JR明石駅南口から5分ほど歩いた場所にある「魚の棚商店街」は、全長350m、鮮魚店や干物店など約110店舗が軒を連ねる兵庫県屈指の商店街です! 明石駅の目の前には瀬戸内海・明石海峡が広がり、「明石の台所」と称されるほど、捕れたての食材が毎日このアーケードに運ばれてきます。
写真:いなもと かおり
地図を見る明石の町が大きく発展したのは、今から400年前の江戸時代に、初代藩主・小笠原氏が明石城を築いたことがきっかけ。城下町の町割りでは、商人や職人の住む地区、商業と港湾の地区、木材町や漁人の住む地区といった住み分けがされていました。
この魚の棚商店街がある場所は、当時、商業と港湾の地区にあたり「東魚町」と呼ばれていました。この東魚町が、現在ある商店街の原型と考えられています。1736〜41年には、すでに生ものを取扱う魚屋が56件、干物店が50件もあったそうですよ。明石城からも近く、歴代城主たちも重要視してきた歴史ある商店街なのですね!
写真:いなもと かおり
地図を見る明石名物といば明石焼(玉子焼)! 市内には70店舗もの専門店があり、魚の棚には、創業40年を迎えた老舗「よし川」をはじめとする8店舗が営業しています。卵を焼いたふわふわの生地に出汁をつけて食べる明石焼(玉子焼)は絶品! 個数が多い割には値段も手頃でお腹が満たされます。
栄養豊富な明石海峡で育った明石タコは、速い潮流に耐える太くて短い足が特徴で、食べ応えがあります。明石焼きの中にもタコが入っていますが、魚の棚商店街には明石焼(玉子焼)以外にも名物・明石タコが食べられる食べ歩き店があるのです!
写真:いなもと かおり
地図を見る近頃インスタ映えグルメとして取り上げられる「たかはしや」は、海産物や乾物を取扱うお店。定休日なしのたかはしやの店主は、ほぼ毎日店頭に立たれているというからスゴイです!
辛子明太子が店の目玉となっている店頭には、鳴門の茎わかめや淡路産のちりめんも販売中。お土産にもおすすめです!
写真:いなもと かおり
地図を見るたかはしやで販売している食べ歩きグルメは、串ダコ。5cmほどのタコがまるまる串に刺さった姿はなんともインパクトがありますね! しかも、中にうずらの卵が入っていて、甘辛いタレにからんだタコはお酒のつまみにしたくなるようなお味です。
<基本情報>
住所:兵庫県明石市本町1丁目5-19
電話番号:078-911-2271
アクセス:明石駅南口より徒歩5分
定休日:なし
写真:いなもと かおり
地図を見る明石市や神戸市内に10店舗展開する永楽堂は、タコを鉄板でプレスしてせんべいにしたお菓子の店! その創業は明治30年頃という⻑い歴史があります。一般的には「たこせんべい」の名前の方が知名度がありますが、ぺったん焼きはたこ焼きや目玉焼きは挟みません。
写真:いなもと かおり
地図を見る100パーセント明石で捕れたタコを使用する永楽堂は、機械による全自動ではなく、職人による手焼きにこだわります。なかでも、魚の棚店では毎日手焼き製造をしている姿を見ることができますよ。170度の鉄板で両面を焼き、挟んだ瞬間にはキューっと音が!
写真:いなもと かおり
地図を見るできたての真だこぺったん焼きが食べられるのも、魚の棚店の魅力! タコの旨味と香ばしい匂いに食欲がそそられます。食べ歩きもよいですが、顔ほどのサイズがあるので店内のスペースもご利用ください。
店頭では直径30cmほどもあるぺったん焼きも販売しており、なかには賞味期限が一ヶ月近くあるものも。そのサイズ感に驚くこと間違いなし! 明石を代表する定番土産です。
<基本情報>
住所:明石市本町1-2-9
電話番号:078-912-3977
アクセス:明石駅南口より徒歩5分
定休日:なし
写真:いなもと かおり
地図を見る魚の棚商店街の中心から南へ路地に入ってすぐの場所にある甘味処「来倭多(くわた)」。和モダンを基調とした店内は、季節やイベントごとにイメージされた飾り付けが施され、とてもオシャレ! つい長居してしまうほど落ち着いた雰囲気です。
来倭多のオススメスイーツは「あんもち」! お餅の上につぶし餡がのったあんもちは、ぜんざいと異なりお汁がありません。昔懐かしのあんもちが食べられるのも、明石駅周辺では来倭多だけ。旅疲れの身体に、餡子の甘さが染みていきます。
写真:いなもと かおり
地図を見る来倭多では、スイーツ以外にもランチメニューが充実しており、1080円でお腹いっぱいに食べられます。ライス、お味噌汁、メインのおかずに加えて7種の籠盛り惣菜、さらにはコーヒーやデザートまで! 充実の品揃えに大満足です。
<基本情報>
住所:明石市本町1-5-13
電話番号:078-913-3332
アクセス:明石駅南口より徒歩5分
定休日:日曜
写真:いなもと かおり
地図を見る地元民から「うおんたな」の愛称で知られる魚の棚商店街は、観光客にとても優しい商店街です。中間地点には休憩所「魚の駅」があり、トイレも完備されています。木曜日は商店街の半数ほどが定休日ですが、半数はいつも通り開店し、ゆったりとした時間が流れる穴場の曜日といえるでしょう。
歳末大売出しが行われる毎年12月上旬には、アーケードに大漁旗が飾られとても賑やかな雰囲気を楽しめます。
写真:いなもと かおり
地図を見るべんてん通りにはトリックアートが設置され、巨大タコとの記念撮影もできるようになりました。すべては利用者に楽しんでもらうため、商店街一丸となって魚の棚を盛り上げています。
旅にでたら、おいしいものでお腹いっぱいにしたい! 明石・魚の棚商店街には、地元明石産の海産物がたくさんあります。明石焼きだけではなく、ご紹介した食べ歩きグルメやスイーツも食べてお腹を満たしてくださいね。兵庫県明石市の台所「魚の棚商店街」がオススメです!
※関連MEMOには、明石駅周辺の"タコ土産"10選や、明石駅周辺の明石焼きオススメ3選の記事もあるので、併せてご覧ください。
2019年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/11/5更新)
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