裏六甲「大岩ヶ岳」ヘのバラエティたっぷりハイキングはいかが!

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裏六甲「大岩ヶ岳」ヘのバラエティたっぷりハイキングはいかが!

裏六甲「大岩ヶ岳」ヘのバラエティたっぷりハイキングはいかが!

更新日:2018/11/19 09:48

SHIZUKOのプロフィール写真 SHIZUKO 舞台演出者

「大岩ヶ岳」という名前の山。どんな大岩があるのかと興味をひかれる人も多いのでは。標高384メートルの低山ですが、登山口には北摂の水源「千苅ダム」があり、山頂を越えると細い岩尾根の「馬の背」があったり、下山途中には、里山ではとても貴重な「丸山湿原」があったりと、バラエティー豊か。地形も複雑で、地図を見ながら、行く道を見極めるのも楽しいアドベンチャー。一日ゆったりと遊べる大岩ヶ岳へ行ってみましょう。

スタートは北摂の水がめ・千苅ダム(千苅堰堤)

スタートは北摂の水がめ・千苅ダム(千苅堰堤)

写真:SHIZUKO

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裏六甲・北摂=神戸市や大阪の北部地域の宝塚市・伊丹市・三田市・高槻市など、大阪の都市部の北側にある山沿いの地域は、便利な都市部機能と緑豊かな自然が共存するレジャー絶好地。今回ご紹介する大岩ヶ岳があるのは、そんな北摂地域です。

最寄り駅のJR道場駅から武庫川に沿って10分ほど歩くと、左手には「不動岩」と呼ばれるクライミングのメッカが見えます。この辺りは緑に覆われていますが、実は岩山なんです。

スタートは北摂の水がめ・千苅ダム(千苅堰堤)

写真:SHIZUKO

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登山のスタート地点の千苅堰堤=通称・千苅ダムは、国の登録有形文化財に登録され、近代土木遺産にも指定されている名建築です。不動岩から20分、レトロな雰囲気を漂わせる「千苅貯水場」の門の前へ。神戸を始め、北摂の水道専用の貯水池なので普段は中に入れませんが、桜の名所として、新・こうべ花の名所50選に選ばれるほど。桜の時期だけ「千苅さくら祭り」が開かれ、無料公開されており、中に入ることができます。

スタートは北摂の水がめ・千苅ダム(千苅堰堤)

写真:SHIZUKO

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貯水場沿いに進んでいくと、5分もしないうちに轟々と流れ落ちる水の音が。行く手に見えるのは、100メートルにわたって白いしぶきを巻き上げ放出される水の幕。千苅ダムに到着です。

垂直に近いダムを流れ下る水の力は怖いくらいに圧巻です。離れていても身体がしっとりとする目に見えない水のミスト。石張りの表面が作り出す白いしぶきの美しさ。17門ある放水口の曲線が優美な印象を与えてくれます。手前の金属製の送水管の曲線が全体のいいアクセントになっています。しばし足を止め、楽しみましょう。

<千苅堰堤の基本情報>
住所:兵庫県神戸市北区道場町生野字大岩嶽
アクセス:JR福知山線道場駅下車徒歩25分

登山口のフェンスと川を渡る場所に注意!

登山口のフェンスと川を渡る場所に注意!

写真:SHIZUKO

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登山口へは、ダムの直下にかけられた橋を渡ります。水の力に息が詰まるような、息苦しさを感じる人もいることでしょう。

対岸を下流に少し戻るように進むと、フェンスが現れます。そこが登山口。案内板などはないので通り過ぎないように注意しましょう。

登山口のフェンスと川を渡る場所に注意!

写真:SHIZUKO

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フェンス沿いに、細い道を登っていきます。しばらくは川に沿った谷道。

何度か川を渡りながら登るので、登山道から外れないように注意。周りをよく見ながら歩きましょう。

登山口のフェンスと川を渡る場所に注意!

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川を離れて尾根道に入ると、いくつかの分岐がありますが、手書きの方向指示版があるので、それに従って大岩ヶ岳を目指しましょう。

15分も登れば、左手に貯水池が見え始めるはず。池を見下ろして進み、大岩ヶ岳の分岐を右に行くと、足元はゴツゴツとした岩の道に。展望も開け、気持よく登れる道です。

大岩ヶ岳山頂でランチタイム

大岩ヶ岳山頂でランチタイム

写真:SHIZUKO

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目の前にこんもりとした三角錐のピークが見えると、それが目指す大岩ヶ岳です。

いったん下って、小さなピークを2つ越え、大きな岩をヨイショと登り切ると山頂に到着。なるほど!だからここは大岩ヶ岳なんだと妙に納得するでしょう。

大岩ヶ岳山頂でランチタイム

写真:SHIZUKO

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山頂はあまり広くはありませんが、北側の眺望は抜群。小振りでも美しい有馬富士、羽束山などの北摂の山々が、ポコポコと連なる爽快な景色です。時間的にもお昼時でしょう。ランチタイムには温かいスープなどをプラスするのがお勧めです。

大岩ヶ岳山頂でランチタイム

写真:SHIZUKO

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山頂から丸山湿原を目指して下山を開始しますが、その前に少しだけ寄り道。

山頂から少し下ると「東大岩ヶ岳」への標識があるので行ってみましょう。まさに大岩そのものといった感じの東大岩ヶ岳のピーク。大岩ヶ岳を別の角度から見ることができます。その先に「馬の背」と言われる細い岩尾根があります。急峻なアルプス登山に興味のある方なら、ちょっとだけチャレンジしてみましょう。馬の背から先に道はないので、行って戻ってくることになりますが、わくわく体験ができること間違いなし!

兵庫県最大級の貴重な湧水湿原・丸山湿原

兵庫県最大級の貴重な湧水湿原・丸山湿原

写真:SHIZUKO

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湿原というと、尾瀬を代表とする高層湿原に高山植物が咲き誇る風景を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。湿原と都市部は無関係と思っている方も多いのでは。

実は、都市部の河口部や水辺には、低層湿原と呼ばれる湿原が存在します。でも、都市部近くに湧水湿原と呼ばれる湿原が残っているのは、とても貴重で稀なことなのです。

<丸山湿原の基本情報>
住所:宝塚市西谷地区

兵庫県最大級の貴重な湧水湿原・丸山湿原

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丸山湿原は、多種多様な湿原性植物や生物の生息地。手厚く保存する価値のある場所として環境省の重要湿地にも選定されていて、平成26年に宝塚市の天然記念物に指定され、現在は兵庫県の天然記念物に指定されています。

夏には、湿地でしか生息出来ない世界で一番小さなトンボ「ハッチョウトンボ」が飛び、鷺が羽を広げたような形の白い小さな優美な花「サギサウ」が咲く貴重な場所です。

兵庫県最大級の貴重な湧水湿原・丸山湿原

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湿原には木道が設置されていて、湿原周遊路がありますので、ゆっくりと散策しましょう。視点台と呼ばれる観察ポイントもあります。静かに観察していると、初めて見る虫などとの新たな出会いがあるかもしれません。

東山橋でゴール!

東山橋でゴール!

写真:SHIZUKO

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丸山湿原を堪能したら、東山橋に向かって下山を始めましょう。

東山橋でゴール!

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見晴らしのいい裸地を通って、林の中に入って、谷沿いの道に戻ってと、変化に富んだ道が続きます。

東山橋でゴール!

写真:SHIZUKO

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最後はうっそうとした樹林帯を抜けると東山橋に出ます。登山はここまで。道場駅に向かい、朝、来た道を戻ります。

バラエティ豊かな山を楽しみましょう!

標高は低い大岩ヶ岳ですが、バラエティ豊かな楽しみ方が出来る山です。里山ゆえに、登山道が交錯している部分があり、その点だけ注意して歩けば、危険はありません。ちょっとした岩場を登っていると、日本アルプスのどこかを登っている気分を味わえます。

丸山湿原に入ると、まるで標高の高い山の高層湿原にいるのではと錯覚する風景。都市部近郊の山にいることを忘れさせてくれます。貴重な自然の残る湿原歩きは、驚きの連続。ぜひ、一度、足をお運びください。

2018年10月の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/09/11 訪問

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