写真:沢原 馨
地図を見る「おび天 蔵」は、飫肥の町に店を構える「元祖おび天本舗」が出店するお店のひとつ。暖簾には大きく「おび天」と書かれ、その上に少し小さく「数百年の伝統の味」と添えられています。「おび天」は昔から飫肥の町で親しまれてきた伝統の味なのです。
※「おび天」は「元祖おび天本舗」の登録商標です。ご注意ください。
「おび天」ってどんなもの?と思われた方のために、少し説明しておきましょう。
いくつかの漁港を抱える日南市では、昔から魚のすり身を成形して油で揚げたものを「てんぷら」と呼んで日常的に食べてきました。「おび天」はその「てんぷら」の一種。「おび天」は魚のすり身にさらに豆腐や黒糖、味噌を加えるという独特の製法で、そのため、柔らかい食感とほんのりと甘い風味が特色なのです。一度食べると忘れられない味。今ではすっかり飫肥の名物として知られるようになりました。
写真:沢原 馨
地図を見る「おび天 蔵」は、その「おび天」の調理の様子を見学できて、お土産を買うことができて、店内で味わうことのできるお店。飫肥城大手門の前、観光用駐車場入口の横という抜群の立地で、飫肥の町に観光に訪れたなら、ぜひとも立ち寄っておきたいお店なのです。と言うより、飫肥観光のひとつとして立ち寄りたいお店なのです。
写真:沢原 馨
地図を見る駐車場側の入口から店内に入ってまず目に入るのが、入口脇に設けられた実演コーナー。「おび天」の調理の様子を見学することができます。材料を成形して、油に滑り込ませ、頃合いを見計らって油から上げる。言葉にすると簡単そうですが、これがなかなか難しい。美味しい「おび天」に仕上げるのは熟練の職人技なのです。
もちろん揚げたて熱々の「おび天」を購入することができます。「おび天」は冷たくても美味しいのですが、やはり作りたての熱々は格別美味。おやつ代わりにどうですか?
写真:沢原 馨
地図を見る実演コーナーの横では「おび天」をお土産用にパック詰めにしたものが販売されています。シンプルでプレーンな「おび天」がいちばんお勧めですが、ごぼうや紅生姜などを混ぜ込んだバリエーションも揃っています。お土産には詰め合わせがいいかもしれません。
※価格は変わることがあります。
写真:沢原 馨
地図を見る「おび天 蔵」の奥は食事処になっていて、定食や麺類などをいただくことができます。もちろん、それらのメニューには「おび天」が添えられています。「おび天」をご存知の方も、未経験の方も、ぜひ「おび天」を味わってみましょう。実際に食べてみて、気に入って、お土産に買い求めるという方もいらっしゃるようですよ。
写真:沢原 馨
地図を見る飫肥の名物として知られるようになった「厚焼き玉子」もぜひ食べてみてください。この「厚焼き玉子」も飫肥の町に昔から伝わる郷土料理のひとつ。江戸時代には飫肥の殿様に献上されていたといいます。
飫肥の「厚焼き玉子」は、銅板の型に入れてオーブンで蒸し焼きにするという独特の製法(昔は七輪で時間をかけて焼いていました)。甘く、プリンのような食感で、まるで“スイーツ”のような玉子焼きなのです。初めての方はちょっと驚かれるようです。ぜひ味わってみましょう。
写真:沢原 馨
地図を見る「おび天 蔵」の横から緩やかな坂道を100mほど北に辿れば飫肥城の大手門。「おび天 蔵」に立ち寄ってから飫肥観光に出かけるのも良し、飫肥観光の最後に「おび天 蔵」で休憩するのも良し。観光用駐車場の入口に建つという便利な立地が嬉しいですね。飫肥観光の際にはぜひとも立ち寄るべきお店ですよ。
写真:沢原 馨
地図を見るまた、「おび天 蔵」の建物は飫肥城下の建物で唯一残る「長倉」を活用したもの。飫肥藩役所の物産方が置かれていた建物を改修したものなのです。その意味でも、「おび天 蔵」に立ち寄るのは“飫肥観光のひとつ”というわけです。武家屋敷の残る、風情ある飫肥の町、楽しんでくださいね。
「おび天 蔵」の基本情報
住所:宮崎県日南市飫肥9丁目1-8
電話番号:0987-25-5717
アクセス:JR日南線飫肥駅から徒歩約20分/飫肥観光用駐車場利用可
2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/18更新)
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