「英国館」は、1907年英国人設計士によって建築されたコロニアル様式の館です。
英国館の入り口では、エリザベス女王も使っていたダイムラーリムジンがお出迎え。そしてその横には、英国風のマントと帽子がおいてあり、これを身につけて記念撮影されている方を多く見かけます。無料で自由に借りられるんですよ♪それでは、異人館街の中でもその格調高さで人気がある英国館の中を早速ご案内しましょう。
2Fには、推理で事件を解決するミス・マープルの時代の世界観を表現した部屋があります。ミス・マープルは、アガサ・クリスティ作の推理小説に登場する架空の人物で、エルキュール・ポアロに次ぐクリスティ作品の代表的な名探偵のおばあさんです。17世紀バロック時代から19世紀ビクトリア時代にかけて英国貴族が使用していた高級家具、アフタヌーン・ティー用の調度品も素敵で、ミス・マープルの推理ドラマのワンシーンにいるかのような気分にさせてくれます。(テーブルコーディネイトは四季で変わります。)
隣の部屋にはいるとすぐ、シャーロック・ホームズの英語版の本や小説内にでてくるホームズ愛用のパイプたばこや小物の展示が!シャーロック・ホームズの推理小説のシリーズを読まれた方には、例えば、「あの小物は、シャーロック・ホームズの冒険の中の短編、まだらの紐にでてくる小物だな」などとわかるので、作品のイメージが膨らみファンにはたまらないスペースです。
シャーロック・ホームズが活躍したビクトリア時代の生活様式を示した本も展示しており、当時の世相や時代背景も知ることができます。
コナン・ドイルの小説によると、シャーロック・ホームズとワトスン博士は1881年から1904年にかけてベーカー街の221B番地に住んでいたとされています。
2Fには、1893年に発表された作品、「マスグレーヴ家の儀式」の記述にできるだけ忠実にホームズやワトソン博士の書斎が再現されています。シャーロック・ホームズシリーズの小説の中では、何度もホームズが自分の家の化学実験装置を使って事件の推理を行う場面があり、机上には、その化学実験を行う実験道具や科学書が置かれています。
また、ホームズはバイオリンを非常に上手に演奏し、事件の推理に疲れた時はストラディヴァリ製のバイオリンの音色に癒されたそうです。この部屋では、ソファーにバイオリンと弓が置いてありリアルに名探偵ホームズの世界観が再現されています。そして、あの有名なベーカーストリート221Bのフロントドアの前では、ホームズのマントと帽子を身につけて写真を撮ることもできます。気分はすっかりシャーロックホームズ♪
ホームバーとして使われていた重厚なカウンターを利用して、17時からは英国式バーが開店。バータイムには、併設のイングリッシュガーデンがライトアップされます。イギリスで良く飲まれるエールビール、ギネスビール、ウイスキー、映画のタイトルにちなんだカクテルもありとても優雅で落ち着いた雰囲気の中お酒を楽しめますよ。バーは、翌日1時まで営業しているので神戸の異国情緒を楽しみながらゆっくりとお酒をいただきたい方にはおすすめのバーです。日・祝は休み。(貸切の場合もあり)
「英国館」へは、山陽新幹線、新神戸駅の西側徒歩15分ほど、又はJR三ノ宮駅から北側へも徒歩15分ほどです。ゆったりとした坂道なので、のんびり歩いてもそれほどきつく感じませんが、足に自信のない方には、バスで異人館まで行く方法もあります。JR三宮駅山側からシティーループバスがJR三ノ宮駅山側から出ており、(1回乗車260円)観光地を巡回しながら約15分ほどで北野異人館前に到着します。1日乗車券もありこちらは660円です。英国館は、入場料大人750円、無休。お得な共通券もあります。
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(2024/10/15更新)
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