千葉勝浦で巡る絶景の岬と神秘の海底〜鵜原理想郷と海中展望塔

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千葉勝浦で巡る絶景の岬と神秘の海底〜鵜原理想郷と海中展望塔

千葉勝浦で巡る絶景の岬と神秘の海底〜鵜原理想郷と海中展望塔

更新日:2018/12/25 09:37

大木 幹郎のプロフィール写真 大木 幹郎 巨木マニア、低山登山者

千葉県の南東部に位置する勝浦市には、美しい景観のリアス式海岸が続く一帯があります。ここを存分に散策できるところが鵜原理想郷。深い入り江から遊歩道でいくつもの岬の展望地を巡ることができます。そして隣接する勝浦海域公園には注目の施設。海底から魚が遊泳する様子を覗ける海中展望塔。歩いて潜って満喫できる、南房総の海の景勝地をご案内します。

鵜原理想郷〜手弱女平とハイキングコースの詳細

鵜原理想郷〜手弱女平とハイキングコースの詳細

写真:大木 幹郎

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ここは手弱女平、鵜原理想郷にある代表的な景観の場所。滑らかな質感の岩の背を進んだ先、鵜原海岸の南東に伸びた岬の展望地。可愛らしいアーチ型の鐘台があり、ここは記念撮影に最適です。

鵜原理想郷があるのは勝浦市の海岸線の中央部。鵜原海水浴場のある湾から東、千葉県でも特にリアス式海岸の地形が発達したところ。この海岸にあるひと際大きな岬、明神岬の一帯が鵜原理想郷。深い入り江から続くいくつもの岬の展望地。豊かに茂る海洋性の草木。理想郷と称されてきた、古くから文人墨客に愛され、別荘地となる予定もあった景勝地。歌人の与謝野晶子が76首もの歌を詠んだ地です。

鵜原理想郷〜手弱女平とハイキングコースの詳細

写真:大木 幹郎

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鵜原理想郷の手弱女平では東側の展望も優れています。連続する複雑な海岸線と、その奥に勝浦湾の八幡岬。そして沖合の岩礁に建つ白い塔。この好奇心を騒がせる景観の施設は、海底見物ができる勝浦海域公園の海中展望塔。気になる施設の詳細は後半で。

鵜原理想郷〜手弱女平とハイキングコースの詳細

写真:大木 幹郎

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鵜原理想郷ではハイキングコースで美しい自然景観を存分に楽しめます。1周約2.3キロメートル、移動時間は約1時間。コースの起点は勝場港から北に位置する駐車場が目印。ここから右へ進み、手弱女平へは約15分。その先は時計回りに、毛戸岬〜黄昏の丘〜鵜原海水浴場〜勝場港と巡って戻ります。道中では要所にある道標に従って進みましょう。

ハイキングコースでは5つのトンネルを抜けます。コース起点からすぐに2つのトンネルが連続。少し間をおいて、この3つ目の野趣あるトンネルを抜れば、理想郷と呼ばれる絶景が始まります。

鵜原理想郷・毛戸岬〜展望の岬と秘められた浜

鵜原理想郷・毛戸岬〜展望の岬と秘められた浜

写真:大木 幹郎

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手弱女平から西方面の眺め、鵜原理想郷の先端部に続く断崖の海岸線。正面には波の浸食で手弱女平から分離した、ひとつ島と呼ばれる岩峰の小島。右奥に見える断崖の先端が毛戸岬、ハイキングコース上の展望地では最南端にあります。手弱女平から約15分。毛戸岬の奥に見えるのが明神岬の峰(木々に覆われ展望なし)。

鵜原理想郷・毛戸岬〜展望の岬と秘められた浜

写真:大木 幹郎

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手弱女平から毛戸岬へ向かう前にも、素晴らしい景観のところがあります。それが毛戸浦。手弱女平と毛戸岬の間にある、秘密の箱庭のような景観の浜。ひとつ島の間近に迫る岩峰と、接する手弱女平の断崖は大迫力。

毛戸浦への入口は、毛戸岬の手前にあるハイキングコースの分岐点。この分岐点から左の小径を下って約5分。

鵜原理想郷・毛戸岬〜展望の岬と秘められた浜

写真:大木 幹郎

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毛戸岬の楽しみは、太平洋の大展望の他に、毛戸浦も見下ろせること。ひとつ島の毛戸浦に聳える姿、その南側にある括れたところにご注目を。波の浸食で開いた小さな洞門があります。なお岬の周囲は断崖絶壁。柵の外へ身を乗り出さないようにしましょう。

鵜原理想郷・黄昏の丘〜心安らぐ雰囲気の展望地

鵜原理想郷・黄昏の丘〜心安らぐ雰囲気の展望地

写真:大木 幹郎

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黄昏の丘は毛戸岬から約5分。ハイキングコース上でも特に平らで開けた丘の上は、心安らぐ雰囲気の場所です。ここから真っ直ぐ南に進めば白鳳岬(写真左)。沖には鵜原島と呼ばれる岩礁が見えます。

黄昏の丘から南西にも小径が伸びています。その先にあるのは鵜原理想郷の鎮守の森。木々に覆われた明神岬の峰に大杉神社があります。

鵜原理想郷・黄昏の丘〜心安らぐ雰囲気の展望地

写真:大木 幹郎

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黄昏の丘は南側だけでなく西側にも展望が開けています。鵜原理想郷の岬に抱かれる鵜原湾。その奥には守谷地区まで続く白い岩壁の海岸線。

黄昏の丘から先はハイキングコースの後半。公衆トイレの前を過ぎて下ってから、4つ目のトンネルを抜けます。そして鵜原海水浴場の東端へ着くまで約10分。

鵜原理想郷・黄昏の丘〜心安らぐ雰囲気の展望地

写真:大木 幹郎

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ここはハイキングコースにある5つ目のトンネル。このトンネルへの道は、鵜原海水浴場の東端にある公衆トイレの横から続いています。まるで異世界と繋がっているようなトンネルの先には、深い入り江に拓かれた勝場港。港を抜けて道路へ出れば、ハイキングコースの起点は目の前です。

<鵜原理想郷の基本情報>
所在地 :千葉県勝浦市鵜原
連絡先 :0470-73-6641
アクセス:JR鵜原駅から徒歩10分、圏央道・市原鶴舞ICから約45分
駐車場 :鵜原理想郷駐車場(無料)

海中展望塔〜いざ海中の秘密基地へ!

海中展望塔〜いざ海中の秘密基地へ!

写真:大木 幹郎

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鵜原理想郷から東へ続くリアス式海岸の一帯は、約14.5ヘクタールの勝浦海域公園。その中心にある施設が、沖合に建つ秘密基地のような姿の海中展望塔。全高24.4メートル、海底にある展望室の直径は約12.7メートル。国内最大級の海中展望塔で、海上から望む太平洋の大パノラマと、たくさんの魚が遊泳する神秘の海底世界を満喫できます。

海中展望塔へ向かう道中も楽しいもの。観覧券売所の先にあるトンネルを抜けて、長い桟橋を歩いて向かいます。リアス式海岸の渚の海上散歩。

海中展望塔〜いざ海中の秘密基地へ!

写真:大木 幹郎

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海上の約8.3メートルの位置にある展望室。沖合の約60メートルから望める太平洋の大パノラマは壮観。ここは景色だけでなく居心地も良いところ。壁際には椅子が並び、興味を惹く掲示物がたくさん。なお、観覧の順路は海底の展望室が先です。

海中展望塔〜いざ海中の秘密基地へ!

写真:大木 幹郎

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海上の展望室で迎える夕刻は印象的な景観。西の右奥には鵜原理想郷の岬が見えます。

勝浦海域公園にある海中展望塔の他の施設について。観覧券売所がある管理センターには、1階に地元物産を扱う売店、2階にレストランの三日月亭があります。道路沿いには海の資料館と県立の博物館も。

海中展望塔〜海底の展望室から覗く神秘の世界

海中展望塔〜海底の展望室から覗く神秘の世界

写真:大木 幹郎

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海上にある展望室から螺旋階段を下り、水深約8メートルの海底にある展望室へ。「これより海中」という提示に気分が高まります。なお、海上と海底の展望室を繋ぐ螺旋階段は、上りと下りが別々。戻るときにご注意ください。

海中展望塔〜海底の展望室から覗く神秘の世界

写真:大木 幹郎

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海底の展望室は円筒形の構造。天井が高いため海上の展望室よりも広く感じます。全方位の壁には海底の様子を覗ける窓。ここは寒流と暖流の接点にある、海の生き物が豊かな海域。窓の外には多種多様な魚たちが暮らす、神秘の海底世界が広がっています。窓から窓へ魚の姿を追い求め、何度も展望室を周ってしまうことでしょう。

海中展望塔〜海底の展望室から覗く神秘の世界

写真:大木 幹郎

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海底の展望室で出会えるたくさんの魚たち。季節や天候によって変わりますが、よく見られるのはメジナの群れ。その他に確認できた魚は、カワハギ、ソラスズメダイ、タカノハダイ、ニザダイ、ツノダシ、ハコフグ、メバルなど多様です。

面白い動きをしていた魚の一部をご紹介。体をホンソメワケベラに掃除させて、気持ちよさそうに漂うブダイ。ここは魚たちにとっても憩いの場。

<海中展望塔の基本情報>
所在地 :千葉県勝浦市吉尾
連絡先 :0470-76-2955
アクセス:JR鵜原駅から徒歩15分、圏央道・市原鶴舞ICから約45分
駐車場 :海の博物館と共用(有料)
営業時間:09:00〜17:00(最終受付16:30)
観覧料 :大人¥960、小中学生¥470

勝浦でリアス式海岸の景勝地を歩いて潜って満喫

以上、千葉勝浦にあるリアス式海岸の景勝地のご案内でした。鵜原理想郷は古くから文人墨客にも愛されてきた景勝地。深い入り江の奥から切り立つ岬の先端まで、いくつもの展望地を巡ることができます。約2.3キロメートルのハイキングコースは歩き応えも十分。勝浦海域公園にある国内最大級の海中展望塔では、海上の大パノラマと、水深8メートルの海底から、多種多様な魚が遊泳する神秘の世界を満喫。南房総の特筆すべき海の景勝地を、歩いて潜って満喫しましょう。

2018年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/11/20 訪問

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