ワインとクラフトアルコールの宝庫!カリフォルニアのパソロブレス

ワインとクラフトアルコールの宝庫!カリフォルニアのパソロブレス

更新日:2018/12/12 09:40

江戸川 キヨエのプロフィール写真 江戸川 キヨエ 旅行記者
サンルイスオビスポ郡にあるカリフォルニアの小さな町パソロブレスは200以上のワイナリーがあるワインカントリーとして注目されています。専門家による評価の高まりにつれて、カリフォルニア有数のワイン産地として多くの人が国内外から訪れるようになり、最近ではサイダーやスピリッツなど新しいクラフトアルコールの潮流も生まれています。そんなパソロブレスと周辺のおすすめワイナリーとクラフトアルコールをご紹介します。

ブドウ畑が目の前のワイナリーリゾート併設する「サマーウッドワイナリー」

ブドウ畑が目の前のワイナリーリゾート併設する「サマーウッドワイナリー」

写真:江戸川 キヨエ

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パソロブレスの中心地から10分の35エーカーのサマーウッドワイナリーは、ローヌとボルドースタイルのワインを作っています。テイスティングルームの裏にカベルネ・ソーヴィニヨンの畑が広がり、プチヴェルド、マルベックなどボルドーの赤、ヴィオニエ、マルサンヌ、ルーサンヌなどローヌの白の品種を育てています。

ブドウ畑が目の前のワイナリーリゾート併設する「サマーウッドワイナリー」

写真:江戸川 キヨエ

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受賞歴もある2015年のDiosaはシラーを中心にブレンドしたパソロブレスを代表する赤ワインで、ボルドースタイルの赤ワインSentioもフラッグシップとして高い評価を得ています。テイスティングは15ドル。

ブドウ畑を前にした全室スイートタイプ9室のサマーウッドインも併設し、特別な日祝うためにサンフランシスコやロサンゼルスから多くの人が訪れます。

<基本情報>
住所:2175 Arbor Road, Paso Robles, CA
電話番号:+1-805-227-1365

カリフォルニアの歴史を象徴「エンシャントピークス・ワイナリー」

カリフォルニアの歴史を象徴「エンシャントピークス・ワイナリー」

写真:江戸川 キヨエ

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パソロブレスから車で30分のサンタマルガリータにあるエンシャントピークスはセントラルコーストでも最大規模かつ歴史あるワイナリーです。エンシャントピークスがブドウを栽培するサンタマルガリータ農園一帯は1万年前からネイティブアメリカンが住み、1774年にはフランシスコ会修道士によってブドウの木が植えられた歴史ある土地。1999年にロバート・モンダヴィが植樹した畑を現オーナーである地元の3人が買い取り、ワイン造りを始めました。

カリフォルニアの歴史を象徴「エンシャントピークス・ワイナリー」

写真:江戸川 キヨエ

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オイスターリッジのシリーズがプレミアムワインとなっています。テイスティングは15ドル、農園を案内するツアー(40ドル)も実施しています。併設カフェで食べられるチーズとシャルキュトリのボード(20ドルから)も超美味。

エンシャントピークスの場所はサンタマルガリータですが、ワイン生産地域としてはパソロブレス地域になります。

<基本情報>
住所:22720 El Camino Real, Santa Margarita, CA
電話番号:+1-805-365-7045

ワインメーカーが作るプレミアサイダー「ティンシティサイダー」

ワインメーカーが作るプレミアサイダー「ティンシティサイダー」

写真:江戸川 キヨエ

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パソロブレスのクラフトアルコールのトレンドの中心となっているティンシティは少量生産のワインやビールの醸造・蒸留所が集まった一画です。ここにあるティンシティサイダーは3人のワインメーカーがワイン造りの知識と技術を生かして最高のサイダーを造るためにコラボしたお店。カリフォルニア産のリンゴにだわってクラフトサイダーを作っています。

ワインメーカーが作るプレミアサイダー「ティンシティサイダー」

写真:江戸川 キヨエ

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リンゴだけで作られたオリジナルから、ピノノワール、ソービニオンブランなど各種ワインをブレンドしたサイダーまでさまざまなフレーバーのサイダーが味わえます。4種類のテイスティングは12ドル、12オンスのグラスで6ドルから。

<基本情報>
住所:3005-A Limestone Way, Paso Robles, CA
電話番号:+1-805-293-6349

老舗クラフトビール「ファイアストーンウオーカーブリューリングカンパニー」

老舗クラフトビール「ファイアストーンウオーカーブリューリングカンパニー」

写真:江戸川 キヨエ

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まだクラフトビールが周知されていなかった1996年にスタートした、クラフトビールのブームの先駆けブルワリーのひとつがファイアストーンウオーカー。ロゴのクマとライオンは創業者2人の出身地であるカリフォルニアとイギリスを表したもの。ワールドビアカップなどの大会で受賞する数々のビールを生み出し、日本はじめ海外にも輸出するほどになった今もセントラルコーストで製造を続けています。

老舗クラフトビール「ファイアストーンウオーカーブリューリングカンパニー」

写真:江戸川 キヨエ

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人気はカリフォルニアを代表するエールビールのDBA(ダブル・バレル・エール)や各種のIPAですが、ほかにもバーボンやテキーラを熟成した樽で香りづけしたビールも知られています。試飲もできる醸造所の見学ツアー(10ドル)の時間は毎週アップデートされるのでウェブサイトをチェックしておきましょう。

<基本情報>
住所:1400 Ramada Drive, Paso Robles CA
電話番号:+1-805-225-5911

カリフォルニアのハーブを使ったクラフトジンが美味!「カルワイズ」

カリフォルニアのハーブを使ったクラフトジンが美味!「カルワイズ」

写真:江戸川 キヨエ

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カルワイズはカリフォルニアのフレーバーをラム酒とジンに込めたクラフト蒸留所。ジンは通常穀物が原料になることが多いですが、ここではワイン用のブドウを原料にしています。ジュニパーなど伝統的なハーブのほか、エルダーベリーやイエルバサンタなどビッグサーの丘で採れるカリフォルニア産のネイティブプラントで香り付けをするなど、まさにカリフォルニアの香りのジンを造っています。

ラムはアメリカ産サトウキビを蒸溜し、シャルドネを入れていた樽で寝かせています。カウンターで飲めるカクテルはフルーツもしぼりたてを使い、シロップも手づくり、フレッシュな味わいが楽しめます。

<基本情報>
住所:3440 Ramada Drive, Suite B, Paso Robles, CA
電話番号:+1-805-369-2662

注目のワインカントリー&クラフトアルコールの聖地

豊かな土壌の丘陵地、寒暖差を生む海風などワイン生産に適し、40種類以上のブドウ品種を産出するパソロブレス。注目のワインカントリーとして新しいワインを求める人々がやってきて、人が集まることでさらなる新しいクラフトアルコールのトレンドが生まれています。作り手の個性が表れるクラフトなお酒が好きな人にはたまらない場所になっています。

2018年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/08/11−2018/08/12 訪問

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