サロマ湖の東、湧別町にある「かみゆうべつチューリップ公園」。総面積12万5千平方m、作付面積は7万平方m、そこに12万本ものチューリップが植えられています。毎年ゴールデンウィーク頃から咲き始め、5月の中下旬に満開を迎え、大勢の観光客で賑わいます。
昭和30年代、町ではチューリップの球根を輸出するために栽培を行っていましたが、市場の変化により衰退していきました。しかし町の人たちの強い思いで、愛着のあるチューリップを後世に残そうと始めた小さなチューリップ畑が徐々に大きくなり、昭和63年4月に正式に町立公園になりました。
公園のシンボルであるオランダ風車は展望台となっていて、広い園内を一望でき、カラフルな花の帯を楽しむことができます。
園内にはさまざまな品種のチューリップが植えられています。サッポロ、ランバダ、バレリーナ、金太郎にもも太郎、これ全部チューリップの品種名なんですね。品種名や特徴が書かれた札が花の近くにあります。俯瞰して花の帯を楽しむだけではなく、花の姿と品種名を照らし合わせながら鑑賞するのも楽しいものです。
「かみゆうべつチューリップ公園」入園料
・大人(高校生以上) 500円〔400円〕
・小人(小・中学生) 250円〔200円〕
※〔 〕内は10名以上の団体料金
女満別空港から約25km、大空町にある「ひがしもとこ芝桜公園」。
この公園の芝桜は、昭和52年に一反ほどの芝桜の株分けからスタートしました。その当時管理されていた方が、たった一人で手作業で年に1ヘクタールほど開墾し、約8年かかって現在のようなピンクのじゅうたんの丘に変えました。
10万平方mにも及ぶ急な斜面一面に植えられたピンクや白の芝桜が満開の時期を迎えると、あたりにはむせかえるぐらいの花の香りが漂います。
急斜面の丘を登りきり、眼下に広がるピンクのじゅうたんは圧巻です。
「ひがしもこと芝桜公園」入園料
・大人(高校生以上) 500円〔400円〕
・小人(小・中学生) 250円〔200円〕
※〔 〕内は10名以上の団体料金
オホーツク紋別空港から40km弱、滝上町にある芝ざくら滝上公園の始まりもほんのわずかな花からです。昭和32年に植えられたミカン箱ひと箱分の苗。以降、50年にわたって地域の方が継続して株分けを繰り返し、芝ざくらを育成してきたことによって、10万平方m、日本一の大群落に成長しました。
ここはピンクのじゅうたんと遠くに望む残雪の山なみとの対比が美しい。それに加え、青空と白樺と桜が醸し出すコントラストも必見です。
「芝ざくら滝上公園」入園料
・大人(高校生以上) 500円〔400円〕
・小人(小・中学生) 250円〔200円〕
※〔 〕内は10名以上の団体料金
地域のみなさんの思いが結晶となって大きく育ったチューリップに芝桜。ここで紹介した3つの公園は比較的距離が近いので、2日もあれば全て回ることができます。どの公園も面積が広いので、園内周遊のための電動バスなどもそれぞれ用意されています。
またこの時期のオホーツク海は流氷が去った後の春の漁期。毛ガニやニシン、ウニなどの海鮮グルメも楽しめます。
北海道の遅い春を楽しみにオホーツクに行きませんか?
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(2025/1/16更新)
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