但馬空港「見学ツアー」、滑走路や管制塔もまるごと見られる!

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但馬空港「見学ツアー」、滑走路や管制塔もまるごと見られる!

但馬空港「見学ツアー」、滑走路や管制塔もまるごと見られる!

更新日:2018/12/14 11:31

シカマ アキのプロフィール写真 シカマ アキ 旅行ジャーナリスト、フォトグラファー、航空旅行アドバイザー

兵庫県豊岡市にあるコウノトリ但馬空港の「空港見学ツアー」が人気です。2018年度の「冬の部」は、12月1日から翌年3月20日までの実施。1日1組限定(5名まで)です。

滑走路横から離陸機を見たり、格納庫や対空通信室(管制塔)などを見学したりと、他の空港ではなかなかできない体験が目白押しです。先の「夏の部」では、テレビなどで取り上げられて完売に。全国から家族連れや航空ファンらが訪れています。

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本州最短路線の空港、出発前の飛行機を間近で見学

本州最短路線の空港、出発前の飛行機を間近で見学

写真:シカマ アキ

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コウノトリ但馬空港で実施されている空港ツアーの名称は、「1日1組限定 但馬空港まるごと見せちゃいます!!」(空港見学ツアー冬の部)です。2016年11月に始まったのを皮切りに、これまで冬と夏の期間限定で行われてきました。

ツアーの参加費は、大人平日5,000円/土日祝7,000円、小学生平日2,500円/土日祝3,500円です(2018年12月28日〜2019年1月4日は休業)

日本エアコミューター(JAC)が、大阪国際空港(伊丹空港)とコウノトリ但馬空港の間を毎日2往復で運航する定期便は“本州最短路線”でもあります。ツアーの参加にこの定期便を利用すると、参加費が割引となります(大人1,000円引き、小学生500円引き)。

ツアーは、伊丹発但馬着のJAC2321便が到着した後の9時35分から開始。所要約2時間です。空港職員がガイドを務め、ツアー参加者は空港車両(パトロール車)に乗り込みます。もし空港好きならば、この時点でテンションが上がるでしょう。

本州最短路線の空港、出発前の飛行機を間近で見学

写真:シカマ アキ

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まず、伊丹空港から到着した機体の近くを、パトロール車がゆっくりと走ります。車内からの写真撮影はもちろん可能。機体は、2018年に導入された新型、フランスATR社のATR 42-600型機です。

本州最短路線の空港、出発前の飛行機を間近で見学

写真:シカマ アキ

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パトロール車は、駐機場(エプロン)で機体のまわりをぐるっと回るので、左右どちらに座っていても、車内の窓を開けて機体を撮ることができます。

出発準備のための作業風景が近くで見られるのも、とても貴重です。

滑走路の横から離陸する飛行機、迫力満点!

滑走路の横から離陸する飛行機、迫力満点!

写真:シカマ アキ

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但馬から伊丹に出発するJAC2322便の機体を見学した後、滑走路の横に向かいます。この時ももちろん、パトロール車は滑走路のそばを走っていきます。

滑走路の横から離陸する飛行機、迫力満点!

写真:シカマ アキ

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滑走路の横では、パトロール車から降りて見学します。離陸のために滑走路に向かう機体がそばを通ります。

小型のプロペラ機とはいえ、滑走路と同じ目線しかも近くから動く機体を眺めるのは迫力満点です。離陸していく瞬間、機体はさらに近くをあっという間に通り過ぎ、飛び立っていく様子も見られます(※)

※当日の運航状況等によっては滑走路の横から見学できない場合もあり

滑走路の横から離陸する飛行機、迫力満点!

写真:シカマ アキ

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その後、パトロール車は滑走路の上を走ります。これも通常の空港ではなかなか体験できない、かなり貴重なものです。

滑走路上にある数字「19」は、滑走路に向かう方角を指します。真北が36(360度)、真南が18(180度)です。全世界の空港にある滑走路上には、01から36までの数字で示されています。コウノトリ但馬空港の滑走路は1200メートル、その両端に「01」「19」の数字が見られます。

滑走路の上に立つ貴重な体験、飛行機の格納庫も見学

滑走路の上に立つ貴重な体験、飛行機の格納庫も見学

写真:シカマ アキ

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滑走路の端まで来て、空港の管制から降車OKの指示が出れば、パトロール車から降りることができます(※)。ついさっき定期便が飛び立ったばかりの滑走路の上に立つことができるのも、極めて珍しいことです。

※当日の運航状況等によっては滑走路の上から見学できない場合もあり

滑走路の上に立つ貴重な体験、飛行機の格納庫も見学

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1200メートルの滑走路は、全国の空港の中では短いほうとはいえ、実際にその場に立つと、とても長く感じられます。なにより、天気が良ければ「絶景」そのもの。

奥の滑走路に「01」の数字も見えます。滑走路を背景に、記念撮影もできます。

滑走路の上に立つ貴重な体験、飛行機の格納庫も見学

写真:シカマ アキ

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滑走路を後にし、次の見学場所は「格納庫」です。飛行機の機体を入れることができる格納庫も、実際に入るとその広さがよくわかります。

空港ならではの除雪車両や管制塔の内部にも入れる

空港ならではの除雪車両や管制塔の内部にも入れる

写真:シカマ アキ

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コウノトリ但馬空港は、冬は雪が積もります。そのため、さまざまな除雪車両が合計7台、空港に整備されています。

その除雪車両も、空港ならではのものばかり。除雪作業のない日には、除雪車の運転席に座ることもでき、特に、この除雪車両の見学は、乗り物好きの子どもたちに大人気です。

空港ならではの除雪車両や管制塔の内部にも入れる

写真:シカマ アキ

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ちなみに、空港に積雪があった場合、午前の便に合わせて朝5時ごろから除雪を開始し、8時半ごろまでに除雪を完了します。夕方の便でも除雪を行います。

もし除雪が完了しなければ欠航となりますので、除雪車両は冬には空港の運用に非常に重要な役割を果たしています。

空港ならではの除雪車両や管制塔の内部にも入れる

写真:シカマ アキ

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パトロール車を降りてターミナルに戻り、「対空通信室」(管制塔)に上がります。ここも通常は立ち入ることができない場所。室内からは滑走路など空港がまさに一望できます。

定期便はもちろん、コウノトリ但馬空港の滑走路を使用する自家用機やスカイダイビングなどの離着陸などの指示を、この場所から行います。もし質問があれば、担当者に遠慮なく尋ねましょう。

国産旅客機「YS-11」のコックピットにも座れる!

国産旅客機「YS-11」のコックピットにも座れる!

写真:シカマ アキ

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さらに、このツアーでは、コウノトリ但馬空港のターミナル横に展示されている国産旅客機「YS-11」(日本航空機製造 YS-11A-500R型機、機体番号JA8734)の内部も見学できます。

かつて182機が製造されて旅客機などで活躍したことでおなじみのYS-11は、いまや現存するのは日本国内で数機のみという貴重な機体です。

国産旅客機「YS-11」のコックピットにも座れる!

写真:シカマ アキ

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YS-11の機内に入ると、客室がそのまま保存されているので「懐かしい!」と思わず言うツアー参加者も少なくありません。

そして、YS-11の操縦室(コックピット)も当時のままで、実際に操縦席に座ることもでき、記念撮影も可能です。往年の名機の、しかも本物のコックピットに座る体験ができるなんて、飛行機好きにはたまらないでしょう。

国産旅客機「YS-11」のコックピットにも座れる!

写真:シカマ アキ

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ツアーはこれにて終了。約2時間のツアーは、内容が充実していてあっという間です。

参加者限定で、今治タオル製の但馬空港ランウェイタオル(定価1,620円)、但馬空港オリジナルATR「コウノトリ号」ペーパークラフト(定価1,080円)が、特別価格で手に入ります。いずれも人気商品。お土産としておすすめです。

この空港ツアーには、プラス3,500円で「昼食付プラン」(※)もあります。ターミナルから歩いていくことができる空港レストラン「ジェットストリーム」で、名物メニューの溶岩焼き和牛赤身ステーキコース(ドリンクバー、サラダバー、スイーツ、コーヒー付き)を、ツアー後に味わうことができます。※火曜日除く

家族連れも航空ファンもうれしい内容の空港ツアー

定期便が毎日運航されている空港で、普段は立ち入ることができない場所にガイド付きで案内してくれる内容は、いずれも貴重な体験ばかり。ガイドは空港や飛行機などに詳しい空港職員で、1組5名までという少人数ということもあり、気になることがあればすぐ質問できるのも良い点。1名でも参加できます。

冬の時期は雪が積もる美しい空港の光景が見られることもあり、おすすめのシーズンです。

取材協力:但馬空港推進協議会、但馬空港ターミナル株式会社

2018年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/12/04 訪問

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