米バージニア州の二つの世界遺産 モンティチェロとバージニア大学

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米バージニア州の二つの世界遺産 モンティチェロとバージニア大学

米バージニア州の二つの世界遺産 モンティチェロとバージニア大学

更新日:2018/12/09 18:49

いしい ひいのプロフィール写真 いしい ひい 元旅行会社勤務、アメリカ旅行ライター、フードコーディネーター

バージニア州の丘陵にひっそりとたたずむシャーロッツビルという小都市に、ふたつの世界遺産があります。ひとつはアメリカ独立宣言の起草者で第三代大統領であるトーマス・ジェファーソンの私邸「モンティチェロ」。もうひとつは、1819年創立の「バージニア大学」。ともに美しい自然に囲まれた、ネオクラッシック様式の壮麗な建築物です。最寄の老舗レストランもあわせてご紹介しましょう。

トーマス・ジェファーソンゆかりの世界遺産

トーマス・ジェファーソンゆかりの世界遺産

写真:いしい ひい

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バージニア州のシャーロッツビル(Charlottesville)は、歴史・グルメ・風光明媚と観光要素が集まった街。トーマス・ジェファーソンゆかりの二つの世界遺産があり、多くの観光客が訪れます。

ジェファーソンと言えば1776年、33歳のときアメリカ独立宣言を起草した、雄弁かつ名文で知られる人物。その後、バージニア州知事、駐フランス大使、初代国務長官を経て、第三代大統領に就任しました。政治家であるだけでなく、建築家、科学者でもあり、学問や芸術の発展に熱意を持って取り組みました。
そんな彼の私邸であるモンティチェロ(Monticello)と、彼が創立したバージニア大学が、ネオクラッシク様式を示す傑作として世界文化遺産に登録されているのです。

写真は、モンティチェロに設置されているジェファーソン像。彼が愛した風景の中にたたずんでいます。

ジェファーソンの理想が詰まったモンティチェロ

ジェファーソンの理想が詰まったモンティチェロ

写真:いしい ひい

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モンティチェロ(Monticello)は、建築に造詣が深いジェファーソンが、古代ギリシャ・ローマの建築様式を理想として、自ら設計した私邸です。1769年に建設が始まり、1809年完成。
標高260mの丘の頂上に建てられた邸宅は広大な庭園に囲まれ、さらにその周囲を美しい山々が取り囲んでいます。(Monticelloとは、イタリア語で「小さな山」を意味します)

モンティチェロでは、邸宅の見学ツアーが随時実施されています。一階の広々としたエントランスホールでまず目を奪われるのは、ルイス・クラーク探検隊が持ち帰ったアメリカ先住民からのお土産の数々。
ダイニングルームとティールームは日当たりがよく居心地良さそうです。そしてぎっしりと本が並ぶ図書室はジェファーソンの私室とつながり、彼がここで執筆や読書などしていた時代を偲ぶことができます。
(邸宅内の写真撮影は禁止されています)

ジェファーソンが愛した風景

ジェファーソンが愛した風景

写真:いしい ひい

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邸宅の外は、散策も写真撮影も自由です。さわやかな空気を感じながら、ゆっくり歩いてみましょう。邸宅を囲むように庭園と農園が広がり、馬をこよなく愛したジェファーソンらしく、立派な馬小屋も保存されています。
トーマス・ジェファーソンはじめジェファーソン家代々が眠る墓所もこの地にあります。

ジェファーソンが愛した風景

写真:いしい ひい

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ワインセラーもあります。フランスに長く滞在していたジェファーソンは、ワインが大好きでした!この他、氷をつくる施設や、肉を燻製する部屋も保存されています。

ジェファーソンが愛した風景

写真:いしい ひい

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奴隷たちが暮らした家も復元されています。独立宣言で「全ての人間は平等につくられている」と唱えたジェファーソンですが、モンティチェロでは200人もの奴隷が労働に従事していました。その当時の奴隷たちの暮らしを知るツアー(Slavery at Monticello Tour)も、1日2回実施されています。

<モンティチェロの基本情報>
住所:931 Thomas Jefferson Parkway, Charlottesville, VA 22902
電話番号:+1-434-984-9800
営業時間:10:00〜17:00(シーズンにより異なります)

ランチは米南部料理「ミッチータバーン」へ

ランチは米南部料理「ミッチータバーン」へ

写真:いしい ひい

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モンティチェロのカフェで軽食を摂ることもできますが、ランチは是非、ミッチータバーン(Michie Tavern)へ!モンティチェロのビジターセンターから、トーマス・ジェファーソン・パークウェイを1キロほど下った所にあります。

1784年から居酒屋兼宿屋として営業を始め、現在は伝統的な南部料理を提供するレストラン。お店の中に入るとまず、18世紀の服装に身を包んだ店員が笑顔のご挨拶。アメリカ南部らしいホスピタリティを感じることでしょう。

ランチは米南部料理「ミッチータバーン」へ

写真:いしい ひい

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ビュッフェスタイルのお店なので、好みの料理を好きなだけお皿に取り分けましょう。熱々のフライドチキン、BBQポーク、ビーンズ、コールスロー、マッシュポテト&グレイビー、ビスケットやコーンブレッドなど、アメリカ南部を代表する料理が食べ放題!

お店の周囲にはアンティークな雰囲気のお土産屋さんなどがあり、往時の風景が残されています。

<ミッチータバーンの基本情報>
住所:683 Thomas Jefferson Parkway, Charlottesville, VA 22902
電話番号:+1-434-977-1234
営業時間:11:30 -15:00(ランチタイムのみ営業)

観光客も家族連れも歓迎!歴史あるバージニア大学

観光客も家族連れも歓迎!歴史あるバージニア大学

写真:いしい ひい

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さてもう一つの世界遺産は、1819年ジェファーソンによって創立されたバージニア大学。モンティチェロから約8キロ、シャーロッツビルのダウンタウンからは約2キロのところに位置しています。
アメリカの大学で世界遺産に登録されているのは、この大学だけです。

ジェファーソンは、教師と学生が共同体として学びあう大学を理想とし、キャンパスを設計しました。
ロバート・ケネディ、エドガー・アラン・ポー、ジョージア・オキーフなど多くの著名人がこの地で学んでいます。保守的な地だけに、1950年までは白人のみが、1970年まで男子のみしか学部入学を許可されませんでしたが、現在は実に多様な人種の学び舎となっています。

バージニア大学の中心にあるのが、ロタンダ(Rotunda)と呼ばれるドームつきの円形建物。その中に入ると、自然の陽光が降り注ぐ席で学生たちが勉強をしている姿が見られます。白いドームと赤レンガの建物は、モンティチェロと非常によく似ていますね。

観光客も家族連れも歓迎!歴史あるバージニア大学

写真:いしい ひい

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ロタンダを中心に、教室、図書館、学生寮などが配置されたキャンパスはアカデミックな雰囲気で、格式ある美しさ。でも決して敷居は高くなく、週末にはLawnと呼ばれる芝生エリアで家族連れがくつろぎ、自由で平和な雰囲気です。

観光客も家族連れも歓迎!歴史あるバージニア大学

写真:いしい ひい

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キャンパス内には、美術館(Fralin Museum of Art)もあります。こじんまりした美術館ですが、アメリカのアーチストの作品を中心に、年間を通してさまざまな企画展が行われていますので、気軽に訪れてみてくださいね。入場は無料です。

<Fralin Museum of Artの基本情報>
住所:683 Thomas Jefferson Parkway, Charlottesville, VA 22902
電話番号:+1-434-243-5584
営業時間:火水金土10:00〜17:00、木10:00〜19:00、日12:00-17:00

アメリカ建国時の歴史を感じる街へぜひ!

バージニア州シャーロッツビルの二つの世界遺産は、18世紀のアメリカ建国当時を彷彿とさせる、すばらしい建築物です。さらにシャーロッツビルの西側には、ブルーリッジ山脈の景観が美しいシェナンドー国立公園もあるので、あわせて観光するのもおススメですよ!

2018年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/11/25 訪問

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