北欧の魅力をギュッと!ヘルシンキ王道観光1日モデルコース

北欧の魅力をギュッと!ヘルシンキ王道観光1日モデルコース

更新日:2018/11/27 13:51

橘 凛のプロフィール写真 橘 凛 ライター、エッセイスト
北欧の中でも人気のある国フィンランド。その首都ヘルシンキは日本からの直行便も多く、一度訪れたいと思われる方も多いのではないでしょうか。ヘルシンキはフィンランドを代表する首都でありながら、駆け足の観光にも適したコンパクトシティ。中心地はほとんどが徒歩移動できてしまうほどです。デザイン・グルメ・ショッピングなど、北欧の魅力がギュッと詰まった、王道の観光1日モデルコースをご案内します!

午前:ヘルシンキ大聖堂とマーケット巡り

午前:ヘルシンキ大聖堂とマーケット巡り

写真:橘 凛

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まず訪れたいのが、白亜の宮殿のような荘厳な外観が美しい「ヘルシンキ大聖堂」です。ヘルシンキで最も人気が高い観光スポットであり、街のランドマークとなっています。中には誰でも入ることができ、コンサートや結婚式などのイベントも度々開かれています。大聖堂前の大階段は憩いの場となっていますが、階段の幅が広く、手すりはありませんので、昇り降りには足元に注意しましょう。

午前:ヘルシンキ大聖堂とマーケット巡り

写真:橘 凛

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その大階段の下に広がるのが「元老院広場」です。年末のカウントダウンや様々な国家行事などもここで行われます。広場から仰ぎ見るヘルシンキ大聖堂の全貌は見事で、絶好の写真スポットです。広場中央にあるのはロシア皇帝アレクサンドル2世の像です。

午前:ヘルシンキ大聖堂とマーケット巡り

写真:橘 凛

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元老院広場から徒歩約7分程度で、港に面する「オールドマーケットホール」に到着します。1889年創業の歴史あるレンガ建物が美しい屋内市場です。北欧らしいサーモンの燻製や身体が温まるスープなど、所狭しと置かれた色とりどりの食べ物に目を奪われます。屋内なので、お天気の悪い日や寒い日でもゆっくり見て回ることができるのが良いところ。定休日である日曜日以外は、朝8時から開いているので、ここで朝食を調達しても!

ランチ:マリメッコの本社アウトレットで

ランチ:マリメッコの本社アウトレットで

写真:橘 凛

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オールドマーケットホールからは、トラムもしくは徒歩で約15分の位置にある「ヘルシンキ中央駅」に向かいましょう。ヘルシンキ中央駅からは地下鉄を利用して、「マリメッコのアウトレット」に行くことができます。Mellunmaki行きの地下鉄に乗って、最寄駅はヘルットニエミ(Herttoniemi)。中央駅からは6駅で約10分です。ヘルットニエミ駅から徒歩約10分でマリメッコのアウトレットに到着します。

ランチ:マリメッコの本社アウトレットで

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ここはマリメッコのアウトレットだけでなく本社でもあるので、社員食堂である「マリトリ(maritori)」のランチを食べることができます!マリメッコ社員はもちろん、観光客や地元の人々にも愛されている食堂です。ここではトレーやナプキンなど、すべてにマリメッコが使用されているこだわりっぷりで、ファンにはたまりません!

ランチ:マリメッコの本社アウトレットで

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食後はもちろん、アウトレットでお買い物を楽しみましょう!
有名なファブリックから衣料やファッション小物、食器、インテリア、デジタル機器ケースに至るまで、たくさんの商品があるので目移りしてしまいそうになります!大幅割引商品や型落ち品だけでなく、日本未発売商品も置いてあるので、お土産にも喜ばれるかも。

午後:ヘルシンキ中心地に戻り市内観光

午後:ヘルシンキ中心地に戻り市内観光

写真:橘 凛

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マリメッコでのショッピングの後は、再び地下鉄でヘルシンキ中央駅まで戻ります。ヘルシンキ中央駅は、フィンランドで最も大きな駅で、外観・内装共に美しく、ランプを持った4人の像が特徴的です。赤味を帯びた色合いの建物には、フィンランド産の花崗岩が使用されています。

午後:ヘルシンキ中心地に戻り市内観光

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中央駅から繁華街の方へ徒歩5分足らず、突如現れるのが木で出来た大きな丸い建物。これは実は「カンピ礼拝堂」という教会です。これぞ北欧デザインと驚かされますが、それもそのはず、2012年に開催された「ワールド・デザイン・キャピタル」の記念に造られたチャペルです。静寂の礼拝堂と呼ばれる通り、一歩足を踏み入れると静謐な空間が広がっています。この不思議な感覚は、ぜひ、ご自身で体験してみてください。

午後:ヘルシンキ中心地に戻り市内観光

写真:橘 凛

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もし時間とご興味があれば、カンピ礼拝堂から徒歩もしくはトラムで15分程度の「テンペリアウキオ教会」にも行くのもオススメです。こちらは通称・石の教会と呼ばれ、岩をくり抜いてできた教会。中の様子は、外からのゴツゴツした見た目からは想像もつかないほどモダンです。世界に類を見ないユニークな教会を訪れることができるのも、ヘルシンキならではの魅力でしょう。

夕方:ストックマンでお土産探し

夕方:ストックマンでお土産探し

写真:橘 凛

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夕方は、北欧最大級のデパートである「ストックマン」で、ひとやすみとお土産探しはいかがですか。ここは1889年創業と歴史あるデパートの本店で、繁華街でも最も賑わっています。平日は夜9時までオープンしているので、ゆっくりとショッピングができるのも嬉しいですね。

夕方:ストックマンでお土産探し

写真:橘 凛

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特にオススメは5階インテリアのフロア。マリメッコはもちろん、イッタラやアラビアなどの北欧食器やインテリアグッズが一通り揃っています。ムーミンシリーズなどは、その時々の限定品もあるので忘れずにチェック!地下のお惣菜売り場も一見の価値ありです。

ディナー:かもめ食堂(Ravintola Kamome)

ディナー:かもめ食堂(Ravintola Kamome)

写真:橘 凛

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1日観光の最後を締めくくるのは、何と言っても美味しいディナー。特に映画ファンの方にとって外せないのは「かもめ食堂(Ravintola Kamome)」でしょう!かもめ食堂へは、ストックマンなどがある中心地から、トラムに乗って10分程度で行くことができます。

ディナー:かもめ食堂(Ravintola Kamome)

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映画とは内装などは少し異なりますが、雰囲気・居心地共にとても良く、長居してしまいたくなります。映画に出演された女優さんのサイン色紙なども置いてあり、本当に映画の中の世界に入り込んだような気分に浸れます。

ディナー:かもめ食堂(Ravintola Kamome)

写真:橘 凛

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ご当地の食材とフィンランド料理、そして和食が絶妙にブレンドされたご飯は、まるで家庭でご馳走になっているかのようで、温かい気持ちになることでしょう。ディナーの後は、ホテルまで気をつけて帰りましょう。

デザイン・グルメ・お買い物!1日でも楽しいヘルシンキ

ヘルシンキが魅力たっぷりなのがお判りいただけたでしょうか。フィンランドは緯度が高いのもあり、訪れる時期によって観光のしやすさが変わります。夏は夜遅くまで明るく観光に適しているのですが、反面、冬場のヘルシンキの寒さはかなりのものです。寒い時期は無理をせず、上記の観光名所で興味のあるところをピックアップして行くのが良いでしょう。
比較的治安が良く、街歩きがとても楽しいヘルシンキ。ぜひ、1日観光をお楽しみください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/01/15−2017/01/21 訪問

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