呼子観光モデルコースでイカしたスポットを紹介しようじゃなイカ!

呼子観光モデルコースでイカしたスポットを紹介しようじゃなイカ!

更新日:2019/03/05 17:06

風祭 哲哉のプロフィール写真 風祭 哲哉 B級スポットライター、物語ツーリズムライター、青春18きっぷ伝道師
佐賀の呼子といえば誰もがすぐに思い浮かべるのが「呼子のイカ」ですよね。そして少し詳しい人は「呼子の朝市」。
それだけ「呼子のイカ」ブランドは有名だ、ということなのですが、呼子観光の本当の魅力を知るにはそれだけじゃイカんのです。

そこで今回は呼子観光モデルコースとしてイカや朝市はもちろんのこと、名護屋城や波戸岬といった呼子とセットで回りたい、イカした周辺観光スポットを合わせて紹介しようじゃなイカ!

呼子観光モデルコース#1 まずは定番、呼子朝市

呼子観光モデルコース#1 まずは定番、呼子朝市

提供元:佐賀県観光連盟

https://www.asobo-saga.jp/地図を見る

さて、呼子といえばイカとともに名高いのが朝市。呼子の朝市は輪島の朝市、千葉・勝浦の朝市とともに「日本三大朝市」と呼ばれるほど活気がある朝市で、古くは漁師と農家が鮮魚と農産物を物々交換したことからはじまり、のちに漁師の奥さんたちが、規格外の魚介類や加工品をここで販売しはじめたのが現在の朝市の原型とも言われています。

朝市の営業時間は7時半から12時までですから、まずは朝市に行ってみましょう。朝市通りと呼ばれる狭い路地には海産物や農産物、加工品などが所狭しと並んでいます。

呼子観光モデルコース#1 まずは定番、呼子朝市

写真:風祭 哲哉

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呼子の朝市で楽しいのが食べ歩き。朝市の沿道には呼子の名産品を使ったたくさんの食べ歩きメニューが揃っています。

まずは定番、魚ロッケ。これは魚のすり身と野菜をアンにしてコロッケのようにパン粉をつけて揚げるため、こう呼んでいます。
さっぱりとした塩味がベーシックな味ですが、チーズ味やカレー味などのバリエーションもありますよ。

呼子観光モデルコース#1 まずは定番、呼子朝市

写真:風祭 哲哉

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呼子ならではのイカシリーズの代表は「いかしゅうまい」。有名なのは朝市通りの入口手前にある「萬坊(朝市通り店)」。ここはいかしゅうまい発祥のお店「海中魚処 萬坊」の支店となります。

そして今、朝市で大人気なのが「いかプレス煎餅」。これはイカの粉とさつまいもの粉でできた生地に生のイカをプレスして煎餅にした、直径30pのビッグなもの。プレスされちゃったイカの姿がしっかりと煎餅の中央に残っているのがこれまたインパクト大!

呼子観光モデルコース#2 イカの活造りランチは早めに!

呼子観光モデルコース#2 イカの活造りランチは早めに!

提供元:佐賀県観光連盟

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波の荒い玄界灘で育ち、身が締まった呼子のイカは食感が最高。呼子は日本有数のイカの漁場のため、時期により種類が違いますが、1年じゅう旬のイカを食べることができます。

呼子ならではのイカの味わい方が「イカの活造り」。注文を受けてからいけすのイカを網ですくい、手早く調理するので、透明なまま皿に盛られたプリップリのイカを味わうことができます。

呼子観光モデルコース#2 イカの活造りランチは早めに!

写真:風祭 哲哉

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呼子にはイカの活造りを提供するお店が数多くありますが、予約を受け付ける店が少ないので、休日のお昼どきはどこも混みあいます。そこでおすすめは早めのランチ。どのお店も11時からオープンすることが多いので、できれば開店と同時に行きましょう。

朝市から近いのは海岸通り沿いの「萬坊海岸通り店」や「いか本家本店」。写真は「いか本家本店」の「イカ活造り定食」ですが、このお店はハサミで切りとったゲソのおどり食いができるのが特徴。またここは映画「悪人」のロケ地にもなったお店としても有名です。

朝市からは少し離れますが、呼子ではこのほか「イカ活造り」発祥のお店「河太郎 呼子店」や海中レストラン&いかしゅうまい発祥の店として有名な「海中魚処 萬坊」などが人気となっています。

呼子観光モデルコース#2 イカの活造りランチは早めに!

写真:風祭 哲哉

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海岸通りのお店で食事をすると、すぐ横に呼子大橋を眺めることができます。橋の手前を航行するピンク色の船は海中展望船「ジーラ」。
半潜水の船内では海面下1.2mの場所に大きな窓があり、海中の魚たちを鑑賞できますので、時間があればこちらもぜひお楽しみください。

呼子観光モデルコース#3 幻の巨城、名護屋城をVRで巡る!

呼子観光モデルコース#3 幻の巨城、名護屋城をVRで巡る!

写真:風祭 哲哉

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呼子から約4キロの場所にある名護屋城跡は、今から420年前に豊臣秀吉が「文禄・慶長の役」の前線基地として築城した城。当時は大坂城に次ぐ規模のものでしたが、秀吉が没し、朝鮮より全軍が撤収したため廃城となった幻の巨城ともいわれています。現在は建物は現存していませんが、その壮大な城郭跡を散策することができます。

散策前にぜひ寄ってほしいのが、佐賀県立名護屋城博物館。「日本列島と朝鮮半島との交流史」をテーマに、文禄・慶長の役や名護屋城、朝鮮半島や唐津・東松浦地域の歴史・文化などの常設展示を入場無料で見ることができます(特別企画展を除く)。

そして名護屋城めぐりの前にぜひ借りてほしいのが、アプリ「VR名護屋城」。名護屋城博物館では、このアプリが使えるタブレットを無料で貸し出しています。

呼子観光モデルコース#3 幻の巨城、名護屋城をVRで巡る!

写真:風祭 哲哉

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このタブレットを手に名護屋城跡をめぐると、ご覧の通り当時の風景がCGで再現されるのです。移動に合わせてCGも動くので、まるで420年前の名護屋城を散策している気分に。城内を探索しながら歩き回って、ようやく天守閣を見つけ出した時などは、なかなかの達成感がありますよ!

<佐賀県立名護屋城博物館の基本情報>
住所:佐賀県唐津市鎮西町名護屋1931-3
電話番号:0955-82-4905
営業時間:9時〜17時(月曜休館 ※祝日の場合は翌平日)
※タブレットは1F受付にて貸出(貸出16時、返却16時半まで)

呼子観光モデルコース#3 幻の巨城、名護屋城をVRで巡る!

写真:風祭 哲哉

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かつてこの名護屋城の周囲半径3km圏内には全国から召集された諸大名による130以上の陣屋が構築され、当時の人口は20万人を超えていたと言われています。
天守台の上に立って城下を望むと、この小さな半島にそんなに巨大な都市があったとは思えないほど。まさに、夢幻の如くなり、ですね(これは秀吉じゃなくて信長の辞世の歌ですが…)。

呼子観光モデルコース#4 波戸岬の3つの楽しみ方!

呼子観光モデルコース#4 波戸岬の3つの楽しみ方!

写真:風祭 哲哉

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呼子から7キロ、名護屋城跡から3キロほど、東松浦半島の先端にあるのが波戸岬。ここは美しい海岸風景はもちろんのこと、釣りや海水浴、ハイキングなどが楽しめるリゾートとなっています。

写真の先端にあるのが玄海海中展望塔。高さ20m、直径9m、水深7mの海中展望室からは魚の群れや海草などの海中観察が楽しめます。

呼子観光モデルコース#4 波戸岬の3つの楽しみ方!

写真:風祭 哲哉

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波戸岬の読み方は「はどみさき」ですが「ハート岬」と掛けて、ここは恋人の聖地としても絶賛売り出し中。
海岸には白いハートのオブジェがあり、このハートの向こうにあるベンチに座って波戸岬の美しい夕日を眺めると、より愛が深まるそうですので、もっと愛を深めたいっ!というお相手がいる方はぜひ…。

呼子観光モデルコース#4 波戸岬の3つの楽しみ方!

写真:風祭 哲哉

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そして忘れてならないのが波戸岬名物「サザエのつぼ焼」。
一直線に伸びた長いカウンターにおはちゃんたちが並び、とれたてのサザエを目の前で焼いてくれるのです。

こう見ると全部で一つのお店のように見えますが、実はここ、一軒一軒が違うお店。通になると、お気に入りのおばちゃんのお店もできるようですが、どこで食べてもおいしいので一見さんでもご心配なく。サザエのほかにイカ焼きなどもありますので、貝が苦手な方でも大丈夫ですよ!

呼子観光はイカ以外にも魅力たっぷり!

呼子観光はイカだけじゃイカん!ということがお分かりいただけたでしょうか?

地図だけで見ると呼子は東松浦半島の先端、はるか遠くの港町、というイメージがありますが、実際は佐賀の唐津から約15キロ、福岡市街からでも約70キロとアクセスはよく、福岡に泊まっていても車があれば1日でゆっくりと観光することができます。

「呼子でイカ食べたーい!」と思ったときは、ぜひその先にも足を延ばしていただくとイイカもしれませんよ!

2018年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/01/02 訪問

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