海の絶景と森林浴を満喫!〜神奈川の景勝地・真鶴半島

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大木 幹郎のプロフィール写真 大木 幹郎 巨木マニア、低山登山者

真鶴半島は箱根から南、相模湾に面した真鶴町にある風光明媚な半島。先端は自然公園で、神奈川を代表する海の景勝地のひとつ。岬は相模湾の大パノラマが広がる展望台。美しい海岸では神秘の大岩である三ツ石や、古代遺跡のような岩場を目にできます。さらに半島を覆う森林は、たくさんの巨木が群生する天然記念物。海の絶景と森林浴を満喫できる神奈川の景勝地、真鶴半島の散策をご案内。

真鶴半島〜神奈川の美しい海の景勝地

真鶴半島〜神奈川の美しい海の景勝地

写真:大木 幹郎

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真鶴半島は箱根山の南東の山裾から、相模湾に約3キロメートル伸びた半島。真鶴港の付近から先端まで、約138ヘクタールが県立の自然公園。半島の先端には、クロマツやクスノキの巨木が群生する天然記念物の豊かな森林。そして大展望の岬を囲む美しい海岸。かながわの景勝50選の景勝地です。

真鶴半島を代表する景観、神秘的な姿の三ツ石。岬から沖へ続く岩礁にある大岩で、干潮時は海岸と繋がり、歩いて接近することも。

ハイシーズンは夏期でも、冬期の真鶴半島も魅力的。澄み切った空の下、相模湾を囲む三浦半島に伊豆半島、伊豆大島などの輪郭が色濃く映る大展望は壮観。美しい景色は一年を通して楽しめます。

真鶴半島〜神奈川の美しい海の景勝地

写真:大木 幹郎

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真鶴岬の沖に浮かぶ神々しい姿の三ツ石。名前は三つ並ぶ大岩に由来(右側の前後に二つ)。注連縄が張られ社が祀られる、相模の海の磐座です。

三ツ石の絶好の展望地は、岬の高台から海岸へ下る遊歩道の階段上。岬の高台にはケープ真鶴という観光施設もあります。1階がカフェと売店、2階が膨大な貝の標本を主に展示する遠藤貝類博物館。半島の散策の休憩に最適なところです。

真鶴半島〜神奈川の美しい海の景勝地

写真:大木 幹郎

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真鶴半島で立ち寄りたい場所のひとつが真鶴港、雰囲気の良い小さな港町。半島の周囲は豊かな漁場。半島を覆う天然記念物の森林、魚付き保安林が多くの魚を集めるといわれます。獲れたての新鮮な海の幸を味わえるお店は、真鶴港の他は真鶴駅の周辺に集まっています。真鶴港から遊覧船に乗れば、海上から三ツ石と半島を眺めることも。

三ツ石海岸〜美しい海岸と神秘の大岩

三ツ石海岸〜美しい海岸と神秘の大岩

写真:大木 幹郎

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真鶴岬の先に広がる景勝地、三ツ石へと続く三ツ石海岸。岬の高台にあるケープ真鶴から先、潮騒遊歩道の階段を下ってきます。ここは通常の砂浜とは少し異なる景観。海岸の砂の粒子は大きく、大小様々な石がゴロゴロ。周辺に河口がない海岸のため、貝殻や半島の台地である岩盤が砕けたものが堆積しているのです。

三ツ石海岸〜美しい海岸と神秘の大岩

写真:大木 幹郎

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三ツ石海岸から眺める神秘の三ツ石。海岸から波や岩礁を前景とした、水平線に浮かぶ三ツ石の姿も良いもの。なお、海岸から歩いて安全に三ツ石へ渡るには、5月から8月の大潮前後の日の干潮がおすすめ。日中の時間帯に、干潮時の潮位が年間を通して特に低くなります。
(撮影時の潮位は満潮に近い約140センチ以上)

三ツ石海岸〜美しい海岸と神秘の大岩

写真:大木 幹郎

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真鶴半島の岬から海岸に伸びる潮騒遊歩道。三ツ石海岸へ下った後は、遊歩道から離れて豊富な生き物がいる磯場を探検したり、様々な場所から三ツ石を眺めてみましょう。潮だまりでは、天然記念物のウメボシイソギンチャクや、サンゴイソギンチャクを見れる機会も。

番場浦海岸〜遊歩道で三ツ石海岸と繋がる浜

番場浦海岸〜遊歩道で三ツ石海岸と繋がる浜

写真:大木 幹郎

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三ツ石海岸の次は、海沿いに西へ続く潮騒遊歩道を進み、番場浦海岸へ訪れてみましょう。波打ち際を行く遊歩道の歩き心地は爽快です。

潮騒遊歩道は全長約700メートル。その経路はケープ真鶴と番場浦駐車場を、三ツ石海岸と番場浦海岸を経由して繋ぐもの。なお荒天の際、この遊歩道の海岸沿いの区間は波浪を被るため、立ち入りは危険です。

番場浦海岸〜遊歩道で三ツ石海岸と繋がる浜

写真:大木 幹郎

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番場浦海岸は、展望の良さでは三ツ石海岸に少し劣りますが、ここには真鶴半島を代表するような面白い奇景があります。遊歩道から離れて、海岸の西側へ進んでみましょう。そこには奇妙な景観の岩場が広がっています(写真左奥)。

番場浦海岸〜遊歩道で三ツ石海岸と繋がる浜

写真:大木 幹郎

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番場浦海岸の西奥にある、たくさんの方形の断面が特徴の岩場。岩場を利用した建物の基礎や生簀の跡のようにも見えます。好奇心が騒ぐ景観の岩場、その正体は古い採石場の跡です。

なお、この岩場への入口付近(北側)は波を被りやすい場所。足元を濡らさないで岩場へ上がるには、満潮に近い時刻を避けてください。

番場浦海岸の採石場跡〜その景観は海岸の古代遺跡

番場浦海岸の採石場跡〜その景観は海岸の古代遺跡

写真:大木 幹郎

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番場浦海岸の採石場跡で、印象的な景観をご紹介。ここは洞窟のようになった大きな切削跡の岩壁(崩落で接近は危険)。まるで古代の神殿か住居のよう見える景観。

真鶴半島は約15万年前に噴出した安山岩質の溶岩により形成。鎌倉時代には良質な石塔や石垣の材、小松石の産地として知られ、江戸初期には江戸城の築城のため、海岸に多数の採石場が開かれました。

番場浦海岸の採石場跡〜その景観は海岸の古代遺跡

写真:大木 幹郎

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採石場跡の奥、海沿いに並ぶ石壁。ここは沖側を残して手前の岩盤が切削されたもの。まるで海岸の城塞跡のようにも見える景観。

採石場跡から東沖に見える三ツ石の姿。番場浦海岸は初日の出の名所。西奥にある採石場跡の付近からは、三ツ石と朝陽を重ねて眺めることができます。

番場浦海岸の採石場跡〜その景観は海岸の古代遺跡

写真:大木 幹郎

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採石場跡の奥、沖側に残された大きな壁の前は、何やら不思議と惹かれる空間。ここでは潮風が遮られ、晴れていれば冬でも暖かいでしょう。番場浦の採石場跡は、古代遺跡を彷彿とさせる真鶴半島の人工の景勝地。

なお、現在でも真鶴町では町域の北部にある山側で採石が行われ、高級品質の本小松石が産出されています。

真鶴半島の御林〜巨樹茂る天然記念物の森林

真鶴半島の御林〜巨樹茂る天然記念物の森林

写真:大木 幹郎

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真鶴半島を覆う天然記念物の豊かな森林は、御林とも呼ばれる魚付き保安林。三ツ石海岸と番場浦海岸に並び、ゆっくりと散策したい見所です。この御林の散策コースをご案内。

まずは番場浦遊歩道。全長約450メートル。経路は番場浦駐車場と県道に繋がる道路の南側を、海岸沿いの森林を経由して結ぶもの。番場浦の潮騒を感じながら、スダジイ(椎)の大木が茂る森を歩けます。

真鶴半島の御林〜巨樹茂る天然記念物の森林

写真:大木 幹郎

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御林の奥深くを散策できるのが森林浴遊歩道。全長約850メートル。経路は御林の中央を通り、県道に繋がる道路の南側(番場浦遊歩道の近く)と東側を結ぶもの。道中では多くの巨木が出迎えてくれます。

この御林は、江戸時代に幕府の御用林として植林されたのが元とされます。現在まで真鶴の人々が大切に守ってきた御林は、樹齢300年に達するクロマツやクスノキが息づく巨木の森。

真鶴半島の御林〜巨樹茂る天然記念物の森林

写真:大木 幹郎

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御林の中央を行く森林浴遊歩道。その道中の東側にある灯明山という地点(海抜約96メートル)。ここから少し東には、御林で最大級のクスノキの巨木が立っています。6メートル近い幹周りの堂々たる立姿です。

以上、真鶴半島の散策のご案内でした。岬の高台は相模湾の大展望台で、その周囲は沖に神秘の大岩が浮かぶ美しい三ツ石海岸。番場浦海岸には、古代遺跡を彷彿とさせる採石場跡の岩場。半島を覆う豊かな森林は巨木が茂る天然記念物。ここは海の絶景と森林浴を同時に堪能できる、神奈川県を代表する景勝地のひとつです。

神奈川県立真鶴半島自然公園の基本情報

所在地:神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴
電話番号:
0465-68-1131(真鶴町役場)
0455-68-2500(真鶴町観光協会)
最寄駅:真鶴駅(JR東海道本線)
アクセス:(バス)真鶴駅発のケープ真鶴行きで約20分
駐車場:お林駐車場(ケープ真鶴の300m手前)

2018年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/08/31 訪問

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