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写真:やた 香歩里
地図を見る千葉県銚子市の犬吠埼は「日本で一番早い初日の出が見られる」ところ。正確にいうと、「山頂・離島を除き」日本で一番早い初日の出が見られるのですが、離島や山頂に初日の出を見に行くにはかなりの準備が必要です。その点、犬吠埼は陸続きでアクセス良好。毎年たくさんの人が集まっています。
実は、日本の一番東の端は北海道の納沙布岬なのですが、元旦を含む冬の一時期は、地軸の傾きの影響で犬吠埼の方が早く日が昇るのです。まるで地球のマジックのようですね。
写真:やた 香歩里
地図を見る犬吠埼へは、最寄りの銚子電鉄犬吠駅から徒歩10分ほど。車を運転しない人でも最寄り駅から歩いて「日本一早い初日の出」を見に行くことができます。また元旦当日は犬吠埼周辺では交通規制が敷かれ駐車スペースも限られることから、公共交通機関の利用が推奨されています。
とはいえ、元旦の日の出前に、犬吠駅までどうやっていったらいいの?
写真:やた 香歩里
地図を見るJR東日本では元旦に、犬吠埼での初日の出鑑賞に便利な臨時列車を運行。深夜に東京都内や大宮駅を発車し、夜明け前に銚子駅に到着する特急列車「犬吠初日の出号」です。3本の特急が高尾・大宮・新宿の各駅から発車します。全車指定席となっており、事前予約が必要です。いずれも特急車両で乗り心地は快適。リクライニングシートなので、銚子駅に到着するまでは仮眠をとれるのも嬉しいですね。
※車両写真はイメージです。
また、成田駅発の快速列車「銚子初日の出」も運行されます。こちらは全車自由席です。
2020年のダイヤ等の詳細は関連MEMOの「JR東日本 冬の増発列車のお知らせ」のリンクをご覧ください。
写真:やた 香歩里
地図を見るそして銚子駅に到着したら、ここからは銚子電鉄に乗り換えます。銚子電鉄もJRの臨時列車に合わせて朝4:32から運行し、初日の出客に備えています。
上の写真の先の、電車が停まっているところが銚子電鉄のホーム。JRの2・3番ホームと繋がっています。駅を出ずに乗り換えができますが、銚子電鉄の料金は別に必要です。銚子電鉄乗り場の前で駅員さんがスタンバイしているので、そこで銚子電鉄のきっぷを購入します。
きっぷは基本的に元旦限定の弧廻手形(大700人円、小児350円)。12月31日21:30〜1月1日に銚子電鉄全線に乗車できるきっぷで、銚子〜犬吠駅往復料金(700円)と同額です。ここでは、特急車両に乗っていた全員が一気に銚子電鉄のホームに向かうので、大混雑します。お釣りがいらないよう、ちょうどの金額を用意しておきましょう。SuicaやPASMOなどのICカードは使えません。
なお、通常の弧廻手形、銚子1日旅人パスは、12月31日21:30〜1月1日10:00の間は販売中止です。
写真:やた 香歩里
地図を見る銚子電鉄も1時間に2便ペースで運行していますが、2両編成の車両に大勢が集中するので、こちらの車内は非常に混みます。銚子駅から犬吠駅までは約20分、ここはなんとか辛抱したいところ。特急列車で座っていられる間に体力を温存しておきましょう。
写真:やた 香歩里
地図を見る到着時の犬吠駅はまだ真っ暗ですが、イベントをやっていたり出店が出ていたりで、とても賑やか。お祭り状態でテンションも上がります。ただ、犬吠埼周辺の初日の出鑑賞ベストポジションは早めに埋まってしまうので、特に撮影目的の人は早めに海岸に向かったほうがよいでしょう。
まだ真っ暗な時間帯ですが、他にも歩いている人がいますし、犬吠埼灯台の灯りを目指して歩けば大丈夫。
写真:やた 香歩里
地図を見る犬吠埼灯台周辺の海が良く見えるポジションは早い時間から場所取りする人が多く、柵近くの眺めのいいところはすぐにいっぱいになります。
灯台すぐ近くの「犬吠テラステラス」は、12月31日22:00〜日の出まで特別カフェと銚子ビールがオープン、1日朝6時に全館オープンする予定ですが、そちらもおそらく早くから混雑すると思われます。なお、2階の展望テラスは初日の出展望席チケット購入者のみ入場可能です。詳細は下記関連MEMOの「犬吠テラステラス」のリンクから公式サイトをご確認ください。
灯台付近がいっぱいの場合は、君ヶ浜に降りて良い場所を探しましょう。特に写真を撮影したいなら、灯台と朝日が一緒に撮れる君ヶ浜はおススメです。
写真:やた 香歩里
地図を見る犬吠埼の初日の出は、6:46頃。天気に恵まれれば、6時頃には空の色が変わってきます。空の色が少しづつ、黒から紺へ、そして青に変わり、オレンジ色に染まってくるにつれて、期待感が高まります。
海上の厚い雲に阻まれてなかなか顔を出してくれないこともありますが、それはそれで雲がつくりだす幻想的な風景が見られます。
写真:やた 香歩里
地図を見る待ちに待った、日の出の瞬間です。眩しい光もさることながら、一気に熱が世界に広がるのがわかります。初日の出の感動はもちろんのこと、太陽ってこんなにあったかいのかと、その恵みの偉大さを全身に感じる瞬間でもあります。
太陽が完全に顔を出したときに海上に現れる光の道。まるで自分と太陽をつないでくれているように見えて、今年もいいことありそうだな、そんな気持ちにもなれます。
写真:やた 香歩里
地図を見るすっかり太陽が顔を出し明るくなると、多くの人が駅に向かい始めます。銚子電鉄も増便はしていますが、やはり駅は長蛇の列となり、1時間以上の待ち時間となることもあります。長い待ち時間を避けるには、日の出を見て余韻に浸ることなくすぐに駅に向かうか、逆に犬吠埼周辺でゆっくり過ごすかです。
犬吠埼では、先述の「犬吠テラステラス」が朝6時よりオープン予定のほか、周辺のお店も深夜・早朝営業を予定しています。
写真:やた 香歩里
地図を見る「犬吠テラステラス」は、1階にはKEY’S CAFEやベーカリーズキッチンohana、銚子ビールなどが入り、2階には銚子エリアの産品が並ぶセレクトショップもあるので、館内でゆっくり過ごして帰るのもいいですね。
また、「犬吠テラステラス」に向かって左隣の食事処「あわび屋」は元日午前1時から、右隣の「ドライブインなぎさや」は午前4時30分から営業予定です。
<犬吠テラステラスの基本情報>
住所:千葉県銚子市犬吠埼9575-2
電話番号:0120-25-1240
<あわび屋の基本情報>
住所:千葉県銚子市犬吠埼9575
電話番号:0479-22-1201
<ドライブインなぎさやの基本情報>
住所:千葉県銚子市犬吠埼9575
電話番号:0479-22-9111
※各店舗へのアクセスはいずれも銚子電鉄犬吠駅から徒歩約7分
「犬吠初日の出号」の一番早い便に乗って銚子電鉄に乗り継ぐと、4:50に犬吠駅に到着します。初日の出時刻が6:46頃ですから、2時間近く待たなければいけません。暖かい房総半島とはいえ、夜明け前の海岸ですから、防寒は十分に! 電車の中と海岸での気温差が大きいので、重ね着できる上着、着脱できるマフラーや手袋、そして使い捨てカイロは必須です。荷物になりますが、折り畳みの椅子などもあると便利です。
おうちでゆっくり寝正月、もいいですが、初日の出を見ると、新しい年に向かって気持ちが引き締まります。今年が良い年だった人も、ちょっと残念だった人も、日本で最初の朝日を浴びて、新しい年を迎えてみませんか?
2019年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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