琵琶湖の新絶景スポット びわ博の「樹冠トレイル」で森と湖を

| 滋賀県

| 旅の専門家がお届けする観光情報

琵琶湖の新絶景スポット びわ博の「樹冠トレイル」で森と湖を

琵琶湖の新絶景スポット びわ博の「樹冠トレイル」で森と湖を

更新日:2018/12/13 13:46

塚本 隆司のプロフィール写真 塚本 隆司 ぼっち旅ライター

通称「びわ博」こと滋賀県立琵琶湖博物館(草津市)に2018年11月、他にはない屋外展示施設・空中遊歩道「樹冠トレイル」が誕生した。
琵琶湖の絶景はもちろん、琵琶湖周辺で生きる生物や植物の姿を観測できる遊歩道には、びわ博らしさがあふれている。
館内で見て知った琵琶湖の今にふれる樹冠トレイル。風を感じ、匂いを感じて、鳥たちの声を聴く新たな絶景スポットとして注目したい。

琵琶湖湖畔に誕生 新絶景スポット びわ博の樹冠トレイル

琵琶湖湖畔に誕生 新絶景スポット びわ博の樹冠トレイル

写真:塚本 隆司

地図を見る

琵琶湖博物館のエントランスに、大きなガラス壁がある。初めてここから見た琵琶湖の景色に感動したが、琵琶湖の風を感じながら見る樹冠トレイルの景色とは比べようがない。あまりの気持ちよさに、両手を広げて背伸びをしたくなるほどだ。

樹冠トレイルは、琵琶湖を真っすぐ北に望む位置にある。正面には琵琶湖大橋、左には比良山系の山並みと堅田の街が見え、湖畔の浜辺「ホワイトビーチ」に立てば、比叡の山々も視界に捉えることができる。季節や時間によって表情を変える琵琶湖の景色も見ものだ。

琵琶湖湖畔に誕生 新絶景スポット びわ博の樹冠トレイル

写真:塚本 隆司

地図を見る

しかし、それだけではないのが樹冠トレイル。訪れる人を楽しませてくれる多くの仕掛けや工夫に満ちた、琵琶湖博物館ならではのスポットといえる。

琵琶湖湖畔に誕生 新絶景スポット びわ博の樹冠トレイル

写真:塚本 隆司

地図を見る

琵琶湖博物館の悲願、樹冠トレイル誕生

琵琶湖博物館の悲願、樹冠トレイル誕生

写真:塚本 隆司

地図を見る

琵琶湖博物館は「湖と人間のよりよい共存関係を築いていくこと」を使命として1996年に開館した。以来、大人も子どもも楽しめる博物館として進化を続けている。
ただ、ほとんどの来館者が館内展示を見た後、実際の琵琶湖に近づくことなく帰ってしまうことが悩みだったという。空中遊歩道「樹冠トレイル」は、そんな博物館の職員や研究員たちの悲願が形になったといえる。

樹冠トレイルは琵琶湖博物館の北側、建設時から20年以上かけて大切に育てられた「縄文弥生の森」を抜けるように作られた。

琵琶湖博物館の悲願、樹冠トレイル誕生

提供元:滋賀県立琵琶湖博物館

https://www.biwahaku.jp地図を見る

ルートは、2つのトレイル(遊歩道)と2つの眺望デッキで構成されている。
入口は「丸子船トレイル」といい、琵琶湖の交通や運搬を担ってきた木造船「丸子船」をイメージしたデザインで長さは63.4m。ちょうど1000倍すれば琵琶湖の南北と同じ長さだ。
写真は、丸子船トレイルの舳先部分。今にも琵琶湖へ漕ぎ出そうという気分にさせてくれる。

琵琶湖博物館の悲願、樹冠トレイル誕生

写真:塚本 隆司

地図を見る

琵琶湖の風景と人や鳥の営みを眺めよう

琵琶湖の風景と人や鳥の営みを眺めよう

写真:塚本 隆司

地図を見る

丸子船トレイルと隣りあう「びわ湖デッキ」は、小中高の1クラス(約30名)が入れる広々とした展望デッキだ。ここまでは、フラットになっているので車椅子でも行ける。

琵琶湖の風景と人や鳥の営みを眺めよう

写真:塚本 隆司

地図を見る

足元にあるマークは、琵琶湖をはさんで向かい合う大津市と草津市を望む景観を盛り上げようと選定された対岸眺望ポイントの印。景色の素晴らしさを示す証ともいえよう。

琵琶湖の風景と人や鳥の営みを眺めよう

写真:塚本 隆司

地図を見る

琵琶湖デッキから階段を上がると、地上から高さ10mの「鳥の目デッキ」にでる。まさに木に止まる鳥の目の高さ。鳥の気分で琵琶湖を眺めたい。
びわ湖デッキや鳥の目デッキからは、アユやフナを捕る伝統的な漁法えり(小型の定置網)の様子や湖面に繁茂する水草、琵琶湖で暮らす鳥たちなど、ありのままの琵琶湖を観察できる。
振りかえれば、森だ。地上10mの高さの木々を、手に取り観察できる。樹冠トレイルが単なる展望デッキではないことがわかるだろう。

森を高いところから楽しむ空中遊歩道、樹冠トレイル最大の魅力

普段は見上げるだけの木々を木登り気分で見られるのが樹冠トレイル最大の魅力だ。下を見て拾っていたドングリも木に実るところから観察でき、葉を食す虫たちや芽吹いたばかりの枝先、花の香りまで感じられる。図鑑や館内の展示だけで得られない体験こそ、樹冠トレイルが目指すところだ。

森を高いところから楽しむ空中遊歩道、樹冠トレイル最大の魅力

写真:塚本 隆司

地図を見る

相手は自然。訪れる度に出会いは異なる。5月から6月にかけて一面に咲くシイの花だが、11月に咲いてしまったようだ。

昆虫探しやドングリ拾いも楽しめる。広い森ではないので迷う心配もない。本来なら、もっとうっそうとした森のはずだったが、台風で倒木があり光が差し込む森になった。光を求めていた木々が勢いづき、また森が育っていくことだろう。

森を高いところから楽しむ空中遊歩道、樹冠トレイル最大の魅力

写真:塚本 隆司

地図を見る
森を高いところから楽しむ空中遊歩道、樹冠トレイル最大の魅力

写真:塚本 隆司

地図を見る

森の中に大きな切株がある。およそ3000年前の地層から掘り出されたスギの木の埋没林(化石木)だ。この当時は、冬でも葉っぱを落とさない照葉樹の森で、スギの大木も生育していたという。大木を切り抜き、舟など作っていたとみられ、遠い昔に思いをはせてみるのもいい。

知れば知るほど楽しい樹冠トレイルの楽しみ方

湖や森を楽しむ樹冠トレイルには、さらに楽しさを倍増させてくれる仕掛けがある。
まずは、園内の解説板やパンフレット。はしかけさんと親しみを込めて呼ばれている琵琶湖博物館を応援するサポーターがつくったもの。利用者目線で親しみやすい。

知れば知るほど楽しい樹冠トレイルの楽しみ方

写真:塚本 隆司

地図を見る

トレイル内8カ所にはブロンズ像が設置されている。成安造形大学(滋賀県大津市)の学生が琵琶湖にゆかりのあるものをテーマに博物館の研究員と細かなところまで作り上げた作品だ。レストラン前には植物プランクトン(ツヅミモ)をモチーフにした大きな緑色の鉄製オブジェもある。

知れば知るほど楽しい樹冠トレイルの楽しみ方

写真:塚本 隆司

地図を見る
知れば知るほど楽しい樹冠トレイルの楽しみ方

写真:塚本 隆司

地図を見る

森の中の古民家風の建物は「生活実験工房」だ。たんぼや畑もあり昔の暮らしの体験実習などが開かれる。常時展示ではないので、イベント情報などをチェックして出掛けよう。

ただの展望スポットとしては語れない琵琶湖博物館の樹冠トレイル。琵琶湖の自然を肌で感じる空中遊歩道は、何度でも訪れたくなる注目の新名所なのだ。
さらに耳寄り情報をひとつ。年間観覧券は入館2回分の1500円。しかも常設展示招待券が1枚付いてくるので、2人で行くなら年間観覧券購入がオススメだ。1年を通して使えるので、何度でも楽しもう。

滋賀県立琵琶湖博物館の基本情報

住所:滋賀県草津市下物町1091
電話番号:077-568-4811
開館時間:9時30分〜17時(最終入館16時30分)、レストラン10時30分〜17時(食事11時〜16時)
休館日:毎週月曜日(休日の場合は開館)、その他臨時休館あり
入館料:一般750円、高校大学生400円、中学生以下無料、年間観覧券や共通券あり
※樹冠トレイルのみの利用は無料
アクセス:
<車>名神「栗東IC」から約30分・名神「瀬田西IC」または新名神「草津田上IC」から約35分
<電車・バス>JR琵琶湖線「草津」駅下車。「西口」2番バス乗り場から近江鉄道バス・琵琶湖博物館行き(約25分)
駐車場:420台、550円(博物館利用者は駐車無料サービス券あり)

2018年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/11/01 訪問

- PR -

条件を指定して検索

LINEトラベルjpで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -