メキシコシティ1日モデルコース!テオティワカン遺跡や歴史地区も

メキシコシティ1日モデルコース!テオティワカン遺跡や歴史地区も

更新日:2019/01/08 11:21

藤谷 ぽきおのプロフィール写真 藤谷 ぽきお アジアLCCトラベラー、トレッキング愛好家、アウトドアコーディネーター
メキシコの首都メキシコシティは、人口2,000万人とも言われ中南米諸国の中心地として、アステカ帝国時代から栄えた大都市です。それゆえに、スペイン植民地時代のコロニアルな建築物やカテドラル、メキシコ古代文明の集大成の国立人類学博物館、世界遺産のテオティワカン遺跡など、魅力的な観光地が目白押しです。世界三大美食のメキシコ料理やお土産市場と共に、コンパクトに一日で要所を回るモデルコースを紹介します。

午前中:世界遺産のテオティワカン遺跡見学

午前中:世界遺産のテオティワカン遺跡見学

写真:藤谷 ぽきお

地図を見る

メキシコシティから北に約50キロ、バスで約1時間程の所にあるテオティワカン遺跡は、紀元前2世紀頃に建設されたメキシコ最大の宗教都市国家で、世界遺産に登録されています。8世紀頃の謎の滅亡を遂げた理由はまだ解明されていませんが、写真の太陽のピラミッドは高さ65m、底辺225mの巨大な神殿です。テオティワカンでは最大、世界的にも三番目の大きさを誇ります。248段ある階段を登った頂上からの眺めは爽快です。

午前中:世界遺産のテオティワカン遺跡見学

写真:藤谷 ぽきお

地図を見る

写真は二番目に大きな月のピラミッドからの眺め。ピラミッドは高さ42m、底辺150m×130mで350年頃に造られています。ピラミッド前の月の広場では大きな宗教儀礼が行われていました。写真左奥には太陽のピラミッドが見えます。

午前中:世界遺産のテオティワカン遺跡見学

写真:藤谷 ぽきお

地図を見る

月の広場すぐ近くには、ケツァルパパロトルの宮殿が完全に近い形で復元されています。月のピラミッドで祭儀に携わる神官の住居跡である宮殿には、写真のように鳥をモチーフにしたケツァルパパロトルの浮き彫りが鮮明に残っています。日差しの強くない午前中のうちに、テオティワカン遺跡見学を済ませておくのがベストです。

<テオティワカンの基本情報>
住所:Ecatepec Piramides km.22 + 600, San Juan Teotihuacan de Arista
電話番号:+52-594-956-0276
営業時間:9:00〜17:00

ランチ:歴史地区のソカロ広場周辺でタコスを!

ランチ:歴史地区のソカロ広場周辺でタコスを!

写真:藤谷 ぽきお

地図を見る

12:00〜12:30頃にはソカロ広場周辺の歴史地区に戻ってきましょう。宮殿・神殿跡・カテドラル・美術館などが密集する、観光の中心部です。そぞろ歩きをしながら、興味と時間の許す限り、アステカ時代の神殿跡「テンプロ・マヨール」や、メキシコ独立の舞台となった「国立宮殿」などを鑑賞してみましょう。

ランチ:歴史地区のソカロ広場周辺でタコスを!

写真:藤谷 ぽきお

ランチには屋台で売られているタコスがおすすめ。シンプルですが、味は格別です!付け合せのピクルスなどは絶妙な酸っぱさが味を引き立ててくれます。ソースも数種類選べますので、最初はすべての味を試してみて下さい。

また、一口にタコスと言っても様々なタイプがあるので、一ヶ所でたくさん食べるよりも少量であちこちの屋台・レストランで食べ比べしてみてもいいですね。

13:30〜15:00:メトロポリタン大聖堂とお土産市場

13:30〜15:00:メトロポリタン大聖堂とお土産市場

写真:藤谷 ぽきお

地図を見る

ソカロ広場に面するように建つのがメトロポリタン・カテドラルです。ラテンアメリカ最大級の教会建築物で、征服者コルテスがメキシコにおけるキリスト教の布教の拠点として、1563年に着工し。1681年に100年以上かけて完成させました。

13:30〜15:00:メトロポリタン大聖堂とお土産市場

写真:藤谷 ぽきお

地図を見る

教会内部はバロック様式の重厚な装飾で覆われています。また、メキシコならではの独特な文様も描かれており、ユニークな内装です。

<メトロポリタン大聖堂の基本情報>
住所:Plaza de la Constitucion S/N, Centro, Cuauhtemoc, 06000 Ciudad de Mexico
電話番号:+52-55-5510-0440
入場時間:8:00〜20:00
アクセス:MRT Zocalo駅下車すぐ

13:30〜15:00:メトロポリタン大聖堂とお土産市場

写真:藤谷 ぽきお

地図を見る

教会を取り囲むように青空お土産市場が開かれており、カラフルなお土産が選り取りみどり。メキシコらしいビビッドな置物やアクセサリーなどがお勧めです。また、市場には怪しげな呪術師が煙と葉っぱでおまじないを唱えているコーナーなどもあり、庶民のたくましい日常を垣間見られます。

16:00〜18:00:国立人類学博物館を見学

16:00〜18:00:国立人類学博物館を見学

写真:藤谷 ぽきお

地図を見る

MRT7号線のAuditorio駅下車、徒歩5分で国立人類学博物館です。テオティワカン・マヤ・アステカなどの遺跡から出土した発掘品を、選りすぐって展示しています。1階には12室に分かれたコーナーがあり、最初の見せ所が第5室「テオティワカン」の、実物大に復元された巨大なケツァルコアトル神殿のレプリカです。野外のテオティワカン遺跡では観ることの出来なかった色彩まで鮮明に観ることができます。

16:00〜18:00:国立人類学博物館を見学

写真:藤谷 ぽきお

地図を見る

この博物館最大の見所の太陽の石「アステカ・カレンダー」は、中央部の広いフロア第7室「アステカ」にあります。直径3,6mの円盤には中央の太陽神の周りに複雑なモチーフが幾重にも描かれています。単に月日を刻むカレンダーとしての役割だけではなく、アステカ人の神秘的な宇宙観を表しています。

16:00〜18:00:国立人類学博物館を見学

写真:藤谷 ぽきお

地図を見る

第10室の「マヤ」には、生きたまま胸を裂かれた生け贄の心臓が捧げられたチャック・モール像があります。天体の運行に疲れた太陽に捧げられていました。日中は観光客でいっぱいの博物館も、夕方はとっても回り易いので、この時間帯をお勧めします。

<国立人類学博物館の基本情報>
住所:Paseo de la Reforma & Calzada Gandhi S/N, Chapultepec Polanco, Miguel Hidalgo, 11560 Ciudad de Mexico
電話番号:+52-55-4040-5370
開館時間:9:00〜19:00(月曜日定休)
アクセス:MRT Auditorio駅下車 徒歩約5分

夕方〜夜&夕食:歴史地区に戻りライトアップ&ディナー

夕方〜夜&夕食:歴史地区に戻りライトアップ&ディナー

写真:藤谷 ぽきお

地図を見る

博物館から夕方にはソカロ広場周辺に戻ってきましょう。歴史地区のあちこちがライトアップされていて、とってもロマンチックです。週末のコロニアル建築物の前は大勢の観光客で溢れかえります。少しでも早めに到着し、ライトアップを楽しみましょう。

夕方〜夜&夕食:歴史地区に戻りライトアップ&ディナー

写真:藤谷 ぽきお

歴史地区のレストランなども予約必須。コロニアル建築物のレストランでの食事は思い出深いものになるので、事前にしっかりと予習&予約をして臨みましょう!

アステカ・スペインの植民地・革命以降の現代と3時代を楽しむ

メキシコの歴史は大きく分けて三つの時代に分けられますが、メキシコシティはそれらが一度に味わえる、贅沢な観光地です。アステカ時代の神殿跡や宮殿跡、スペイン植民地時代のコロニアル建築物やカテドラル、独立・革命に関わる記念塔や宮殿など、それらの多くが中心部の歴史地区にあります。歴史地区を中心に観光プランを立てて、お好みのメキシコ料理をランチとディナーに食べて、自分流の観光コースを組み立ててみて下さい。

2019年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/12/24−2014/12/26 訪問

条件を指定して検索

- PR -

新幹線特集
この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -