19世紀半ばからイギリス人によるニュージーランドへの入植がはじまり、最初に「クライストチャーチ」がニュージーランドの最も古い市として誕生しました。「クライストチャーチ」の命名は、初期入植者の多くが、英国オックスフォード大学・クライストチャーチカレッジの出身者であったことからとされています。
2011年2月22日午後0時51分(現地時間)にカンタベリー地震が発生し、多くの被害が出ましたが、その後復興が行われています。街のシンボルとして有名なクライストチャーチ大聖堂は、その地震で不幸にも倒壊しましたが、今はその跡地の大聖堂広場が震災を語り継ぐ場所になっています。(2017年に10年がかりの大聖堂の再建が決定しています)
クライストチャーチに行くには、日本からの直行便が到着するニュージーランド北島のオークランド空港から、国内線に乗り換えて、クライストチャーチ空港まで約90分ほどのフライトが必要です、空港から約10Kmほどに位置する市内中心部までは、市バスで約30分ほどです。
また、北島ウェリントンから南島ピクトンに渡るには船となりますが、車窓から牧場と山脈が連なる大自然をのんびりと眺めながら、鉄道か、長距離バスを利用しても行くことができます。
クライストチャーチ中心部には、観光用にトラムと呼ばれる路面電車が走っています。一日乗り放題で、大人一人25NZD(約2000円)のチケットを買うと、停車駅のどこからでも乗り降り可能です。市内の1周4kmほどの環状のルートを、のんびりと約50分ほどで巡っています。
クライストチャーチ大聖堂、カンタベリー博物館、クライストチャーチ植物園などの観光名所の入り口近くに駅があるので、観光巡りには便利です。
クライストチャーチ大聖堂横にある大聖堂広場には、2001年にミレニアムを祝うため作られた金属製の花束のように見えるオブジェがあります。
クライストチャーチのエイボン川はゆったりとした流れの川です。川では、木製の小舟に乗って観光ができるバンティングと呼ばれるアクティビティが行われています。バンティングでは、イギリス・エドワード朝時代の衣装を身に着けた船頭さんの舟に乗って、のんびりとした時間を過ごすことができます。舟の乗り場は、植物園入り口近くの川岸にあります。
1867年に開館したカンタベリー博物館では、レンガ作りの建物の中に、カンタベリー地区の開拓の歴史、マオリ文化、ヨーロッパからの移民の歴史、南極探検に関する資料、調査標本の展示が行われています。
ヨーロッパからの移民の歴史も展示されています。
日本の文化の紹介で、浮世絵なども展示されています。
<カンタベリー博物館の基本情報>
電話番号:+64-3-366-5000
アクセス:大聖堂広場から徒歩10分
(植物園に隣接、入り口近くに路面電車駅あり)
クリストチャーチ市ができてまもなくの1863年に、クライストチャーチ植物園が開園しています。園内にはニュージーランド固有の植物と海外からの植物を合わせ、1万種以上の植物が集められていて、市民や観光客の憩う場所として人気があります。
園内では、四季を通じて花々が咲いています。
園内には穏やかな流れの「エイボン川」が通っていて、パンティングの小舟から園内の花々を見ることもできます。
<クライストチャーチ植物園の基本情報>
電話番号:+64-3-941-7590
アクセス:大聖堂広場から徒歩10分
(博物館に隣接、入り口近くに路面電車駅あり)
クライストチャーチ植物園を囲むように、広さが世界第3位といわれる広大なハグレー公園があります。
ハグレイ公園は、1855年に、カンタベリー州政府により設立された公立公園です。
園内では、散歩する人、ジョギングする人、子供連れなどが行き交っています。公園内の散歩道の途中には池もあり、本や音楽を楽しみながらのんびりと過ごすこともできます。
散歩道が整備されているほかに、クライストチャーチの各種スポーツ競技施設としても使用されていて、ゴルフ場も公園の中、フェンスもなく設置されています。
NZ南島最高峰のマウントクック、星空の撮影で有名なテカポ湖、観光都市クイーンズタウン、世界遺産のミルフォードサウンドなどへのツアーが、クライストチャーチから行われています。
市内の観光名所をのんびりと巡って、さらに一足伸ばしてツアーにも参加してみませんか?
2018年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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