写真:やま かづ
地図を見る元SMAPの香取慎吾氏が描いた赤を基調にしたウォールアートは、中環(セントラル)とミッド・レベルをつなぐエスカレーター下の階段沿いにあります。
遠くから見ると、大きく口を開けた龍のウォールアートですが、近くで見ると、香港を象徴する高層ビル群や香港の国旗にもあしらわれているバウヒニアという花が描かれているのがわかります。
<基本情報>
住所:Intersection of Hollywood Road and Shelley Street
写真:やま かづ
地図を見る日本人の間では、上記のいわゆる“香取慎吾アート”が有名ですが、オールド・タウン・セントラルのウォールアートを紹介する上で、欠かせないものの一つがこのストリートアートではないでしょうか?
地元で活躍するアーティスト、アレックス・クロフト氏が描いているのは、昔から香港にある集合住宅とその窓です。よく見ると、いろいろな形の窓が、なだらかな坂道に並んでいます。
<基本情報>
住所:46 Graham Street and 48 Hollywood Road
写真:やま かづ
地図を見るかつては、既婚警察官のための宿舎だったPMQ(Police Married Quarters/元創方)が、今では香港のアーティストやデザイナーの情報発信基地となっています。
そんなPMQの壁面や階段自体がアーティストのキャンバスとなっており、個性的なウォールアート、階段アートを楽しむことができます。
写真:やま かづ
地図を見るPMQ入り口近くにある階段アートには、青空を羽ばたく蝶々が色彩豊かに生き生きと描かれています。
斜めから見ると、何が描かれているかよくわからない一段一段も、正面に立って視点を合わせれば、階段が1枚のキャンバスに早変わりします。
写真:やま かづ
地図を見るPMQ建物内部に続く床面には、香港の下町で活気づく通りのようすが描かれています。
アートの中心部には立ち位置、そしてアートの外側にはカメラ位置も指定されていますので、そこからはベストショットが撮れるはずです。
さて、どんな写真ができ上がるでしょうか?
<基本情報>
住所:35 Aberdeen Street
写真:やま かづ
地図を見るカンフー映画の世界的スター、ブルース・リーが狭い階段の壁面に蘇りました。作者は、実は中国人ではなく韓国人アーティストで、独自のモザイク技法で描かれています。
誰もが心の中で「アチョ〜!」と叫びながら、カンフーポーズを決めて記念撮影。オールド映画ファン必見、そして必撮(必殺?)のスポットの一つとなっています。
<基本情報>
住所:Tank Lane
写真:やま かづ
地図を見る往年のハリウッド映画の大スター、チャーリー・チャップリン、マリリン・モンロー、オードリー・ヘップバーン、そして俳優でもありジャズシンガーでもあったフランク・シナトラが、その名のとおりハリウッドロード沿いの建物に描かれています。
かなり大きなウォールアートのため、近くを歩いていると、かえって見過ごしてしまいそうになります。ハリウッドロードを歩く際には、山側を歩くことをお勧めします。
<基本情報>
住所:53 Hollywood Road
写真:やま かづ
地図を見る若い世代に人気の中国人アーティストが描いたウォールアートが、小道を入った雑居ビルの壁面に描かれています。
中国では富と権力の象徴となっている龍ですが、新世代アーティストの手にかかれば、想像上の生き物が、まるで壁面を動き回っているように見えます。
<基本情報>
住所:Upper Station Street
写真:やま かづ
地図を見る通りに沿って一直線に延びた壁面をみごとに利用したウォールアートは、ブラジル出身アーティストの作品です。
カラフルなウォールアートが街じゅうを彩る中、かえって白黒のシンプルなスケッチアートは見る人に安心感を与え、ほのぼのとした気分にさせてくれます。
<基本情報>
住所:Tank Lane
写真:やま かづ
地図を見る路地裏に描かれたこのウォールアートは、イギリスのストリートアーティストによるものです。
ネオンきらめくニューヨークの街並みをイエローキャブが疾走する姿、そして雨による路面の照り返しもみごとに描かれています。
探し出すのに苦労しそうな作品ですが、見つけ出したときのうれしさはひとしおでしょう。
<基本情報>
住所:45-53 Graham Street
写真:やま かづ
地図を見るさらに、中環西側の上環地区にはアートレーンがあります。こちらは、オールド・タウン・セントラルほど大規模ではありませんが、さらにクオリティの高いウォールアートが小道を彩っています。
場所は、MTR「西営盤(サイインプン)」駅B3出入り口周辺地域です。
雑居ビルの壁面全体を使って描かれた“アーバン・ジャングル”、路面の凹凸を使ってみごとに表現した“トランスフォーメーション”など、ポップな壁画を楽しむことができます。
<基本情報>
住所:Ki Ling Lane
写真:やま かづ
地図を見る加えて、MTR「西営盤」駅構内にもウォールアートがあります。B3出入り口から駅改札へ向かう連絡地下通路では、“オールド香港”をテーマにした数々の立体壁画が楽しめます。
香港の日常を生きた人々のようすが生き生きと描かれており、時間を忘れて見入ってしまいそうです。
ウォールアートの多くは、香港ウォールが主催するストリート・アートフェスティバルで描かれたもので、それらは年々増殖を続けています。
場所によっては、描きかえられたもの、描き足されたものなどもあり、訪れる時々でまた違った表情を見せてくれるかもしれません。
香港に行ったなら、グルメだけなくウォールアートを楽しむことも忘れないでくださいね。
2019年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
やま かづ
プライベートでの渡航歴は、東南アジアを中心に200回以上、渡航国はのべ350カ国を数えます。海外旅行の趣味が高じて機内食会社に勤務、航空会社のさまざまな機内食に接し、世界各国の食習慣や食文化を学びまし…
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索