通常、ベネチアには水上バスを使って移動しますが、多くのターミナルはサン・マルコ運河沿いにあります。
水上バスが離発着するところはスキアヴォーニ河岸通りと呼ばれ、そこを歩いて一大観光地の入口となるサン・マルコ広場に向うのです。
河岸方向を見ると実に美しい風景が!運河の中ほどにあるのがサン・ジョルジョ・マッジョーレ島で、全体が教会となっているのです。幻想的な景観を楽しみましょう。
スキアヴォーニ河岸通りはホテル、レストラン、買い物店が多くありますが、散策するにはとても楽しい通り。しかも単なる商業エリアではなく、絶好の撮影ポイントといえるのでは。
ドウカーレ宮殿の手前にあるのが「ため息橋」です。うっかりすると見落とす場所ですので、宮殿入口の右と覚えておいて下さい。
ではなぜ、ため息橋(嘆きの橋)と言われるのでしょう。かつてドウカーレ宮殿において行われていた裁判。そこで有罪となった人は、この橋を渡って右側の牢獄に向かったのです。
牢獄には窓が無く外を見るのはこの橋からが最後。そこで多くの囚人はためいきをつき、嘆くことになったという歴史がありました。小さな橋にも、多くの人の人生に関係した歴史が残されているのです。
ドウカーレ宮殿を過ぎて右折すると広がっているサン・マルコ広場。その見事さからテレビや映画で、たびたび取りあげられる場所です。
大理石の柱楼で囲まれており、レストラン、お土産品店が多数。中には著名人が度々使う店もあり、もしかしたら世界的な大スターに遭遇するかも!?
広場の中にある鐘楼は、16世紀に造られたものですが、1902年に倒壊しています。その後すぐに再建されて現在まで美しく残されており、ベネチアのシンボル的存在と言えるでしょう。
<基本情報>
住所:Piazza San Marco, 30100 Venezia
サン・マルコ広場でドウカーレ宮殿に隣接するのがサン・マルコ寺院です。
街の守護聖者、聖マルコを祀るビザンチン様式の教会。
印象的なのは黄金色をふんだんに使っていることです。バルコニーに上がることが出来ますので、サン・マルコ広場を一望してみましょう。
<基本情報>
住所:Piazza San Marco, 328, 30100 Venezia
電話番号:+39-041-270-8311
ベネチアの街中は多くの小路があり、水路も同様にあちらこちらに分岐しています。
どこを歩いても、どの角度から見ても美しすぎる!それがベネチアなのです。
有名なリアルト橋は、サン・マルコ広場から直線距離で約500mですが、途中は何度も小路で曲がることになります。
リアルト橋もサン・マルコ広場の鐘楼同様にベネチアのシンボルと言われますが、16世紀末に建築家ダ・ポンテにより設計され橋が架けられました。橋の美しさを堪能したら、付近に多くある土産物店でじっくりと買い物を楽しみましょう。
<基本情報>
住所:Sestiere San Polo, 30125 Venezia
電話番号:+39-041-250-1801
見どころが多く散策が楽しいベネチア観光ですが、やはりトイレ休憩は重要です。
イタリア全般に言えることですが、基本的に公衆トイレの数は極端なまでに少なく、特に観光地ではほぼ皆無といえるのです。そこでどうするか?食べ物や飲み物を購入し、その合間に店のトイレを借りることになります。あるいはレストランでの食事のタイミングで。
せっかくですので、イタリアらしくコーヒーやジェラートを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ところで、例えばエスプレッソを頼むと、日本で飲むより量がかなり少ないと感じるのでは。これは1ユーロ、2ユーロと値段によって量が変動する方式の店が多くあることも理由の一つです。しかしながら最初からその方式かどうか分かりませんので、1ユーロで量が足りなければ追加注文しましょう。
そして散策が楽しいベネチア観光で、最後まで素敵な時間を過ごしてみて下さい。
水の都「ベネチア」では徒歩観光が中心です。歩きやすい靴はもちろんですが、気温の変化や歩くことで暑くなることも考えて、適切な服装を準備しておきましょう。
最後に、ベネチアではゴンドラが有名ですがそちらの紹介と、ベネチアから比較的近いベローナの魅力、そしてローマやフィレンツェ等の世界遺産を下記の関連MEMOにリンク設定しています。ぜひ、ご覧のうえ、旅行の参考としてみて下さい。
2018年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/10更新)
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