1899年の創業以来、多くの文化人に親しまれてきた「龍名館」。これまでに「ホテル龍名館お茶の水本店」「ホテル龍名館東京」が「ミシュランガイド東京2019」に掲載されるなど、高い評価を受けてきました。今回ご紹介する「ホテル1899東京」は、2軒のホテル運営のノウハウを活かし、さらに進化したブティックホテルとして生まれたのです。
ホテルのコンセプトを手がけるのは、世界的に知られる建築デザイン会社「ゲンスラー・アンド・アソシエイツ・インターナショナル・リミテッド」。龍名館のおもてなしと最新技術の融合でお茶の文化を伝えたいという想いから「現代的に解釈された茶屋体験」を提案しました。そのためホテル全体でお茶を楽しめるユニークな空間となっています。
写真:成瀬 亜希子
地図を見る2階レセプションの中央には茶釜のあるカウンターが設置されており、お茶を知り尽くした「茶バリエ」がお出迎え。ウェルカムドリンクの六煎茶を淹れてくれたり、抹茶を点ててくれます。旅で疲れた体をほっと癒してくれることでしょう。
写真:成瀬 亜希子
地図を見るこちらではお茶関連のアイテムも販売。特におすすめしたいのが「1899オリジナルティーバッグ10種」で、六煎茶や江戸番茶などの茶葉の香りを楽しみながら購入できます。ひとつだけでも気軽に買えますし(各108円)、3種選べる「PACKET」(550円)、10個選べる「SMALL BOX」(1,480円)でギフトにするのもいいですね。
客室は3階から9階までの全63室。「茶室の庵(いおり)」をコンセプトとした4種類のデザイナーズルームを設置。緑茶を思わせるグリーンを基調としたインテリアや、茶道の道具「茶せん」をモチーフにした照明があるなど、至る所にお茶の要素が散りばめられています。
写真の客室は「ホテル1899東京」のコンセプトを最も体現したという「スーペリアダブルB -ENGAWA-」。ベッドの下にある床部分を40センチほど高くして「縁側」を演出。また室内に水回りを設置することで、いつでも気軽に茶屋体験を楽しめる空間になっています。
写真:成瀬 亜希子
地図を見るデスクには先程ご紹介した日本茶ティーバッグから日替わりで4種類をセレクト。急須と湯呑みだけでなく、お茶専用のピュアウォーター、「バルミューダ」の高機能ケトルが用意されているなど、おいしいお茶を飲むための準備はバッチリです!
室内のフリーWi-Fiはもちろん、無料スマホ「handy」や客室専用のタブレットなどの最新機器も設置。タブレットでは空調や照明の調整のほか、チェックアウトも簡単にできて便利です。
写真:成瀬 亜希子
地図を見る茶室を思わせる丸窓の裏側はユニットバスルーム。ホテルオリジナルのロゴで見た目にもかわいいシャンプー、コンディショナー、ボディソープが用意されているのですが、なんと緑茶成分入りなんです!バスアメニティまでお茶づくしなのはおもしろいですね。
写真:成瀬 亜希子
地図を見る客室の中でもとても明るく開放的な「コーナーデラックスツイン」。ベッドルーム、バスルームと洗面台を合わせて約33平米の広さがあります。窓の近くには縁側に見立てたベンチソファーを設置しており、外の景色を眺めながらゆったり寛ぐことができるのが特徴です。
写真:成瀬 亜希子
地図を見るこちらはベッドルームの入り口にあるスペース。茶せんを思わせるユニークな照明と緑の壁紙が目を引きます。壁側の棚には急須と湯呑み、お茶専用のピュアウォーターなどが用意されており、この空間自体が小さな茶室のようにも感じられます。
写真:成瀬 亜希子
地図を見るバスルームの向かいには、2人同時に使用できる広々とした洗面台を設置。鏡の中に丸窓を思わせる照明がついていたり、バスルームの丸窓が写り込むなど近未来的な雰囲気も感じさせます。まさにモダンな茶室と言えるのではないでしょうか。
1階にあるのが「日本茶」をテーマにしたレストラン&デリカテッセン「DELI&BAR1899 東京」。木のぬくもりを感じる内装で、中央には彩りあふれるデリカウンター、天井にはオリジナルの茶箱をズラリと並べるなど、見た目にもワクワクしますね!この周りにはテーブル席やソファー席もあるのでゆったり寛げます。
写真:成瀬 亜希子
地図を見るオープン直後は宿泊者向けの朝食をオーダー式のブッフェで提供。抹茶パンや抹茶豆乳スープと共に、お茶ソーセージと彩り野菜のグリル、彩り野菜の碾茶(てんちゃ)オイルマリネ、抹茶ポテトサラダなど、お茶づくしの朝食を味わえます。野菜中心のヘルシーな朝食なのでついつい食べ過ぎても安心できるのが嬉しいですね。
写真:成瀬 亜希子
地図を見るデリカウンターにはかぼちゃとカッテージチーズのスイーツサラダ、サーモンときのこのマリネなど、日本茶を使った和洋のデリが揃っています。こちらは1品120円からテイクアウトもできるので、出先や家で気軽に食べたい時にもぴったりです。
レストランは一般向けに2018年12月20日からディナー、2019年1月16日からランチとカフェタイムを開始するとのことで楽しみですね!
「ホテル龍名館お茶の水本店」に併設された「RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU」もお茶料理を楽しめるレストランでしたが「ホテル1899東京」は客室から食事までお茶づくしの体験ができるのが魅力。また宿泊しなくてもおいしいデリを気軽に楽しめるのが嬉しいですね。これまでにないお茶の新しい魅力に気づけるかもしれません!
2018年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/3/19更新)
- 広告 -