魅惑のキューバ!旅行を楽しむための基本情報

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魅惑のキューバ!旅行を楽しむための基本情報

魅惑のキューバ!旅行を楽しむための基本情報

更新日:2018/11/20 10:41

藤井 麻未のプロフィール写真 藤井 麻未 元秘境系海外旅行添乗員、トラベルライター

近年キューバを旅行する観光客が増えてきた。クラシックカーが走り、時が止まったように朽ち果てた街並みは美しさすら感じさせる。しかしまだまだ情報が少なく、日本人には謎めいた国の一つだ。今回は、そんなキューバを旅するのに役立つ基本情報をお伝えしよう。

基礎知識1 キューバってどんな国?

基礎知識1 キューバってどんな国?

写真:藤井 麻未

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ここでは、キューバという国を知るための基礎的な知識をご紹介しよう。

【国・政治】
正式名称キューバ共和国。首都ハバナ。
国家元首は2018年ミゲル・ディアスカネル国家評議会議長が就任。革命未経験世代の議長となる。

【地理】
カリブ海最大の島。恵まれた立地により大航海時代にはカリブ海を巡る交易の要所として栄えた。島の1/4は山岳地帯、南部にシエラマエストラ山脈が横たわる。

【人口】
約1147万人(出典:外務省キューバ共和国基礎データ 2016年世銀)

【時差】
日本より−14時間(サマータイムには−13時間となるが、実施期間は年によって変わるので注意。)

【公用語】
スペイン語
大きなホテルやレストランなどでは英語が通じるところもある。


【宗教】
基本的に自由

【歴史・文化】
コロンブスにより島が発見されてから、スペインによる植民地化で原住民は絶滅。その後アフリカから奴隷として黒人が連れて来られた。スペインからの独立、代わってアメリカからの実質的な支配を経てチェ・ゲバラやフィデル・カストロが成し遂げたキューバ革命は有名。「世界で最も成功した社会主義国」として独立独歩の歴史を歩む中で、まるで時が止まったかのような街並みや文化が魅力の一つだ。しかしアメリカとの国交回復を経て今後キューバの社会はどのように変わってゆくのかが注目される。

基礎知識2 実践編

基礎知識2 実践編

写真:藤井 麻未

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続いて、旅に必要となる実践的な基礎知識をお伝えしよう。

【通貨】
兌換ペソ(CUC)「クック」:米ドルと等価で約113円
人民ペソ(CUP)「ペソ・クバーノ」:約4円
の2種類がある。外国人が使うCUCに対し国民が使うのはCUP。キューバでは外国人観光客用の物価と国民用の物価が大きく違うためだ。例えば、観光客用タクシーは1時間チャーターで30CUCほどであるが、これは一般的なキューバ国民の1か月の給料に匹敵する。

私たちが訪れるような場所ではほとんどCUCで支払いが行われるが、ローカルな商店やバー、地元民の利用する乗り合いタクシーなどではCUP支払いの場合もある。より安く旅をするためにいかにCUPを使うかというガイドもあるが、基本的には私たちはCUCでの支払いをするのが国民に対するマナーでもある。旅の体験のひとつとしてCUPを使ってみるのはアリだが、節度を持つようにしよう。

【両替】
空港や街中にあるCADECA(カデカ)という両替所でできる。手数料を考えると日本円から直接両替した方が良いが、地方などではできない場合もあるので米ドルやカナダドルも持っておくと良い。

【カード】
通用度はあまり高くない。特にAMEXなど米系のカード会社のものは使えない。VISAやMasterは使用できることも多いが手数料が付加される。支払い機器の故障も多いので原則は現金で支払う方が安心だ。

【電圧】
110v/60Hz。携帯やPCなどはそのまま使えるが、ドライヤーなど熱量の大きい日本製品は使用不可。海外使用可能なものが必要だ。プラグは日本と同じAタイプか丸ピン2本のBタイプ。念のため変圧器とプラグは持っておこう。

【ツーリストカード】
日本から観光目的で30日間以内の渡航であればビザではなくツーリストカードが必要。機内で配布される場合もあるが、日本国内のキューバ大使館領事部で取得しておく方が確実だ。また、海外旅行保険の加入が義務づけられている点も注意しておきたい。

基礎知識2 実践編

写真:藤井 麻未

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【交通】
キューバ国内には鉄道が発達していないので交通手段は基本的にタクシーかバスとなる。最も便利なのがタクシーだ。タクシーにはいくつか種類があり、通常の黄色い車体のタクシーは空港〜ハバナ旧市街間で約30CUC程度。市内の移動であれば場所により5〜10CUC程度。

もうひとつ、キューバならではなのが、50年代のクラシックカーを使ったタクシー。個人タクシーがほとんどでメーターもないので事前に料金の交渉をしておこう。ドライバーと仲良くなると少し割安でチャーターして郊外まで回ってもらうという手もある。ピカピカに磨かれた観光用クラシックカータクシーは1時間30CUCと割高だ。

バイクタクシーは乗ってみると楽しいが、料金は特に安い訳ではない。地元民が乗り合いで使うマキナと呼ばれるタクシーは格安だが、これは人数が集まったら出発しどこで停車するかが明確に決まっていないので初心者には難しい。

一方、バスはオープントップの観光用バスがハバナやバラデロで走っており、乗り降り自由で各ルート5CUCほど。とりあえず主要スポットを手軽に回りたい場合にはオススメだ。各都市を結ぶ長距離バスもある。時間はかかるが国内線を利用するよりも安いので余裕がある場合にはオススメする。車内は綺麗で冷房も利いている。

【チップ】
本来チップの習慣はなかったが、外国人観光客の増加でホテルやレストランでサービス料を上乗せしたりチップを払うことも多くなってきた。タクシーやレストラン、カフェではおつりを切り上げる程度を支払えば良い。

【飲料水】
ミネラルウォーターを使うこと。街中の売店などで購入できる。

【Wi-Fi】
キューバの通信環境は非常に悪い。まだまだネット環境は整っておらずWi-Fiが使えるところはほとんど無い。一部のホテルや公園などではWi-Fiが使えても、通信速度が非常に遅かったり高額だったりするのでオススメできない。つまり現地で気軽にスマホを使って調べ物をしたりマップを見ることができないということを念頭においておく必要がある。オフラインで使える地図アプリや紙媒体でのガイドブックは必須。

基礎知識2 実践編

写真:藤井 麻未

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【宿について】
ホテルよりも民泊が主流。ホテルは部屋が狭い上に割高だが、民泊は広くて素敵な部屋も多く、地元民の暮らしを体験しているようで楽しい。カサ・パルティクラルという政府公認の民泊が至るところにあり飛び込みも可能だが、ここ数年のキューバブームで宿が混み合っているので予約がベター。通常のホテル予約サイトではキューバの宿は出てこないのでカサ・パルティクラルの公式サイトやAirbnbでの予約となる。また、小さな宿ではスペイン語しか通じない場合も多いのでガイドブックに載っている程度の単語やフレーズはチェックしておこう。

キューバの気候について

キューバの気候について

写真:藤井 麻未

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年間を通して20度以上の気温を保ち、冬の平均は22℃、夏は28℃程度。乾季は11〜4月、雨季は7〜10月。雨季でも一日中雨が降り続くということはなくゲリラ豪雨が1時間ほど降る。ただしハリケーンの多い9〜10月は要注意。

キューバの観光スポット

キューバの観光スポット

写真:藤井 麻未

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【ハバナ】
キューバの首都。ラテンの熱気あふれるエネルギッシュな古都は、深夜まで踊りや音楽が賑やかだ。まるで廃墟のような年季の入った建物はボロボロだけれど美しく、現役で走る50年代のクラシックカーは痺れるほどにカッコ良い。ハバナではゲバラやヘミングウェイの足跡巡り、世界遺産である旧市街散策はもちろんのことナイトライフも堪能したい。

キューバの観光スポット

写真:藤井 麻未

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【ビニャーレス渓谷】
ハバナから片道3時間程度。日帰りも可能な世界遺産の渓谷。ここには固有の動植物が多く、また葉巻やサトウキビなどキューバの代表的な農産物を育てる畑が広がる。まさにキューバの原風景を見られるところだ。奇岩や洞窟が点在し、それらを周るツアーも出ている。

【バラデロ】
こちらもハバナから片道3時間程度。「キューバで最も美しいビーチ」を擁するリゾート地だ。コバルトブルーの海は納得の美しさ。オールインクルーシブのホテルも多く、できれば宿泊してのんびりとリゾートを楽しみたい。

キューバの観光スポット

提供元:frickr

https://www.flickr.com/photos/105105658@N03/249605…地図を見る

【トリニダー】
スペイン植民地時代の建物が残り、まるで時が止まったかのような世界遺産の古都。石畳に赤茶屋根、カラフルな建物が続き、どこをとってもフォトジェニックだ。

【サンティアゴ・デ・クーバ】
ハバナに続く第二の都市。かつての首都でもあり、革命発祥の地としても有名だ。またキューバ音楽のメッカとも言われ、ここへ来たならローカルなライブハウスにも足を運んでみよう。

キューバの治安について

キューバの治安について

写真:藤井 麻未

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キューバでは外国人に対する犯罪に重いペナルティーが科されることもあり、治安は中南米ではトップクラスに良い。永らく鎖国状態にあったことから、外国人に対して悪さをしようという発想がさほど無いというのも理由のひとつだろう。深夜でも街中に音楽や踊りが溢れ、夜にライブハウスやクラブへ一人出入りしてもトラブルに巻き込まれることはほとんど無い。ただし近年は急激に観光客が増え、それに便乗してスリや置き引きなどの軽犯罪は増えつつある。油断し過ぎず自分の身は自分で守るべく注意をすることが必要だ。

おわりに

日本人にはまだ馴染みの無い国であるキューバ。しかし、温厚な人々、熱気あふれる音楽や踊り、古い街並み、美しいカリブ海など知られざる魅力がたっぷりだ。カナダのトロントなどで乗り継げば日本からのアクセスも良い。是非とも旅先の候補に含めてみては。

※2018年11月現在の情報です。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/03/30−2016/04/05 訪問

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