785段を上りきった後の癒し空間 香川「金刀比羅宮(こんぴらさん)」

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785段を上りきった後の癒し空間 香川「金刀比羅宮(こんぴらさん)」

785段を上りきった後の癒し空間 香川「金刀比羅宮(こんぴらさん)」

更新日:2019/02/13 15:33

肥後 球磨門のプロフィール写真 肥後 球磨門

香川県にある金刀比羅宮は「こんぴらさん」の呼び名で親しまれています。こんぴらさんの最大の特徴は表参道入口から本宮まで続く785段の石段です。長い階段をひたすら上るのではなく周囲に気を配ると備前焼の狛犬がいたり、白馬の神馬がいたりと途中も楽しめる参道石段です。そして、785段上り終えたところにあるのは讃岐平野を見渡せる荘厳な本宮が立つ癒しの空間なのです。

こんぴらさん参拝は785段の石段の一歩から

こんぴらさん参拝は785段の石段の一歩から

写真:肥後 球磨門

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「こんぴらさん」で有名な金刀比羅宮は古来より、海の神様・五穀豊穰・大漁祈願・商売繁盛など広範な神様として信仰をあつめています。そのご利益にあずかるには785段の石段を上らなければなりません。

こんぴらさん参拝は785段の石段の一歩から

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最初は10段上がって踊り場、20段上がって踊り場のように比較的楽に上がれます。そして100段を突破するあたりにある「一之坂鳥居」をくぐると傾斜が急になり、ここが最初の難関です。あまり急がずマイペースで進んで行くことをおススメおすすめします。どんどん進んで振り返るとずいぶんと高いところまで来たことを実感します。

こんぴらさん参拝は785段の石段の一歩から

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「一の坂」の先にあるのが「大門」でここまでが365段で、ここから先が金刀比羅宮の境内になります。この門は、黄門様で有名な水戸光圀(みとみつくに)の兄で高松藩初代藩主松平頼重により奉納されたものです。こんぴら名物の「かご屋」さんはここまで運んでくれるので、旅の思い出に乗ってみてはいかがでしょうか。

江戸時代は犬も参拝していた「こんぴら狗」

江戸時代は犬も参拝していた「こんぴら狗」

写真:肥後 球磨門

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「こんぴら狗」をご存知ですか?こんぴら参りができない人が他の人に参拝してもらう「代参」が盛んだったころの江戸時代、飼い犬の首に「こんぴら参り」と書いた袋を下げて食費や初穂料を納め、参拝に行く人に犬を託して代参したのが「こんぴら狗」です。

江戸時代は犬も参拝していた「こんぴら狗」

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「こんぴら狗」にちなんだ「開運こんぴら狗みくじ」が本宮のそばにあり、犬の背中におみくじが入っています。

江戸時代は犬も参拝していた「こんぴら狗」

写真:肥後 球磨門

おみくじ袋の中には、おみくじと「こんぴら狗」の由来、そして「こんぴら狗」の形をした金のお守りが入っています。金のこんぴら狗を財布などに入れて大事にしていたら、うれしいご利益があるかも。

歩き疲れたらちょっと休憩、文化財や神馬にもあえる参道

歩き疲れたらちょっと休憩、文化財や神馬にもあえる参道

写真:肥後 球磨門

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参道階段から右に少しそれた場所に金刀比羅宮が所有する宝物が展示された「金刀比羅宮宝物館」があります。瓦は豊臣秀吉が大阪城を築城した際に使用したと言われる香川県丸亀市産出の「青木石」、壁は香川県産の花崗岩を用いて明治38年(1905年)に建てられました。和洋折衷の端正な建物で、館内には三十六歌仙額や重要文化財の十一面観音像など一見の価値ある宝物が収められています。外観を眺めるだけでもおススメなので、ちょっと横道にそれてみてはいかがでしょうか。

歩き疲れたらちょっと休憩、文化財や神馬にもあえる参道

写真:肥後 球磨門

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429段目の銅の鳥居を潜り抜けると、左側に広場があります。その奥に「御厩(みうまや)」があり、神馬がつぶらな瞳で迎えてくれます。名を「月琴(げっきん)」号といい、白く滑らかな”月毛”と呼ばれる毛並みであることやアラブ系の血筋を引いていることなどから中国の古い楽器にちなんで名づけられました。
月琴号に癒しのパワーをもらい本宮までの残りおよそ350段、頑張って上りましょう。

初めての参拝者が到着したと勘違いする旭社と、悩みを落とす階段

初めての参拝者が到着したと勘違いする旭社と、悩みを落とす階段

写真:肥後 球磨門

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500段目あたりから急こう配の石段が続きます。そろそろ到着してもいいのではないかと思ったその時に目の前に現れるのが壮麗なお宮。初めて参拝した人の多くが「本宮に到着した!」と勘違いする旭社です。この建物は神仏習合の文化があった江戸時代に造られたお寺の金堂で、完成までに約40年を要したとされています。二重入母屋造で天保美術の粋を集めた装飾が目を奪う壮麗な社殿です。ここまで628段、しばし目の保養をして残る150段弱のために英気を養いましょう。

初めての参拝者が到着したと勘違いする旭社と、悩みを落とす階段

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旭社を右手に進むと見えてくるのが手水舎。そろそろ本宮が近づいています。

初めての参拝者が到着したと勘違いする旭社と、悩みを落とす階段

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この手水舎の手前で1段下る階段があります。こんぴらさんの階段は実は786段あり、これが「786(なやむ=悩む)」に通ずることからこの場所で1段マイナスして785段にしてあるのだとか。面白い仕掛けですね。悩みが消えるようにこの1段をしっかり踏みしめて下りてください。

785段上がったものだけが味わえる癒し空間

785段上がったものだけが味わえる癒し空間

写真:肥後 球磨門

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785段の制覇はもうすぐです。その前に立ちはだかるのが最後の133段。「御前四段坂」と呼ばれる急な石段です。石段は4段階に分かれ各数十段あり、徐々に本宮が見えてきてワクワクしてきます。

785段上がったものだけが味わえる癒し空間

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785段制覇です。大物主神(おおものぬしのかみ)と崇徳天皇を祀る本宮には、海上守護・農業・殖産・医薬など、様々なご利益があると伝えられています。息を整え、心を落ち着かせてお参りしましょう。ここまで頑張ったからにはきっとご利益があるに違いありません。

785段上がったものだけが味わえる癒し空間

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本宮の右手は展望台になっています。海抜251mの高さからは讃岐平野が見渡せ、天気が良ければさらに瀬戸大橋も見ることができます。この景色は785段を制覇した者だけの特典。素晴らしい景色に癒されるのではないでしょうか。
ここまでたどり着いたら「幸福の黄色いお守り」を参拝記念に受けましょう。達成感とともに手に入れることのできる貴重なお守りです。

体力に余裕のある方は奥社へもお参りしてはいかがでしょうか。奥社まではさらに583段、往復1時間ほどかかりますが、最強のパワースポットとして注目を集めています。体力と時間に余裕があればぜひチャレンジしてみては。

金刀比羅宮の基本情報

住所:香川県仲多度郡琴平町892-1
電話番号:0877-75-2121
アクセス:JR土讃線琴平駅より徒歩20分 私鉄高松琴平電鉄琴電琴平駅より徒歩15分

2019年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/10/13 訪問

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