高雄市東北部の山の方に位置する甲仙地域は、高雄駅から「E32高旗甲仙快線」のバスでアクセスできます。片道2時間ほどで高雄駅からは一時間に約一本バスがでています。自然に囲まれた地域で、農産物の産地として有名ですが、その中でもタケノコ、タロイモの産地として知られています。
タロイモとはサトイモ科に属するイモで、日本で食べられている里芋の仲間です。里芋と同じくぬるぬるしています。これは多糖体や食物繊維などの成分で、腸の働きをよくしたり、胃を保護したり、コレステロールの上昇を抑えるとも言われています。また高血圧やむくみに効果があるカリウムも含まれています。
ほんのりとした甘みがありますが、栄養価が高く、低カロリー。カロリーもサツマイモの半分なのでダイエットフードとしても知られています。日本では味わえないタロイモ、ぜひ台湾で味わってみてください!
林寿路でバスを下車して、中正路へ出て文化路へと進みましょう。文化路にはタロイモを使った食べ物や飲み物を売るお店がたくさん並んでいます。もちろん採れたてのタロイモも売られています。タロイモのメニューには甘いスイーツ的なものもおかず的なものも存在します。
そのままの味を味わいたいなら茹でて塩やしょうゆをつけて食べるのがおススメですが、タロイモは素手で皮をむくとかゆくなることが多いので、手袋をしてむいてくださいね。
タロイモアイス「芋冰」は、シングル20元、ダブル40元。カップに入れてもらえます。味はタロイモのねっとり感があってクリーミー。このほか、アイスキャンディー「硬冰棒」もあります。味はタロイモ、ピーナッツ、小豆の三種類です。
「芋圓湯(40元)」は日本の白玉に似たタロイモ団子とサツマイモ団子、緑豆、小豆が入ったスイーツで、ホットもあります。冷たい「芋圓湯」は、氷で冷やされてモチモチした食感がとてもおいしいスイーツです。冬はホットでいただくとお汁粉のような感じで体も温まり、お腹もいっぱいになります。
店内では台湾式月餅のような焼き菓子などお土産にピッタリなお菓子もたくさん売られています。お店の一角では作っているところがガラス窓から見られます。お店の名物タロイモケーキ「紫芋酥」は、バラのようなきれいな丸い形をしているお菓子。ぜひチェックしてみてください。こちらのお店「甲仙小奇芋冰老店」は、中正路との交差点にあります。
<甲仙小奇芋冰老店の基本情報>
住所:高雄市甲仙區中正路2號
電話番号:07-675-1008
営業時間:9:00〜18:00
アクセス:高雄客運「甲仙」バスターミナルから徒歩約5分
「芋kue(kueの漢字は米に果)」というのは米粉、タロイモ、豚ひき肉などを材料にした餅のような食べ物で、蒸したり焼いたりしていただきます。写真のものは、ベジタリアン(素食)版なので肉は入っていません(5切れ40元、10切れ80元)。しいたけとタロイモがメインで、焼き上げた大根餅のような食感です。
焼く前のものも売られているので、買って帰ってご自宅で焼いてみるのもおススメです!真空パックになっていて一ヶ月ほどもちます。
蒸した「芋kue(巧)」も売られています。「芋kue(巧)」(一つ20元)はごろっとタロイモが塊で入っている感じでほくほくした食感です。焼いたものと蒸したものの食感の違いを楽しんでみてください!
台湾式月餅のような焼き菓子「芋酥」はどこのお店でも売られていると言ってもいいほどポピュラーなお土産。店頭では写真のように焼きたてを販売していることもあるので、チェックしてみてくださいね。
<三冠王芋冰城の基本情報>
住所:高雄市甲仙區文化路47號
電話番号:07-675-1316
営業時間:07:30〜20:30
アクセス:高雄客運「甲仙」バスターミナルから徒歩約6分
文化路には農作物の屋台も並んでます。郊外にあるので市内とは違って自然あふれる環境で、農作物も新鮮で安く手に入るのも魅力です。フルーツなども売られているので、台湾の地元の新鮮なフルーツを味わうことができます。
また、近くには猫を題材としたウオールアートが見られる「巷」と呼ばれる小道もあります。写真を撮るのに人気のスポットなので、時間がある方は歩いてみてくださいね。
きれいな水と自然に恵まれている「甲仙」で作られるタロイモは、粘り気があって香りがよく、柔らかいと言われています。産地で味わうタロイモは格別です!皆さんも高雄市内から足を伸ばしてタロイモの里「甲仙」を訪れてみませんか。
2018年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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