その先は異界!?神秘と幻想の絶景!鹿児島県「溝ノ口洞穴」

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その先は異界!?神秘と幻想の絶景!鹿児島県「溝ノ口洞穴」

その先は異界!?神秘と幻想の絶景!鹿児島県「溝ノ口洞穴」

更新日:2018/12/14 14:43

沢原 馨のプロフィール写真 沢原 馨

鹿児島県曽於市の北端部近く、山の斜面にぽっかりと口を開けた洞穴が存在します。「溝ノ口洞穴」と呼ばれる洞穴です。何やら神秘的な空気の漂う洞穴に昔の人々は霊威を感じたのかもしれません。洞穴の前には鳥居が建てられ、入口脇には観音様が祀られています。真っ暗な洞穴の中から外を見れば、開口部から見える鳥居の姿が幻想的。鹿児島県曽於市の「溝ノ口洞穴」を訪ねてみませんか。

昔の大噴火と湧き水の浸食が造った神秘の洞穴

昔の大噴火と湧き水の浸食が造った神秘の洞穴

写真:沢原 馨

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鹿児島県曽於市の最北部、長閑な田園地帯から山々の間に分け入ったところに、その洞穴は存在します。周囲には鬱蒼と木々が茂り、入口の前には鳥居が建てられています。鳥居をくぐれば、その先は日常から隔てられた空間です。目の前にぽっかりと洞穴が口を開けています。

これが「溝ノ口洞穴」。大きさは横13.8m、高さ8.6m。入口から224mの地点までは調査で確認されていますが、その先どこまで続いているのかは不明。洞穴の中に犬を放したら高千穂峰に出てきたという伝説もあって、まさに神秘の洞穴です。

昔の大噴火と湧き水の浸食が造った神秘の洞穴

写真:沢原 馨

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「溝ノ口洞穴」は「鍾乳洞」でも「溶岩洞穴」でもありません。この地域には2万数千年前に大噴火を起こした「姶良カルデラ」の火砕流堆積物による地層が広がっています。火砕流堆積物の一部は熱と圧力によって溶結凝灰岩と呼ばれる岩石になりますが、それらから構成された地層の中、湧き水の浸食作用によって、長い年月をかけてこのような洞穴が造られたのです。

洞穴内には今も湧き水があり、小川となって外へと流れ出ています。係の方の談によれば、湧き水は入口から150mほど奥に入った辺りに湧き出しているとのこと。

昔の大噴火と湧き水の浸食が造った神秘の洞穴

写真:沢原 馨

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山間の斜面にぽっかりと口を開けた姿は何とも神秘的。自然の営みの不思議さには驚くばかりです。昔の人はこの光景に霊威を感じたのでしょう。入口脇には岩穴観音が祀られています。さらに太古の時代、人々はこの洞穴内で生活を営んでいたようで、その痕跡も見つかっているのです。

洞穴の中から見える鳥居、幻想の絶景!

洞穴の中から見える鳥居、幻想の絶景!

写真:沢原 馨

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洞穴の中は真っ暗!照明設備も見学のためのルートも整備されていません。係の方がいらっしゃれば懐中電灯を貸していただけますが、その灯りだけでは何とも心許ないというのが正直なところ。ほとんどの方は入口の光が見えなくなる前に戻っていかれるようです。

行楽シーズン以外は係の方がいらっしゃらないことも多いので、訪れる時には照明器具持参をお勧めします。明るい照明器具を持参して、洞穴奥までの“探検”に挑戦してみては?

洞穴の中から見える鳥居、幻想の絶景!

写真:沢原 馨

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洞穴内部から入口を振り返ると、中から見える外の景色の中に鳥居が収まって、神秘的で幻想的な景観です。思わず感嘆の声を上げて見入ってしまいます。なかなか他では見られない“絶景”と言っていいでしょう。この景観を見ることが「溝ノ口洞穴」を訪れる目的のひとつ、と言っても過言ではない、印象深い景観です。

洞穴の中から見える鳥居、幻想の絶景!

写真:沢原 馨

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洞穴内から見える風景は、季節や時刻、天候などの条件によってさまざまな表情を見せてくれます。暑い夏の午後、にわか雨の後にうっすらと靄がかかる様子も神秘的。日差しが低い角度で指す季節には木漏れ日が洞穴内にも差し込んできます。夏でも冬でも、晴れても雨でも、その時にしか見ることのできない、幻想的な風景を見ることができますよ。

ほとんど知られていない、“ミステリー・パワースポット”

ほとんど知られていない、“ミステリー・パワースポット”

写真:沢原 馨

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「溝ノ口洞穴」は、昔は地元の人たち以外にはほとんど知られていませんでした。平成27年(2015年)夏、アイドルグループの「ももいろクローバーZ」が撮影のために訪れて話題になりました。そのお陰か、少しずつ知名度が上がり、“ミステリー・パワースポット”として紹介するメディア記事を目にする機会も増えてきましたが、一般的にはまだまだ広く知られているとは言えません。あまり知られていないところを訪ねてみたいという方にはお勧めのスポットですよ。

ほとんど知られていない、“ミステリー・パワースポット”

写真:沢原 馨

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「溝ノ口洞穴」は鹿児島県指定天然記念物。学術的にも貴重なものです。見学の際には汚したり壊したりしないよう、充分に気をつけましょう(壁面に落書きなど、もってのほかですよ!)。この神秘的で幻想的な風景、みんなで守っていきたいですね。

ほとんど知られていない、“ミステリー・パワースポット”

写真:沢原 馨

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「溝ノ口洞穴」があるのは鹿児島県曽於市の最北部、長閑な田園地帯が広がるところ。洞穴は鉄道の駅からは距離があり、訪れるときには車が必要ですが、少しばかり場所がわかりにくいので注意が必要です(GoogleマップでもYahoo地図でも洞穴に至る道路が途中までしか記されていません)。

「中谷簡易郵便局」(鹿児島県曽於市財部町下財部5156-1)を目的地にナビ設定し、そこから西へ入り込んでゆく方法がお勧めです。近くまで行けば案内標識が設けられていますので、標識に従って進みましょう。洞穴近くの道路は狭く、カーブが多いので、運転はくれぐれも慎重に!

「三連轟」と「関之尾滝」、近くの滝も併せて見ておこう

「三連轟」と「関之尾滝」、近くの滝も併せて見ておこう

写真:沢原 馨

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「溝ノ口洞穴」を見学した後は周辺の観光地へ足を延ばすのがお勧め。西へ3kmほど辿れば「三連轟」と呼ばれる滝があります。南東の方角には約4kmで宮崎県都城市の「関之尾滝」。これらの滝は溶結凝灰岩の岩盤を川の流れが浸食してできたもの。ぜひ併せて見ておきましょう。

「三連轟」と「関之尾滝」、近くの滝も併せて見ておこう

写真:沢原 馨

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三つの滝が水音を轟かせるので「三連轟」。“観光地”としての知名度は高くありませんが、それ故に訪れる人も少なく、大自然の中で癒しのひとときを過ごすことができます。滝の眺めを楽しんだ後は、下流側の河原に降りてみるのもお勧めですよ。

「三連轟」と「関之尾滝」、近くの滝も併せて見ておこう

写真:沢原 馨

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「関之尾滝」は「日本の滝百選」のひとつ。宮崎県都城市の誇る景勝地です。豪快な滝や上流側の甌穴群が見どころ。滝のすぐ下流側に架けられた吊橋から間近に見る関之尾滝は迫力満点ですよ!

「関之尾滝」は都城市の西部、鹿児島県曽於市との市境も近いところに位置しています。実は「三連轟」の溝ノ口川は「関之尾滝」のある庄内川の支流、すなわち「三連轟」の下流に「関之尾滝」があるのです。「溝ノ口洞穴」訪問をメインに、周辺の滝を巡って楽しむ一日を過ごしてみませんか。

溝ノ口洞穴の基本情報

住所:鹿児島県曽於市財部町下財部4907付近
電話番号:0986-76-8282(曽於市役所商工観光課観光係)
アクセス:
鹿児島空港から車で約1時間
宮崎空港から車で約1時間
鹿児島中央駅から車で約1時間30分
宮崎駅から車で約1時間15分
JR日豊本線財部駅から車で約15分
東九州自動車道末吉財部ICから車で約25分
宮崎自動車道都城ICから車で約25分
洞穴入口近くに駐車場有り(10台分ほど)

2018年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/08/12 訪問

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