アンコール・ワットを1日で堪能する遺跡内の巡り方

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アンコール・ワットを1日で堪能する遺跡内の巡り方

アンコール・ワットを1日で堪能する遺跡内の巡り方

更新日:2018/12/11 13:14

アシュ 飯田のプロフィール写真 アシュ 飯田 SFC修行僧、陸マイラー

“一度は行ってみたい観光スポット”として世界中の旅行者に人気の高いカンボジア・シェムリアップの「アンコール・ワット」。クメール文明とヒンドゥー教の世界観を地上に表現したこの遺跡は、とても広大なことでも知られています。しかし見学のポイントを押さえれば、1日で十分に楽しむことが可能。本記事では、アンコール・ワットの魅力を1日で堪能する遺跡内の巡り方をご紹介します。

朝5時 仏塔から昇る静寂の中のサンライズ

朝5時 仏塔から昇る静寂の中のサンライズ

写真:アシュ 飯田

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アンコール・ワット観光の始まりは、夜が明ける前から始まります。日の出がよく見られるポイントは、主に2か所。一番外側の環壕の外側と、第三回廊の外側の聖池の前です。

写真は一番人気の聖池の前の様子。聖池前は混んでいることが多く、ポジション取りが難しい場所になります。また、11月から4月の乾季には池が小さくなり、逆さに見える祠堂が写らない場合も。早く到着した場合は、聖池前での撮影に挑戦することをオススメします。

朝5時 仏塔から昇る静寂の中のサンライズ

写真:アシュ 飯田

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日の出鑑賞の穴場は、一番外側環壕。多くの観光客は、環壕に掛かる橋を渡って遺跡内に入ってしまうため、早めに着けば場所は選び放題です。そして、この鑑賞ポイントの一つが、空に向かって咲く赤く美しい蓮の花。

クメールの世界観が散りばめられた遺跡内。白んでくる空を見つめながら、まるで桃源郷のような雰囲気を感じてみてはいかがでしょうか。

朝5時 仏塔から昇る静寂の中のサンライズ

写真:アシュ 飯田

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ガイドブックで一度は見たことがある日の出の光景は、一日観光のハイライトと言っても過言ではありません。時期にもより少し変わりますが、日の出の時間は一年を通して5時半から6時半の間。

環壕からは遺跡の正面から日の出を見られます。そして、アンコール・ワットに突き立つ祠堂5本の内、正面から見えるのは3本。中央にそびえる、一際大きく高い第三回廊の祠堂から昇る朝日は、本当に神秘的です。この現象が見られるのは春分の日・秋分の日の前後数日のみ。時期がずれてしまうと最高の日の出が見られませんので、アンコール・ワットの日の出観賞は、時期選びも重要です。

午後2時 全景臨む中央参道と第一回廊

午後2時 全景臨む中央参道と第一回廊

写真:アシュ 飯田

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遺跡内の全てが絶好の撮影スポットであるアンコール・ワットですが、観光の時間帯には注意が必要。午前中の写真撮影は逆光になってしまうので、遺跡の中を巡る観光は、午後の時間帯がおすすめです。サンライズを見たら、一度ホテルに戻って朝食をとったり、シェムリアップ市内を観光したりして、午後アンコール・ワットを再訪するという行程がいいでしょう。

12世紀初頭に約30年をかけて、総勢6万人もの人手で建造されたと言われる巨大遺跡。南北約1.3km、東西は約1.5kmもの広大な敷地で、一日近くかけてやっと回れるほどの広さを持ちます。遺跡は西側が正面となっており、東へ向かって進むのが順路。
環壕に掛かる橋を渡ると、最初に到達するのが西塔門。門の内部には巨大な仏像が鎮座しており、毎日お祈りが捧げられています。

午後2時 全景臨む中央参道と第一回廊

写真:アシュ 飯田

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西塔門から本殿までの長さは約350m。中央の参道は王族のみが利用していた参道で、王族が通るときには、楽団が演奏をしていたと伝わっています。兵士やその他の者は、脇に設けられた別の道を使って本殿へ入っていました。

参道突き当たりにあるテラスは、ちょっとした舞台のよう。本殿や中央指導を背景に入ることのできる撮影に適した場所なので、記念に残る一枚を撮りたいスポットです。

午後2時 全景臨む中央参道と第一回廊

写真:アシュ 飯田

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中央の西門をくぐると、屋根に覆われた左右に伸びる空間が現れます。ここがアンコール・ワット中心部を三重に囲む回廊の、最も外周にあたる部分。3人ほどがすれ違えるだけの狭い幅になりますが、天井の高さは約5mにもなり、圧迫感はそれほど感じない造りになっています。
回廊が長く先が見えないので、進んだ先にどこに辿り着くのか分からない、不思議な感覚にドキドキします。

午後3時 神秘の十字回廊と沐浴池、第二回廊

午後3時 神秘の十字回廊と沐浴池、第二回廊

写真:アシュ 飯田

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第一回廊を通過すると、第二回廊とを結ぶ、十字回廊に到達。この場所は歴史的に貴重な建築物として、興味深い見所がいくつかあり、観光客で常に賑わっています。

見所の一つは、建立当時の色彩が残る、天井や数々の列柱。朱塗りの模様が所々に残っており、当時の面影を感じることができます。もう一つは、十字回廊の中心部。この中心部でスマホのコンパス機能を使い、面白い実験ができます。真北にスマホの上部を合わせてみると、きっちり正確に東西南北を指し示す結果に!ぜひ実際に現地で試して、当時の建設技術が正確かつ優れていたということを体感してみてください。

午後3時 神秘の十字回廊と沐浴池、第二回廊

写真:アシュ 飯田

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十字回廊の脇には、4つに区切られた沐浴池の跡があります。お祈り前のお清めのための池であるとか、単に沐浴のために解放されていた池であるなどと、現在は考えられています。
この地域の雨季は、毎日のように土砂降りの雨が降り、排水に難儀していました。現在も雨季にはこの沐浴池に水が溜まるので、排水施設としての意味も持っていたと言われています。

午後3時 神秘の十字回廊と沐浴池、第二回廊

写真:アシュ 飯田

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第二回廊の壁面には、いくつもの像が彫られています。その中でも、デバター(女神)像は2000体以上もあり、特別な存在であったことが伺えます。
デバター像は一つとして同じ表情、ポージング、服装のものはなく、バラエティー豊かで見ていて飽きません。柔和な表情で踊るような姿に、とても癒されます。

午後4時 中央祠堂と天空の第三回廊

午後4時 中央祠堂と天空の第三回廊

写真:アシュ 飯田

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十字回廊を抜けると、屋根がなくなり開けた場所に。すぐ目の前には、アンコール・ワットの中心である、高さが60mにもなる中央祠堂と第三回廊。背中をのけ反らせるほど見上げることになり、迫力ある存在感が印象的です。

第三回廊には入場規制がされており、常時100人ほどしか入ることができません。そのため、常に入場待ちの列が。ときには30分ほど待つこともあるので、暑さ対策が必要です。

午後4時 中央祠堂と天空の第三回廊

写真:アシュ 飯田

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第三回廊へ入るための入り口は、東側に設置された急角度の階段。近年までは元々第三回廊の壁に直接築かれた、建造当時の階段が利用されていました。しかし、あまりにも急なため、転落者が続出。死者も多かったので、現在の階段が設けられました。
写真の通り、この階段もかなり急。観光客は手すりにしがみつきながら、必死で上り下りしています。

午後4時 中央祠堂と天空の第三回廊

写真:アシュ 飯田

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クメール時代には、この第三回廊は王族やヒンドゥー教のお坊さんなど限られた者しか入ることは許されませんでした。現在も仏日と呼ばれる日には、お坊さんがお祈りを捧げる為、一般客は入れないようになっています。

そして、この回廊の特徴は、なんと言っても素晴らしい眺望。回廊の壁の隙間からは、アンコール・ワットが眼下に一望できます。遺跡を上から見られるポイントは、第三回廊と観光用バルーンからのみ。クメールの世界観を上空からも楽しんでみてください。

アンコール・ワットの基本情報

住所:Angkor Ruins, Siem Reap
入場料:1日券37USドル、3日券62USドル、7日券72USドル ※12歳未満は無料
アクセス:シェムリアップ空港または市内から車で約20分

2018年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/04/06 訪問

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