアの6つです。イベントの内容は変更される可能性があるため、関連MEMO欄のURLから最新の情報を確認してください。
これだけ多くのホテルがイベントを行うとなると、どこで年越しをするか迷ってしまいますよね。そんな中でも、最も多くの人で盛り上がるのは華麗な噴水ショーで有名なベラッジオとフラミンゴ、シーザースパレス、パリスの4つのホテルで賑わうフォーコーナーというエリア。この4つのホテルの中からお気に入りを一つ選びスクリーン前に場所を構えましょう。四方八方から打ち上げられる近隣ホテルの花火も見ることができます。
近年のISISによるテロなどの影響で、安全面で心配される方もいるかもしれません。しかし、歩行者天国が実施される通りの中央には柵が設置され地元警察が巡回しています。混雑するイベント当日も被り物や着ぐるみを着た人が多く賑わっており、混乱はなく安全性が担保されています。
お酒を飲みたい方にとって朗報なのですが、路上での飲酒に厳しいアメリカで大晦日のラスベガスではプラスチックのカップに入ったお酒を飲むことができます。なお、ストリップ周辺のバーやレストランでお酒を購入することができます。缶や瓶に入ったアルコール飲料の持ち込みは、250ドルの罰金が課せられますのでお気をつけください。
12月のラスベガスは砂漠地帯に位置するということもあり、昼は15度ほどでコートがなくても快適に過ごせますが、夜はぐっと気温が下がって5度前後になることが多いので防寒対策に注意が必要です。
場所によってはかなり混雑するので、ベビーカーや大きなリュックの持ち込みを控えるようストリップ通りには地元警察の注意書きがあリます。ホテルに大きな荷物や貴重品は置いておきましょう。また、心配し過ぎる必要はありませんが、カウントダウンの際は人が密集するため、スリには注意を払いましょう。
カジノの街ラスベガスですが、実は交通公共機関が少なく移動しやすいとはあまり言えません。主な移動手段はバスやタクシーです。各ホテルが終日運行している無料バスをうまく活用することでカウントダウン後にホテルまで帰ることができます。ホテル選びの際にはシャトルバスの運行情報も要チェックです。
また、ラスベガスではタクシーを路上で止めることは禁じられているので、ホテルに併設されたタクシー乗り場から乗る必要性があリます。イベント直後は交通規制のためストリップから少し離れた場所からタクシー又はUBERやLIFTなどのライドシェアでホテルまで帰るのも一つの手段です。
ここまでご紹介した通り、ラスベガスでのカウントダウンはニューヨークのそれとは違い街全体が活気に満ちて盛り上がるのが特徴的です。この日に打ち上げられる花火の総数は65,000発とも言われています。カジノにお買い得なショッピング、コスパ抜群の一流ホテルでのビュッフェなど、眠らぬ街での魅力はまだまだたくさんあります。そんなラスベガスでのカウントダウンは世界中の人と新年を迎えられたことを分かち合える、人生で一度はしたい忘れられない経験になること間違いないでしょう。
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(2024/11/8更新)
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